MUE点
暗中模索を続けるシマヤンのWebサイトへようこそ
ぶらりファイト 英語版ドッカ〜ン!の巻
2002/05/28(火) 00:00 ぶらり自己満足の旅 | ぶらり旅行記
(↑上の日付は旅行日を示しています)
2006/11/07 初版作成
【約一年間の「ぶらり」の真価が問われる時】
こちらでも注目していた、英語版パスネット。ワールドカップサッカー大会開催にあわせて、横浜高速鉄道を除く19社局で一斉に発売。私が何も知らずに「ぶらり旅」をはじめた当初は、とりあえず全社局のカードが一枚ずつあればいいなんて小さい志ではじめ、そのうち独自柄で並べたいといって買いなおし(無印、#、も〜っと!)をしたりした。その頃は重要視していなかった「全社局共通デザイン」も、慣れるにつれやはり共通デザインはパスネット収集の基本であるという意識が高まってきた。複数の社局が揃ったデザインのカードを出す、ということに、コレクションとしての美を感じるのは当然なのかもしれない。
ただこれまで、「全社局共通デザイン」といっても本当に全社局が出すとは限らなかった。そこへきてこの英語版は、ほぼ全ての社局が同じデザインのカードを揃って発売する。これを揃えないでどうする!何も知らなかった一年前とはもう違う。ほんのちょっとだけ(笑)知識がついたいま、あらためて「ぶらり旅」の真価が問われる。なんて誰も、そして自分自身も、そんなこと問わないけど。
【ひさびさの大規模ぶらりのため入念に旅行計画】
数多くの社局のカードを一度に買う、という意味での「大規模」なぶらり旅を実行するためには、入念且つ綿密な計画が必要である。英語版発売当日の5/28は平日だが休みとり、万全の体勢で望む。
このような書類を作り、当日は印刷して持ち歩きながら行動。左は各社局発表のリリースなどを参考に発売券種と予定発行枚数、そして当日の購入予定を記したもの。右は行程表である。購入予定が全部ではないのは、以下のような取り決めとしたため。
- 一度に全部買うほどリッチな財政事情ではないため(笑)、およそすぐは売り切れないであろう3000円券、5000円券は後日購入にする
- ただしゆりかもめは発行枚数が少なめなので、当日全部買う
- 通販利用可な西武と多摩モノは通販で購入する
発行枚数で購入内容を検討したり、旅行的に無理がかかりそうなところでは通販も積極的に活用など、いままでの経験がだいぶ役にたっている。特に行程表には、経験は更に色濃く反映されている。
- 時刻までキメキメにしてしまうと、不測の事態が発生した時などに対応が厳しくなるので、そこまでは決めない
- 予定駅で購入できなかった場合のことを考慮し、「保険」駅の設定もある程度しておく
オレも少しは成長したなぁ‥と、練り上げたルートを見て思わず涙。って、最初が無鉄砲すぎただけという説も。しかしあらためて見返してみると、埼玉高速や舞浜が追加されたとはいえ、大筋ははじめての大規模ぶらりと変わらない。自らの足跡をたどり、成長の程を確認する。
【もう地元では慌てない、でも指くわえ】
閉店が決定したダイクマ大和店
迎えた5/28当日は快晴。閉店してしまうダイクマに涙しながらも、思いを新たに出発。まずは地元の大和駅で小田急1000円券を定期券うりばで、相鉄1000円券をカード販売機で購入。相鉄の他券種は定期券うりばで発売とのことで、見ると欲しくなってしまうので(笑)これ幸いと改札イン。
大和 10:54発
↓ 相鉄本線 横浜行(急行)
横浜 11:14着 ¥250
横浜駅前、三越近辺。
横浜では去年、京急の導入を知らなくて慌てたなぁ‥なんて思い出しながら、一応相鉄1Fのカード販売機を見ると、機械そのものが新しくなっている上に全券種販売中で思わず「買いたいなぁ」と指くわえ(笑)。でも今日はその予算はないので素通りし、しばらく残っていてくれ!と念じながら横浜市営1000円券、京急1000円券、東急1000円券って感じで購入。
横浜 11:31発
↓ 東急東横線 渋谷行(急行)
渋谷 12:04着 ¥260
横浜からは東横線の急行で渋谷に出る。以前何回か東横特急に乗ったものの、「普段乗らないから早いのかワカラン」と言い続けていたが、急行に乗って見て「やっぱ特急は早い」とようやく感じた。
窓越しなのでアミアミ、な渋谷スクランブル交差点付近。
渋谷では京王1000円券と営団1000円券を購入。京王は井の頭線改札前のカード販売機で購入だったんだけど、ここも全券種入っててまたもや指くわえ。
渋谷 12:14発
↓ 営団地下鉄銀座線 浅草行
新橋 12:28着 ¥160
渋谷からは銀座線で新橋に出、まずはゆりかもめ。ここは発行枚数が少ないようだったので、指はくわえずに全部買う。去年工事中だったゆりかもめ新橋駅も新しくなって久しいが、駅の中(改札外)にコンビニのサンクスが出来ていた。売店はなくなっちゃったのなー、と思ったら、サンクスでゆりかもめグッズ等も売っていて心配無用。思わず、以前スルーした「ぷるぷるユリカモメ」を買っちゃった。
その後、もう迷わない駅事務所で全券種(1000円券、3000円券、5000円券)くださいと駅員さんに言ったら、奥からカードを持ってきて「えっとブツ‥‥いやカードはこちらです」と渡された。ブツ〜!!(笑)その筋の駅員さんなんだナと推測。その筋って何。鉄筋!?
新橋ではもういっちょ、都営も購入するため浅草線改札前の定期券うりばへ。そこにはみんくるシールはたくさん貼ってあって非常によろしいのだが、英語カードは置いてないらしい。何!!と思ったらカード販売機にあった。という訳で都営1000円券は無事に買えたのだが、販売機に5000円券も入ってて、本日三度目の指くわえ。そろそろ指が減ってきそうだ(減らん)。
JR新橋駅ホームより。SLに布が被せてあった。
新橋からは山手線で東京に出、京葉線で新木場へ向かう。東京駅3・4番線ホームでメシ(おにぎりパクつき)&一服してたら、会社から仕事のTELが有り、思わぬ足止めをくらう。まぁここまで順調だったし、電話の内容もすぐ片付いたのでヨシかな。それにしても京葉線のホームは遠い。それでもやっぱり京葉線乗り換えが一番時間がかからないようなので、少しでも余裕をもっておこうと採用。
新橋 12:43発
↓ JR山手線 内回り
東京 12:47着
東京 13:08発
↓ JR京葉線 蘇我行(各停)
新木場 13:18着 ¥160
新木場に到着。ここまで順調だったのもあり、TWR用に設定していた保険駅(天王洲アイル、国際展示場など)はスキップし、時間短縮を優先した。したものの「ここで売ってなかったら逆戻りだしなぁ」とドキドキしながらTWR側改札のほうへ行くと‥よかった売ってた〜という訳で1000円券を購入。ここもカード販売機での発売だったけれども、1000円券しかないので指はくわえない。
新木場駅ホームより。
うっすらと「ダイヤと花の大観覧車」が見える。
去年、葛西臨海公園の前を通った時はまだ工事中で、名前すら知らなかった「ダイヤと花の大観覧車」をホームから眺めながら、次の電車を待つ。JR側の改札では観覧車柄のイオカードを売ってたなぁ。
新木場 13:27発
↓ JR武蔵野線 府中本町行(快速)
舞浜 13:31着 ¥150
【経験フル活用の千葉エリア、でも学ぶことはまだあった】
イクスピアリ。
新木場を出てすぐ舞浜に到着、千葉エリアに突入。DRLといえばみんなニッコニコ。もちろん今回も例外なし。窓口のおねえさん(といっても確実に年下)は美人だし愛想いいし、ああもう!毎日来たい!! ‥という訳にもいかないので、目的の1000円券のほか、ピノキオ柄や、券売機マルチ券など余計なカードも買って自己満足。ちなみにリゾートゲートウェイステーションでは立ち売りもしていたが、そこでは英語版の販売はなかったみたい。
さて、東京からここ舞浜までは、京葉線でも武蔵野線でもどちらでも良かったが、ここから先船橋方面へ向かうには武蔵野線を選択しなければならない。マリンドリームとかむさしのドリームとか、夢見がちな名前の電車の、どっちがどっちかの区別はバッチリつくようになった。でも武蔵野線がなかなか来ないことは、私の知識向上とは関係ない。この時間少ないんだよな〜。ベッカーズで昼飯#2を食べようとしたけど混んでて入れず、仕方なくホームでアイス食べたりしていた。
舞浜 13:59発
↓ JR武蔵野線 府中本町行(快速)
西船橋 14:11着
西船橋 14:17発
↓ JR総武線 津田沼行(各停)
船橋 14:19着 ¥210
ようやく来た武蔵野線で西船橋へ出、即座に総武線で船橋へ移動。もはやパスネットで西船橋駅を宛てにはしないし、東海神までチョイ乗りしたりはしない。東葉高速はもう少し先で大丈夫。どうだいこの余裕、などと慢心してしまったバチが当たったのか、意気揚々と向かった東武野田線船橋駅では英語カードもう売り切れ!!ぐわっ、まだ14:20なのに!!
ここまで順調だったものの、いよいよ不測の事態発生。しかしそれが、後々フォローのしやすい東武であったことに若干の安堵感を覚え、落ち着いて京成船橋駅へ向かう。
船橋駅前は工事中。
ビルが建つんだね。
友人もいるし、すっかりおなじみの地となったここ船橋は駅前工事がいよいよ本格的になったようだ。そんなのを横目に、京成船橋駅で3000円券を購入し津田沼へ。
京成船橋 14:26発
↓ 京成線 東成田行(急行)
京成津田沼 14:32着 ¥150
津田沼は今回単なる乗換駅であるが、料金確認のため一旦改札外に出る。ここでも京成はカード販売機で英語版発売中であった。
京成津田沼 14:40発
↓ 新京成線 松戸行
北習志野 14:49着 ¥160
北習志野駅前風景。
駅前商店街の名前は「JuJuきたなら」
津田沼から新京成線で北習志野へ到着。新京成の1000円券は窓口でも発売中であったが、平日で営業中のトラベルジョイで「せっかくなので購入」。続いて東葉1000円券は窓口で購入。さっき船橋でみせた東葉への余裕、とはいえ北習志野で売り切れだったらどーしよ、とホントはヒヤヒヤしていた。売っててよかった‥。
北習志野 14:59発
↓ 新京成線 松戸行
新鎌ヶ谷 15:12着 ¥170
しんかま駅ホームにて。
更に新京成線を乗り継いで到着した新鎌ヶ谷駅では、窓口で北総1000円券を購入。それはともかく東武ですよ、と東武側の駅へ向かってみるも、ここも売り切れ。むぐー、という顔をしていたら、「野田線は割当が少なく、始発時間とほぼ同時に売り切れ」と駅員さんが教えてくれた。なるほど、東武線は販売駅が多いぶん、割り当てに差が出るんだな。そしてこういう時野田線の駅はあまり宛にしないほうがいいようだ。またひとつ、千葉エリアのセオリーを学んだ。
学んだはいいものの、東武の英語カードを入手していないことには変わりないので、どうしようかと大いに悩む。しかしそこは広範囲な東武、まだルート上に手はある。
新鎌ヶ谷 15:24発
↓ 北総・公団線 羽田空港行(普通)
東松戸 15:30着 ¥370
Suica、もう400万人、なポスター。
とりあえず北総線で東松戸に到着、予定通り武蔵野線に乗る。のはいいけどちょっと時間があったので↑のようなポスターを眺めたり。Suica、開始から約半年でもう400万人も使ってるのね。
【埼玉エリアで問題解決、そして目標達成】
東松戸 15:44発
↓ JR武蔵野線 府中本町行(各停)
南越谷 16:06着 ¥380
東松戸からはそのまま東川口まで行く予定であったが、手前の南越谷で途中下車。眼鏡のレンズが厚い(まだ言ってる)さいたまで、東武カード問題を解決する。
新越谷駅ビル。
南越谷から歩いてすぐの新越谷駅へ。ここにもなかったら、少しルートを変えて東武線を渡り歩く覚悟でいた。んだけど、新越谷の窓口に早速あったのでホッとした〜!!という訳で無事1000円券を購入。安心間もなく南越谷へ戻り、一路SRへ。
南越谷 16:18発
↓ JR武蔵野線 府中本町行(各停)
東川口 16:21着 ¥150
やたらいろんな駅に貼られていた、
Suicaチャージに関するポスター。
東川口に到着。東武の件も解決し、余裕でこんな写真を撮ったりしながら、定期券うりばでSR1000円券を購入。これにて、本日予定していた全ての購入がコンプリート。ほぼ予定通り、東武はちょっと予定外だったけれども、それもまたいい経験となった。このまま気分よく、毎度のロマンスカーで帰宅〜、と@クラブで予約しようとしたんだけど、いい時間はもう満席(平日だったの忘れてた)だったので、またもやSR・南北線・目黒線ブチ抜きで帰ることにした。
SR東川口駅ホームに貼ってあった、英語ポスター。
SRの二重扉。
一応東川口であることがわかるように撮ったつもりなんだけど、にじんじゃった。
東川口 16:39発
↓ 彩の国スタジアム線・営団地下鉄南北線・東急目黒線 武蔵小杉行(各停)
新丸子 17:58着 ¥880
新丸子駅の電光掲示板。
倍角使用中。
ブチ抜きといっても、終点の手前の新丸子駅で下車。全カードが買えて本日の仕事は終了、はやく頭文字D Arcade Stageをやりたかったのだ。この頃はもうホントにハマってたので‥。遊んだあとは、横浜経由で帰宅した。
新丸子 18:49発
↓ 東急東横線 桜木町行(各停)
武蔵小杉 18:50着
武蔵小杉 18:53発
↓ 東急東横線 桜木町行(急行)
横浜 19:12着 ¥210
横浜 19:30発
↓ 相鉄本線 海老名行(急行)
大和 19:50着 ¥250
【残りのカードは、我慢できず結局すぐ購入】
通販で頼んでいた西武1000円券、多摩モノ1000円券は、翌日の5/29に自宅に到着。またこの日は、会社帰りに大江戸線新宿駅のカード販売機で都営5000円券を早々に買ってしまった。すぐ売り切れないだろうとは思っても、やっぱり気になって仕方がなかった。だもんでその次の日の5/30には、残りである相鉄3000円券、5000円券、京王3000円券、5000円券と結局全部揃えてしまった。こんなことなら5/28に指をくわえず全部買っちゃってもよかったなぁ、なんて。それでも、全て揃えたカードを七並べのように並べた時の満悦度といったらもう。‥でもなぁ、たまに黄色と緑が混じってるのが美しくないんだよなぁ。
まぁそんな感想もあるけど、おおよそ予定通りのぶらり旅ができたことに、若干ながらも成長した自分を感じた。しかしそれと同時に、あまり予定通りにいってしまったことが退屈だった、なんて思ったりして。慣れたり、知識が増えていくということは、そこに冒険がなくなっていくということでもある。今回東武で焦ったけれども、済んでみればそれが一番の思い出となった。ぶらり旅の真価を問うということは、自分の成長を確認するということではなく、まだ見ぬ世界を探究し続けよ、ということだったのかもしれない。なんてね、そうはわかってもこんだけ一気に買うんじゃ、予定通りに行ってくれなきゃ困りますってね。ともあれ、無事に揃えることができてよかった。