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ぶらりファイト 浦安GPSウォーキングの巻
2007/03/04(日) 00:00 ぶらり自己満足の旅 | ぶらり旅行記
(↑上の日付は旅行日を示しています)
2007/03/15 初版作成
【PASMOスタート前にやっておきたかったこと】
いよいよ開始が間近に迫ってきたPASMO。主にパスネットをきっかけにいろんなことをしてきたこのぶらり旅も、一つの節目を迎える時が近づいている。ひと思いに「やめます」と言わない、歯切れの悪いところがいかにも私らしいが(笑)、ともかく、PASMO以降は「パスネット」をネタに旅をしたりする機会はほとんどないであろう。
そうなる前に、是非ともやっておきたかったことが一つあった。それは、ディズニーリゾートラインにはじめて乗りに行った時に思った、「家からパスネットだけでDRLに乗りに行く」。ディズニーリゾートラインに気軽に徒歩で乗り換えできる鉄道駅はJR京葉線の舞浜駅のみ。なのでDRLに用事がある時はこれまで、JRを使用してきた。しかし一度はパスネットだけで乗りに行きたいと思っていた。PASMO以降、パスネットが全く使えなくなってしまう訳ではないし、特にDRLはしばらくPASMOは導入しないみたいで、何もこの時期に慌ててやることはないのかもしれない。しかし、PASMO=Suica相互利用なので、PASMOだけで舞浜経由で来られるようになってしまう。それとこれとは別のことだけれども、やはりスッキリしない。ここはひとつ、まだPASMOがはじまる前にやっておく義務が私にはある(大袈裟)。
パスネットだけでDRLに乗りに行くというのはつまり、東西線の浦安駅から舞浜駅まで歩く、ということである。かなり歩きではあるけど、できない距離ではない。ただなかなか実現できなかったのは、歩くのが面倒くさかったってのが一番だけど(笑)、何より「歩いたよ」ということを旅行記として残すのにいい方法が思いつかなかったからだ。歩いて、要所要所で写真を撮影、まぁこれしかないんだろうけど‥と思い続けて幾年月。時代は流れ、ハンディGPSという最高に興味津々なアイテムが安価に手に入るようになった。「これで実際に歩いた記録を公開できれば、ぶらり感倍増!!」アイテムの入手も間に合い、いよいよ浦安GPSウォーキングに出発! 今回は、使用したGPSツール(PSP + MAPLUS)の使用レポートもしていきたい。
【まずは久しぶりのあの博物館へ】
大和 09:00発
↓ 小田急江ノ島線 相模大野行(各停)
中央林間 09:07着 ¥150
「パスネットだけで」行くので、当然往路はJR不使用ルートで。といっても田園都市線から東京メトロに直行できるので乗り換え回数的にはラクラク。ところで、中央林間からは9:14に急行があったんだけど、大井町行だったもんで乗らなかった。大井町線との接続、正直私は渋谷方面へ行く用事しかないので、便利なんだかよくワカラン。
中央林間 09:22発
↓ 東急田園都市線・東京メトロ半蔵門線(直通) 押上行(急行)
九段下 10:10着
九段下 10:12発
↓ 東京メトロ東西線 西船橋行(各停)
葛西 10:32着 ¥550
九段下のオレンジの改札で乗り換え、浦安‥に行く前に、手前の葛西で降車。ここまで来たら地下鉄博物館へ行くのも私の義務(また大袈裟)。約5年前に行ったっきり、リニューアル後も訪れていないので、いい機会と行ってみた。
東京メトロ 葛西駅。以前来たときはまだ営団でした。
葛西駅前は工事しているところが多かった。
地下鉄博物館の入口2007。ロゴが青色になりました。
リニューアルしてもやっぱりきっぷな入館券(以前と同じく¥210)を購入して入場。リニューアルしただけあって、館内は小ぎれいな印象。
入館券とごあんない。
入ってすぐのところにあった顔ハメポイント。
奥の丸い形のところでは、地下鉄の歴史みたいな映像が流れていた。
館内スタンプポイントのひとつ。
売店で「探検ノート」を購入し、館内に点在するスタンプポイントでスタンプを集めるとまるちゃん・ぎんちゃん(地下鉄博物館の新しいマスコット)のグッズなどがもらえるとのこと。ムムッと思ったが、面倒なので(笑)ノートすらも買わなかった。以前からあったもぐちゃんのスタンプブックも売っていたが、こちらでスタンプを集めてもグッズは貰えないらしい。
順路からいくと後半、赤坂見附・永田町の立体断面図模型とか、シミュレータとか、資料室とか、そのあたりはリニューアル前とあまり変わらなかった。地下鉄博物館といえばそのへんがワクワクポイントだろうし、いいところは残す、良いリニューアルだなと思った。
【使用GPS機器などのご紹介】
さて、ウォーキング開始の前に、今回使用する機器などのご紹介を。構成はこんな感じ。
- PSP
- PSP用GPSレシーバー PSP-290
- PSP用ソフト: MAPLUS ポータブルナビ
GPSレシーバー PSP-290。
この写真のソフトはGPSに対応していません(笑)
PSPはもともと持っていたので、今回の目的にあわせてGPSレシーバー同梱版を購入した。GPSレシーバーとMAPLUSポータブルナビの組み合わせについては、「最初の測位に時間がかかる」「地図がややお粗末」といった評価を耳にしていたが、私の主目的は「ルートの記録」(MAPLUSでは「あしあと」と呼ぶ)なので、それがこの価格で実現できるなら申し分ない。購入直後(2/28)に一応自宅近辺で試してみたところ、概ね良好な結果が得られた。記録した「あしあと」は、PSP上での表示はもちろんのこと、MAPLUSの会員ページで簡単に地図表示することができるし、Google Earthで使われているKMLに変換することもできる(後述)。私にとっては非常に投資対効果の高い買い物だった。
話が前後するがまず、今回歩いたルートをご紹介。以下の地図はALPSLAB routeを使って、歩いたルートをあらためて入力したもの(=GPS生データ使用ではない)。
3/4 浦安〜舞浜の徒歩ルート。再生ボタンで進行方向に動きます。イカスぜ!!
ALPSLAB routeの投稿ページはコチラ
※ALPSLAB routeは2011年7月1日でサービス提供を終了したため、現在ここではサービス提供当時のキャプチャ画像を貼っています。再生ボタンを押しても動きません。
ALPSLAB routeでは、MAPLUSを含めGPS機器などの記録データを(変換してやれば)アップロードすることもできる。実際にやってみたが、データが大きすぎたのと、誤測位部が激しかったため、ルート紹介のためには生データは使わずキレイに入力したものを採用することにした。
で、生データはどんな感じになったかというと‥
瞬間移動しまくってます(笑)。水色の線がGPSの記録になるんだけど、黄色い○をつけた部分やDRL乗車中などは、GPSの測位が一時的にできずに誤測位したと思われる部分。特にモノレール車内は、葛西臨海公園の向こうまで飛んでるし、ディズニーランド/シー内を一直線に横断しようとしてるし‥本当はデータを間引いて整形とかするのかなぁ? 今回はじめてなのでそのまま使ってみたけど、記録してそのまま使えないんじゃちょっと面倒な気がする。
GPSのデータには緯度経度のほか、そのとき向いていた方角や日時も含まれている。特に日時は、デジカメで撮った写真などを日時でわかるようにしておけば、どの場所で撮影したかが容易にわかる。写真のファイル名を日時にして整理したら非常にやりやすく、そして「そうそうこのへん!!」と思い出せて、とてもおもしろかった。
ここからは、実際に記録したルートを元に、そのとき撮った写真を交えてぶらりレポートする。
【その1: 浦安駅〜猫実〜境川】
葛西 11:02発
↓ 東京メトロ東西線 西船橋行(各停)
浦安 11:04着 ¥160
(1) 東京メトロ 浦安駅。
写真の右側のほうでしばらく現在地を測位していた。
葛西から一駅の浦安に到着。浦安に来るのははじめて。葛西と作りが変わらないような駅なのに、妙に駅ナカのショップが充実しているように見えた。ここから舞浜駅までの徒歩ルートを記録していくので、早速GPSをスタンバイ。
MAPLUSを起動したらまず現在地を測位するのだが、これに時間がかかることがあるという話。室内など衛星が見つけられない場所ではもちろんできないし、空の下でも高いビルの隙間などでは難しいようだ。浦安駅前は広々としている‥ものの、人通りが激しい中でポツンと立ってはいられない。なので、駅舎のすぐ下の目立たないところでOKとなるのを待っていた。駅前にはビラを配っているおばちゃんがいて、そのワリとすぐ横で立ってたので、ちょっとはずかしかった(笑)。
運がよかったのか、比較的早く(5分くらい)測位完了。長時間はずかしい思いをしないで済んだ。時刻は11:20くらい。それでははりきってウォーキングスタート!!‥と歩き出してすぐ、ゲーセンにひっかかったり(笑)。室内にいったらGPS NGになるってのにね。地図上でルートが西方向にすっとんでるのはそれが理由です。「わっNGって出てるよ!そりゃそうか!!」なんて言いながら、慌てて外に出たりした。
(2) 駅前商店街入口付近の歩道橋より。
これから先のルートについては全く未計画。なんとなく南のほうへ行けばいい、くらいの認識だ。大雑把とはいえ手持ちの地図があるので、それを頼りに舞浜へ向かうことにしていた。まさにぶらり旅。ちなみにMAPLUSにはルート案内機能があるが、案内中は「あしあと」が残せないので、案内は使用しない。
通常このように知らない街に来た場合、多少遠回りになったとしても大通りを通っていけば、方角を見失う可能性も少なく、道に迷いにくくなる。しかし今回は、こんな状況ではあまり踏み込まない路地などに入り、あとで足跡を見て楽しもうと思い、地図にあるランドマーク的な施設を目指して車も入れないような細い道に突入してみた。地図を持ちながらも軽く道に迷って、ウロウロしている様が記録として残ったら、いかにも私らしいし(笑)。
しかし! 道には迷わなかったんだけど予想外の事態発生! まず浦安小学校を目指して歩いていると、結構頻繁にGPS NGになるのだ。あたりは住宅密集地だが、そんなに背の高い建物はない。なんとも下町風情ただよう街並みなんだけど、住宅の密度が濃いっちゃ濃くて、空が見渡せな‥くもないと思うんだけどなぁ。ともかくGPSの感度が悪いのは事実。記録も誤りが多く、妙に長いあさって方向の直線があったりするのはそのため。
(3) そんな住宅街の中にあった浦安小学校。
記録上はグランド内をジグザグに歩いたように見えるけど、実際は入ってません。
(4) 浦安小のそばにあったコカコーラの自販機。
浦安とはいえ千葉なのでMAXコーヒー有。
しかしこれではまともに記録を残せないのではないか、と心配になってきた。せっかくの下町風情を堪能している余裕もない。なので少し大きめの道に出る方向に予定を変更。大通りなら衛星的にも大丈夫だろう、という判断だ。
(5) 「猫実3丁目」バス停。
少し広い道に出ると、「猫実3丁目」のバス停が。このへんは猫実というのか‥とその前に、バスが通ってんの? と思うくらい、そんなに広い道でもないのだ。後で調べてみたらおさんぽバスという、最近よくあるコミュニティバスの停留所だった。なるほど小さい車両なら通れるくらいの道幅だったが、この時はバスにも遭遇せず、首をかしげながら歩いていた。
とりあえず大通りを目指すため、また若干細めの道に入る。GPSはともかく、だんだん慣れてきてあたりを見渡す余裕もでてきた。
(6) 浦安はディスティニーな(チョット違)キャンペーン中だったらしい。
(7) 境川を渡る境橋。奥の向こうのほうに見えるのは江川橋。
境川まで出てきた。さすが川のそばは天空を見渡せ、GPSも感度良好に。川沿いには軒先に長靴が干してあったりと、風情満点。なんとなく漁師町みたいな雰囲気だった。このへんに昔の面影が残ってるのかな。
【その2: 大三角線縦断】
(8) 江川橋には船の像が。
江川橋で境川を渡り、最寄りの大通りに出た。地図によると、この道をまっすぐ南に行けばとりあえず間違いなさそう。広々とした通りでGPS的にも問題はない感じ。でも散歩的にはやや退屈なことになってしまった。
ところでこの道は国道?県道?何号線なんだろう‥と思ったら道ばたに書いてあった。
(9) 大三角線(おおさんかくせん)
「大三角線」というらしい。手持ちの地図はあまり広域で表示はしていないので、一見してどんな感じで三角なのかはわからない。でもまぁ何かしら三角なんだろう、ということにして、ひたすら南を目指す。
(10) 熱帯魚屋さんをみつけ、私のGPSの師・bonちゃんを思い出して思わず撮影、GRACE PET。
時刻はぼちぼち正午近く。小腹がへってきた上に、デジカメの電池も少し心配。地図を見ると、この先にampmがあると出ている。他にもコンビニは多々あるようだが、ampmならEdyも使えるし、ということで向かってみた。んだけど、遠くから見るといつも見ているampmとは店構えが違うようだ。次第に近づいてみると‥
(11) Food Style 浦安堀江店。
あれ? 100均!? よ〜く見たらちいさく「ampm」と書いてあるものの、実際は「Food Style」という、ampmの別業態(100均スーパー)であった。おにぎりとか電池とか、売ってない訳じゃないようだけど、「八百屋じゃなぁ〜」と思ってしまい、結局この時はインせず。ちなみにEdyも使えるようだった。
そんな訳でメシは目的地到着後にすることにし、電池もまだまだ大丈夫そうなので先へ進む。電池といえば、どちらかというとPSPのほうが心配になってきた。こちらは乾電池で代用できないし。という訳で若干早めに歩く。
(12) 道沿いにあった堀江中学校。
(13) この日一番キレイに撮れた写真(笑)、くるまやラーメン浦安店。
(14) デカい送電線に沿って遊歩道みたいなところがあった。
「しおかぜ緑道」というらしい。写真は富士見3・4丁目付近。
(15) 沿道に南国風味な木が並ぶ、堀江橋付近。
だいぶ長いことテクテク歩いて、ようやく堀江橋の手前まで来た。遠目にディズニーの建築物も見えるようになり、いよいよ舞浜に近づいてきているのがわかる。ここから道は西のほうへカーブしていて、橋の上で旧江戸川沿いに出る‥おぉ! 広々〜!!
(16) 旧江戸川。対岸は葛西方面。
この写真では見えないけど、「ダイヤと花の大観覧車」もよく見えるくらい、見晴らしがよかった。
【その3: 舞浜ローズタウン縦断】
(17) 舞浜公園の入口。
堀江橋から信号を渡って、すぐそばにあった舞浜公園へ行って一服休憩。小さな公園だったが、この時はあまり人もいなくて、のんびりできた。
手前のほうにある椅子で一服してました。
公園内にあった馬さんと、何故か新幹線。
(18) 公園の隣は舞浜小学校。
(19) 舞浜2丁目付近。
奥に建設中のディズニーの施設が見える。
公園を突き抜け、住宅地の中へ。このへんって、DRL開業時に舞浜リゾートラインの本社があると思って来た、舞浜2丁目だ。「舞浜ローズタウン」という名前らしい。ここに本社はないよナ。
(20) 舞浜ローズタウンを抜けたところにあった道路案内。
(21) 舞浜駅への歩道橋。
ここまで来れば駅も見えるし、一度来たこともあるのでもう道には迷わない。舞浜駅到着は12:40くらい。写真撮りながら&休憩も有りでのんびり来たとはいえ、約1時間20分くらいで歩いてこれた。いや〜、歩いた歩いた。ちなみに、住宅街ではやはりGPSの反応はよくなかった。
【その4: ディズニーリゾートライン乗車中もGPS】
(22) 舞浜駅前に到着。
(23) イクスピアリもやや久しぶり。
舞浜駅=リゾートゲートウェイステーションに到着。ウォーキング的にはゴールだけれど、「パスネットだけでDRLに乗る」のが最終目的なので、パスネットで入場。PSPのほうの電池はまだまだ余裕な雰囲気だったので、乗車中も記録を残し続けてみることに。ただ当然のことながら、屋根のある駅舎に入った途端にGPS NGに。ここまで来たらあまり期待はせず、来たモノレールに乗車。
リゾートゲートウェイステーションのホーム端の窓から撮影。
ちなみにこの位置でGPSは一旦OKとなった。
一応電車メインなページなので、こんな写真も撮っといた。
幸いそんなに混雑もしていなかったので、窓際に着席してGPSを外に向けて乗車を続けた。すると、走行中GPS反応有り! うおおッ! 燃えてきた!! と、いくらまわりがみんなリゾート客とはいえ、一人でヘンな盛り上がり方をしてるのもアヤシイので(笑)、人知れず興奮。とはいっても駅につくとNGになるし、走行中でも場所によってはNGとなることが多く、結果記録としては園内横断みたいなことになってしまった。もちろん、一周乗車しただけでランドにもシーにも入場していません。
イクスピアリに戻ってきて、GPS計測終了。
という訳で、スタート地点から記録し続けてきたMAPLUSの「あしあと」記録を終了。念願叶ってパスネットだけでDRLに乗車できた。この日は少し暑いくらいの陽気で、非常に清々しくウォーキングすることができた。
舞浜駅では、さっきおあずけにした昼食(結局おにぎり)をNEW DAYSで買って、もうここから先はパスネットじゃなくてもいいんで(笑)JRで帰路へ。途中蒲田で友人達と遊んで帰った。
舞浜 13:30発
↓ JR京葉線 東京行(快速)
東京 13:44着
東京 13:57発
↓ JR京浜東北線 大船行(快速)
蒲田 14:14着 ¥450
蒲田 17:19発
↓ JR京浜東北線 磯子行(各停)
横浜 17:36着 ¥210
横浜 18:00発
↓ 相鉄本線 海老名行(急行)
大和 18:20着 ¥250
3/4の印字。印字だけだと途中歩いたとかわかんないのよネ。
【MAPLUSの「あしあと」データ加工、感想など】
帰ってきて、今日の足跡を確認してみようと大和駅前でMAPLUSを起動した。ちなみに「あしあと」は、連続データとして使いたいためスタート(浦安駅前)からゴール(DRL一周乗車後)まで、途中で中断などせずひたすら記録し続けていた。舞浜公園で休憩中もそのまんま。そんな状態で記録した「あしあと」を見てみると‥
あしあと一覧。
ををっ! こんなにいっぱい!? 一番上の2/28付のものは、購入直後に自宅近辺でテストした時のもの。それ以外はすべてこの日(3/4)の記録である。どうも一定時間ごとに分割されていたらしい。一つのファイルに記録し続けてたらファイルが大きくなっちゃうから、これはこれで納得の仕様だけれども、スタートからゴールまでを一連の流れとして使いたいと思っているので、これを見た時は「うわっ面倒そう」という感想だった。
メモリースティックに保存されるMAPLUSのあしあとデータは、NMEAフォーマットという形式のテキストファイルで、分割されていても単純にくっつければ連続データとしてまとめることができる。なので、たくさん分割されたものも簡単にひとつにまとめることができた。ただ、まとめて巨大になったデータをMAPLUSの会員ページで表示させようとしたら、できたはできたけど動作が著しく遅くなり、使い物にはならなかった。会員ページでは分割されたままの範囲で使用するのがいいようだ。
一つにまとめる件も含め、データのKML化などは tnoma さんのブログ「[の] I LOVE 位置情報」のコチラ「PSP用MAPLUSあしあとデータをGoogle Earthで見る方法」を参考にさせていただいた。参考というかほぼそのまま。一応手順を復唱しておくと、
GPSBabelについてはMac OS X版もあり、せっかくなのでそれを使った。DOSのコマンドを使っている時点でWindowsを使っているので、そのままWin版でやればいいんだけど、こんなところでヘンなこだわり(笑)。もちろんGoogle EarthもMac版を使用。
MAPLUSについて気づいたこと、思ったことなどの感想も書いておく。「あしあと」が主な目的の私としては、値段相応のお買い得品、という評価だが、あまりカーナビや携帯電話のナビ機能クラスのものを期待していると、かなり低機能感が漂うと思うので、もし購入を考えている人がいたら再度熟考したほうがいいと思う。
- ナビゲーションしている間は「あしあと」記録ができない。
- 高いビルのそばでなくても、住宅密集地に入ると測位できないことが多かった。
- 開始時の測位(コールドスタート)は、場所を選べば2〜3分で開始できる。
- 画面上の道の太さが均一なので見づらい。
- 駅ホームや電車の中では測位困難、ただし車内では、窓際なら測位できるケースあり。
- 「あしあと」は、連続データになると思ってたのでずっと稼働させっぱなしだったが、結局分割されてしまう。なので、建物内などGPSの届かない場所へ入る場合はあしあと記録を終了し、電源を落としてしまった方が長時間使える、と思う。
- ヘッドアップ(地図が自動的に自分の向いている方角が上になる)は徒歩モードでは不可。クルマモードではできる。徒歩の場合はL・Rボタンで任意の方角に自分で変えないといけない。