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PASMOの実証実験に参加
2007/04/06(金) 23:38 ぶらり自己満足の旅 | ぶらりメモ
3/18、ついに運用開始された「PASMO」。早速実証実験が行われているというので、身近なところでの開催ということもあり試してきた。
【東急線の9駅で非接触IC カード「PASMO」を利用した実証実験を実施(PDF)】
(以下、上記より抜粋)
[実証実験の概要]
各駅に設置されたカードリーダー付きのポスターや映像表示装置へのタッチ履歴を、カードのID番号と関連づけて、データサーバーに蓄積します。映像表示装置は、履歴データに基づいて参加者個々に合わせた情報を表示し、サービスを提供します。
今回の実証実験では、3カ所以上の駅でカードリーダー付きポスターや映像表示装置にタッチした方の中から抽選で景品が当たる「タッチラリー」や、クイズに正解するとルーレットで「TOP&カード」の入会ポイントが最大2500 ポイント当たる「ゲーム」を実施します。
実験期間 2007年3月18日(日)〜4月15日(日) 設置内容 ・カードリーダー付き映像表示装置
(三菱電機製「インタラクティブ・デジタル・サイネージ」システム)
<渋谷、横浜、あざみ野の3 駅に設置>
・カードリーダー付きポスター
(シナジーメディア製「HONEYCOME(ハニカム)」)
<大井町、大岡山、青葉台、中央林間、目黒、日吉の6 駅に設置>
・当選券・応募券を発券するプリンター付きカードリーダー「キャンペーンカウンター」
(シナジーメディア製「HONEYPOP(ハニポップ)」)
<渋谷、横浜、あざみ野の3 駅に設置>実験効果の
検証方法PASMOのタッチ回数や、インタラクティブ・デジタル・サイネージのタッチパネル利用回数、キャンペーン申込み状況、利用者アンケートなどから効果を測定します。
実証実験とはいっても、景品などがあたるれっきとしたキャンペーンなので、「タッチラリー」の条件を満たすために数駅をまわってきた。クイズについては、あたるのが「TOP&カードの入会ポイント」ということで、入会の予定はないのでやらなかった。
中央林間駅に設置された「カードリーダー付きポスター」。
小田急改札→東急改札方向に歩いているとかろうじて気づく場所だった。
リーダー部分の拡大図。
この写真は3/30に大岡山駅で撮影。
まずは通勤で毎日訪れる中央林間駅から。SuiPoのようにタッチする部分がポスターの外で目立っている訳ではなく、ポスターと一体化しているので、「ホントにここなのかな」と首をひねりながら、そしてはにかみながら(笑)恐る恐る定期入れをリーダー部へ近づける‥‥んだけど、何の反応もない。結構グイグイと押しつけてみたけど無反応。音でも光でも、何か出てくれないとわからないなぁ。と、結局その時はそれなりにしてしまった。しばらく考えて、そういや私は株式会社タマガワの「ICカードプロテクター 読む・読まない!?」を使っているので、もしかしてコレがいけないのかも、と翌日(3/28)にあらためて定期入れからPASMOを出してタッチ。すると「ホワ〜ン」という音と共に「ご参加、ありがとうございました」と礼まで言われてしまった。どうもこの「ハニカム」というリーダーは、改札などと比べて電波が弱いようだ。
タッチラリーは3駅以上まわらないといけないので、3/30に目黒→大岡山とまわってみることに。まずは目黒駅、改札前にポスターがあるとのことなんだけど‥一見して見あたらない。あまり来ない駅なので「別の改札があるのかな」とウロウロしながらよく見ると、TOP&カードの入会特設カウンターの奥にひっそりとあった。カウンターのあたり一面がピンク色で、保護色になって気づかなかった。カウンターにはスタッフの方々もいる訳で、入会する気のない私は非常に困ったが、別の駅で代用するのもちょっとツラいと思い「あの〜、それ(ポスター)、やっていいっすか」とスタッフに言ってみた。すると「あ、どうぞどうぞ」と気前よくタッチさせてくれて、ポスターからに加えスタッフの方からも「ありがとうございました」と礼を言われてしまった。いろいろ事情はあると思うが、設置場所には気を配っていただきたいところ。
そのまま目黒線に乗り、大岡山駅で下車。こちらは改札前にわかりやすく設置されていたので難なくタッチ。それからは途中寄り道などをしつつ、東横線で横浜へ。ここには「映像表示装置」があるのだが、稼働時間が20時までと比較的はやくに終わってしまい、この日はその時間も過ぎていて、画面には何も表示されていなかった。試しにリーダーにタッチしてみたが、当然ながら無反応だった。
横浜駅に設置された「カードリーダー付き映像表示装置」。
あくる日の3/31、日中にあらためて横浜駅へ。当初、ここではクイズしかできないんだと思いこんでいて、ここまでで3駅まわってきたのだが、よく見たら映像表示装置でもラリーに参加することができるのであった。それなら目黒をとばしてもよかったかなと思いつつ、巨大なタッチパネル画面のほうをいろいろタッチしてみる。
タッチラリーの説明を表示させたところ。
タッチパネルの操作にも特に悩まず、画面は大きく動作も軽快。ただ「このウィンドウを閉じる」とかいう表現がちょっとヘンだなーと感じた。ところで、この実験では「参加者個々に合わせた情報を表示」するとのこと。参加者の趣向にあわせた内容を表示でもするのか?‥私の場合だと、近寄っただけでPASMOのロボットとかが表示されるのかな〜、とそれならともかく、心の奥底を読み取ってデカデカと裸婦像とかが表示されたらどうしよう! こんなに人通りが激しいのに!!‥ってそんな訳ゃなくて、「あなたがタッチした駅の数」というのが表示できた。
「あなたがタッチした駅の数」個別情報もこの通り。
特にタイムラグもなく瞬時に表示されて、思わず「おお〜」と唸ってしまった。
応募要件を満たしていることをあらためて確認できたところで、奥のほうにあるテコプラザのキャンペーンカウンターで応募の申し込みをしにいく。カウンターに設置されたリーダーにタッチし、プリンターから印刷される用紙に必要事項を記入して、横にある箱に入れて応募完了。
ICカードリーダー付きポスター、というと、先行しているSuiPoとどうしても比較してしまうが、携帯との連動に異様な煩雑さを感じたSuiPoに対し、こちらは非常に気軽な印象を受けた。キャンペーンの応募が所定の場所で手書き、というのがアナログな感じがするが、参加者の裾野はずっと広がると思うし、手書きなところで逆に安心感まで漂ったり。ゲームのほうはやっていないけれども、ただタッチするだけではじめられるなら簡単だし楽しそう。こんな仕組みで様々なサービスが広がるのを期待させてくれる、そんな実験だった。