ぶらりパスネットの旅 端まで行こうツアー成田空港/印旛日本医大/三崎口篇

(↑上の日付は旅行日を示しています)
2001/09/20 初版作成

【突然行くことになった端ツアー第二弾】

千葉方面の端として設定した成田空港・印旛日本医大は、特に日程などは決めていなかった。次の端ツアーは「懐かしの車両」柄の発売日に三崎口に行くかなーと漠然と考えていた程度だった。しかし、ある「ブツ」が9/1に発売されるという情報をキャッチ、それにあわせて急きょ千葉方面の端ツアーを決行。しかも決行中、北総・公団線が京急に直で乗り入れているというだけの理由で印旛日本医大から三崎口まで行ってしまった。ほとんど電車に乗りっぱなしの端ツアー第二弾。さて、その「ブツ」とは‥


【9/1のルート】

9:04 大和→(小田急江ノ島線)→中央林間→(東急田園都市線・営団半蔵門線)→表参道→(営団銀座線)→上野・京成上野→(京成線)→成田空港→(京成線)→勝田台・東葉勝田台→(東葉高速線)→北習志野→(新京成線)→新鎌ヶ谷→(北総・公団線)→印旛日本医大→(北総・公団線・京成押上線)→押上→(都営浅草線・京急線)→三崎口→(京急線)→上大岡→(横浜市営地下鉄)→湘南台→(小田急江ノ島線)→大和 19:58


【8/29に発覚、衝撃の「ブツ」発売日】

8/29(水)は市役所に用事があったので休暇をとった。が、朝一で行ったらサッサと用事が済んでしまったので、その後なんとなくぶらり旅に出た。デジカメもメモも持たない、真・ぶらり旅である。

方角は千葉方面、東武・京成・東葉高速あたりでそろそろ20社柄が出てないかなーというのがこの日の主な目的である。この3社を効率よくまわるとなるとまずは船橋。残念ながら東武・京成のどちらも20社柄は出ておらず、続いて東葉高速方面へ。京成船橋からうすい方面の電車に乗ったが、津田沼から新京成で北習志野に行こうか、勝田台まで出ようかと特に決めてはいなかった。う〜んどっちかなと言っている間に津田沼駅に到着。まだ決めかねていたその時、車内から見た新京成のホームにこんなポスターを発見。


新京成オリジナルグッズ告知ポスター

新京成オリジナルグッズの発売を告知するポスター。
初めて見かけたのは8/29京成津田沼駅だがこの日はデジカメを持っていなかったので、あらためて9/1に北習志野駅で撮影。

むぅッ!しんちゃんのぬいぐるみ!?遠くから見たので詳細はわからないが、どうやらしんちゃんのぬいぐるみが発売されているらしい。その瞬間、京成津田沼駅に降りたっていたのは言うまでもない。

京成津田沼の改札を一応出てみるが、どうも販売している様子はないので再び改札から入り、ホームへさっき見たポスターを確認しにいく。でよく見てみると、ストラップは発売中だけどしんちゃんとチョロQは9/1発売とのこと。ちょっとはやかったのか‥と残念に思うのもつかの間、ポスターを読み進めていくとしんちゃんはただのぬいぐるみではなく「プルプルしんちゃん」であることが判明。あのけい太くんと同じ原理でぷるぷる前進をするというのだ。しかもちょっとアホ面!こ、これはイカス!!そういえば千葉方面の端ツアーとして設定した成田空港・印旛日本医大へ行く際には新京成を利用することだし、じゃ9/1を千葉端ツアー日にしてプルプルしんちゃんを買いにこよう、ということにして、次の目的地である北習志野へ向かう。この時乗った電車が「しんちゃん電車」で、ボディにしんちゃんイラストのペイントがされていたり、しんちゃんシートだったりした。

北習志野に到着、しかし東葉さんはまだ19社柄を売っていた。まぁまた9/1に来ることだし、さほどのダメージも受けず次の目的地へ‥って、この先はどこへ行くかまだ考えていない。路線図を見ながらうーんと考え、こっち方面でありながら9/1に寄るのは時間の都合で難しい、でも一度は行っておきたい東武博物館へ向かうことにした。北習志野からは→(東葉高速)→西船橋→(JR総武線各停)→亀戸→(東武亀戸線)→曳舟→(東武伊勢崎線)→東向島 というルートで行った。


【東武博物館で謎の怪獣を発見!】

東向島に到着、東武博物館は東向島駅と同じ建物‥のように見えたがそうかな?ともかく道に迷うこともなく到着。早速入口を入ってすぐの売店をのぞき、20社柄が置いてないかチェック。まだあきらめていない。で置いていないことを確認。仕方ないので他におもしろそうなグッズはないかなーと見ていると、どうにも気になるパッケージのビデオが1本ある。気にはなるのだが一見して詳細がわからないのと、せっかく来たから入館しようと思っていたので、そのビデオは後まわしにして入館(おとな¥200)。

東武博物館内の内容等についてはオフィシャルページを見ていただいた方が正確な情報として伝わると思うのでここでは割愛。この日は夏休み終了間近ということもあってか、平日にもかかわらず親子連れが多かった。一番印象的だったのは、2F休憩コーナーの横にある「向島サテライト」。ここに実際の通勤車両(形式忘れた)の座席を模した席がある(吊り革とかもある)のだが、そこに2組の親子連れがいて、子供たちは子供たちだけで勝手に遊んでいた。お母さん二人はそんな訳で母親どうしでおしゃべりをしていたようなのだが、電車の座席でしゃべりあう姿がまさにホンモノの電車の中さながら!私は館の出口へ向かって歩いていただけなのに、思わずいま乗車中なのかと錯覚してしまった。というか、何もこんなところまで来て電車内を忠実再現しなくてもいいのに‥って、別に忠実再現してる訳じゃないか。おそらくご近所の方々なんだろうな。

相変わらずそんなことしか見ていない私は館内を足早に一周、再び売店前にやってきた。そして気になっているビデオを再度確認。


すすめ!スペーシア

気になるビデオ「すすめ!スペーシア」のパッケージ。
この怪獣はもしや‥‥!?

「すすめ!スペーシア」と題されたこのビデオ、子供向けであるということは容易にわかる。そこから内容もおのずと想像がつく。しかし気になるのはこの怪獣のようなキャラクター。スペーシアなの??スペーシアって私の中における「カッチョエエ車両」のNo.1だったんだけど、なんかイメージダウン(笑)。まぁそれはおいといて、もうひとつ気になるのは「オリジナルソング4曲入り」の表記。「歌!?」と、週刊欽曜日に於ける小西博之(コニタン)のような驚きを示す私。

購入するか否か、ポイントはこの2点である。「このスペーシア怪獣が本編中に登場するのか」「どんな歌なのか」おそらく怪獣キャラは登場するだろうからいいとして、歌がどんな歌なのかを知りたい。よくある子供向けの乗り物ビデオにあるような、汎用的な歌ではつまらない。東武ならではの歌(及び映像)であることが大切なのだ。しかしパッケージ表面だけ見ていても歌は聴こえてこないし、売店員の女性に「歌ってくれ」と頼む訳にもいかなかろう。むぅぅ‥と腕組みして悩んでいたら、どうやら売店ではこのビデオがイチオシの商品らしく、ロビーで放映中だというのだ。早速売店横のロビーで放映されている「すすめ!スペーシア」を見てみた。

ロビーで放映中のビデオは、30000系車両が紹介されているところだった。このあたりの映像を見る限りでは汎用乗り物ビデオとあまり変わりはない。いまひとつパンチがほしいところだ、などと評論家ぶって見続けていたら歌が始まった。曲名は「Check!Check!」、その曲名から駅員さんの仕事を紹介する歌だろうということは想像がつく。ロビーで放映されているビデオは音がかなり絞られていたので字幕スーパーが頼み‥と流れてきた文字は、
「みんなが夢を見ているころ 駅の朝ははじまるよ」

この次の瞬間、私は売店で「すすめ!スペーシア」を購入していた。こうやって歌詞だけ見るとフツーだが、東武線の駅や駅員さんの映像と組み合わせて見ることによりおもしろポイントは急激にアップしたのだ。


帰宅後、購入したビデオパッケージ(特に裏面)を細かく確認。例のスペーシア怪獣は「スペゴン」という名前だった。す、す、スペゴン!?しかも「本名/アズマタケシ」と書いてある。東武だからその意味はわかるけど、何かレインボーマンみたいな本名だ。

そういえば、ビデオを購入したら何やらポスターらしきものをおまけでつけてくれた。ひろげて見てみたら‥


すすめ!スペーシアポスター

すすめ!スペーシア〜スペーシアと仲間たち〜のポスター(中吊り広告大)。
スペゴンがいっぱい。

すすすすす、スペゴンがいっぱいだ〜!もう我慢できない、スペゴンビデオを視聴!!‥ムムムッ、スペーシアがスペゴンに変形しているぞ!トランスフォーマーか!ヒカリアンかな!?声は三田ゆう子だ!期待を裏切らないはじまり方に大満足、視聴を続ける。‥
‥‥‥(視聴終了)はぁぁ、おもしろい。笑い疲れてしまった。こんなに高い「買い得度」を感じたビデオは久しぶり。労働戦士ハタラッカーの数十倍はお買い得だ(誰も知らない比較対象を出してもよ)。

このビデオのすばらしさを語りだしたら1ページじゃおさまりきらないと思うので後日別ページであらためて紹介させていただくとして、二つ程ここで言っておきたいのは、もはやマイ・フェイバリット・ソングの「スペーシアドリーム」がカラオケに入ってほしいということと(無理だ)、「大好き東武電車」が頭から離れないということだ。別に言っておかなきゃいけないことじゃないが。

なおこのビデオは東武ケーブルメディアのこちらで紹介されているし、通販もやっているそうだ。「すすめ!スペーシア」に関してはサンプルムービーもあるぞ!このムービーがまた本作の旨味成分を30秒にギュッと凝縮したナイスムービーで、再び爆笑。ちなみにポスターに「新発売」と書いてあるが、1999年の作品だそうだ。


【スカイライナーをインターネットで予約!したけどさ】

スペゴンビデオですっかり気分がよくなったので、その勢いで翌日の8/30に成田空港行の京成スカイライナーを予約することにした。スカイライナーを利用するのは今回がはじめてなので、特急券のみ購入可能なのか等まったくわからない。そこで京成のサイトで調べよう‥と思ったら「スカイライナー予約サービス」のバナーがデカデカと飾られている。そういえばインターネット予約できるんだよな〜という訳で、特急券がどうとかいうことはわからないままサクサクと予約。

無事予約できたのはいいものの、そしたら上野または日暮里で発車15分前までに購入せいとのこと。寝坊して当日ギリギリに到着してしまう可能性がないとはいいきれず、心配になったので8/30の会社帰りに京成上野駅へ行って購入もしておくことにした。


案内所&トラベルサービス

京成上野駅でスカイライナー前売券を購入するには京成案内所(左手)。
右にある京成トラベルサービスでも購入できる。

早速京成案内所へ行ってみると、「営業時間 10:00〜18:00」の立て札が。もう18:00はとうに過ぎている。いや〜んこの時間内に来なきゃいけないのぉ〜ん、という顔をしていたら(どんな顔だ)、すぐ横に仕切りなく併設されている京成トラベルサービスのお姉さん(といっても多分年下)が「前売りですか?」と聞いてくれた。京成トラベルサービスでも購入できるということでそちらで手続きしてもらうことにした。ただし、京成トラベルサービスではインターネット予約した分は取り扱えないので、新規に座席をとることに。ここで特急券のみ購入することができた。帰宅後、律義な私はほっとけばキャンセル扱いになる予約分をちゃんと取り消しておいた。偉い(当然の行為)。


特急券

京成トラベルサービスで購入した特急券。


【これでオレも一条さん(違)】

無事特急券も購入して迎えた9/1当日は幸運にも晴天。まずは出発前にこの日発売の小田急車両シリーズ Vol.3を小田急大和駅のインフォメーションセンターで購入。さて、前回はこの小田急一本でラクラクだったものの、「少なくとも行きはパスネット導入路線だけで行く」というルールが今回なかなか辛くひびく。通常横浜方面からだとJR京浜東北線一本!が普通だが、そうする訳にはいかない。という訳でこのルート。中央林間で時間があいているのは、こんな時間に外出しているのは珍しいので駅前のマクドナルドで朝マックしてたため。


[2001/09/01(土) 大和→中央林間]
 大和 09:04発
  ↓ 小田急江ノ島線 町田行(各停)
 中央林間 09:10着 ¥150
[2001/09/01(土) 中央林間→上野]
 中央林間 09:45発
  ↓ 東急田園都市線・営団半蔵門線(直通) 水天宮前行(急行)
 表参道 10:21着
 表参道 10:23発
  ↓ 営団銀座線 浅草行
 上野 10:47着 ¥520

半蔵門線〜銀座線の乗り換えは渋谷や青山一丁目、永田町、三越前でも可能だが、表参道にしたのは同じホームなので乗り換えが楽だからである。このへんは通勤での知識をフル活用。

という訳で、寝坊もせず乗り換えもスムーズで、おかげ様でスカイライナー出発時刻の30分以上前に到着できた。できたというより着いちゃった。こんなことなら特急券当日購入でもよかったが、まぁ備えあれば憂いなし。


京成上野駅その1 京成上野駅その2

海外への玄関口(?)京成上野駅。
はやく到着してしまったので撮影する余裕ありまくり。

こんな写真を撮っていてもまだ時間があるので、改札前をブラブラしていたのだが、我慢できなくなってサッサとホームに降りていった。ら、もうスカイライナーはホームに到着していた。はやい。


スカイライナー

乗車したスカイライナー17号。
スペーシアもスカイライナーも格好いいなぁ。

そしてウキウキ乗車。まだ時間がはやかったので乗客もまばらだ。しかしアレだ、右も左も海外へ行かんとする人達ばかりだ!当たり前か!空港に行くだけの人ってたまにしかいないだろうな。

指定席に着席すると、新幹線や小田急ロマンスカーでは見かけないものを座席に発見。


足置き

足を乗せる台がついている。

足を乗せると‥ほのかに楽チンだ。しかし私としては足を伸ばしたいんだがのう、と贅沢を言っている間に出発時間になった。乗客はわりとまばらなままだった。空港行きだとシーズンはもちろん飛行機の便などでも混雑具合は変わるんだろうな。まぁすいていることはいいことで、窓際&隣不在を満喫することに。


[2001/09/01(土) 京成上野→成田空港]
 京成上野 11:30発
  ↓ 京成線特急スカイライナー17号 成田空港行
 成田空港 12:31着 ¥1,000(+特急券 ¥920)

スカイライナーは、さすが空港行き特急ということで車両の端に荷物置き場があったり、自動販売機があったりと、機能的かつ豪華さも香るナイスな特急。何より格好いい。前々から乗りたくて仕方がなかったのだが、もし成田空港に行く用事があるとすれば私の場合JR成田エクスプレスを使うのがノーマルな行き方なので、なかなか機会がなかった。念願かなって大満足である。

窓から見える景色も、隅田川、荒川、なか川、江戸川を次々渡りと気分がいい。ただ車内、私の席の前後がどちらも「これから海外行くわよ〜ん」と言わんばかりの若カップルで、少々喋り声が耳についた。いや、幸多かれし若人達に文句は言うまい。夢をのせ大空へ飛び立てぇい!!って俺、いくつだ。

ところで困ったことがひとつ。京成スカイライナーに乗っているにもかかわらず、脳内では「東〜武電車でGO!GO!GO!」のメロディーが回転してしまって離れないのだ。スペゴンビデオを見てからというもの、何線に乗ってもこう。東武の術中にまんまとかかってしまったのか!って、東武線に乗らなきゃ術中も何もないか。ただあのビデオを見て「スペーシア乗りてぇ」欲が更に強くなったのは確かである。日光へ行く時は乗るので待っててくれスペゴン。


成田空港駅その1 成田空港駅その2

京成成田空港駅。JR成田空港駅の隣。

約1時間で到着。途中、あまり乗らない京成線の風景を目にやきつけようとがんばっていたが、早起きして眠さ満点、津田沼あたりから記憶が断片的だ。スカイライナーは成田空港駅到着前に成田、空港第2ビル各駅に停車するが、空港第2ビルで降りる人が多かった。JALとかは第2ターミナルから出るからねぇ。

改札を出、空港ビルに向かおうとしたら検問をやっている。仕事でサンフランシスコへ行った時、この時はNEXで空港第2ビルまで来たが、その時もやっていた。パスポートを出せばいいのだが、今回空港見物に来ただけなのでパスポートはもってこなかった。しかし「ぶらりパスネットの旅 端まで行こうツアーというのをやってまして」とか説明するのも恥ずかしいし、話がこじれそうな気がしたので、「見送りに来たんですけど‥」と大嘘をついた。そしたら身分証明書を出す様指示されたので、運転免許証を見せ、検問無事通過。いくら国外へ出なくても空港へ行くにはそれなりの準備が必要とあらためて認識した。


という訳で、ここまで来て駅からすぐ引き返すのも何なので空港見物をすることにした。私のこれまでの空港利用実績は‥成田(第2)1回、羽田2回、福岡1回、那覇1回、長崎1回、サンフランシスコ1回。す、少ない‥ほとんど飛行機なんて乗らないからなぁ。ここ成田空港第1ビルはそんな訳ではじめて来た。これまでの数少ない利用の目的は当然飛行機の搭乗で、あまり空港でのんびりしていたことはない。だから一度は行ってみたいなぁと思っていた展望デッキ(5F)に行ってみた。


展望デッキ

成田空港第1ビル展望デッキ。
さすがにこちら側にカメラを向けている人はあまりいなかった。

一発「空港に来たんだよ〜」ということがわかるような写真でも撮りたい、そしたら飛行機が飛びたつところだな‥と思ったらちょうど一機飛び立ちそう。慌ててカメラを構えたものの、柵が前に立ちはだかる。これではうまく撮れないよ〜と思ってるうちに飛行機は飛び去っていってしまった。

横を見てみると、到底柵の隙間を抜けられないような、バズーカのような口径のレンズを柵越えさせてカメラを構えている、ジャンボマニアらしき人たちがたくさんいる。どーいう手品を使っているんだ?と思って柵をよく見たら、決まった間隔でちょうどレンズが通せるくらいに柵が外されている部分があった。


展望デッキの柵

ちょっと見づらいが、このようにレンズが通せるくらいの穴があいた部分がいくつかある。

なるほど、という訳で私もそんな部分に身構えよう‥と思ったものの、いい位置はほとんど先客がいる。まぁ、私のデジカメ「ぶらり1号」じゃたいした写真も撮れないし、どこでもいいや〜と次に飛び立つ飛行機を撮ってみた‥が、全然うまく撮れん。たかだか3倍ズームじゃ飛行機米粒状態。すみません出直してきますってんで、下のような写真で自己満足してビル内に戻る。


空港その1 空港その2

空港らしき写真。

5Fは展望レストランの他、いくつか土産品等を扱う売店がある。スペゴンみたいな、飛行機形のキャラとかいないかなーと相変わらず変なものばかり探してみたが、思いの他真面目な土産しかなかった。残念、とその場を離れようとしたらようやく発見。


Tシャツ各種

日本土産に最適、Tシャツ各種。
一番上にあったのは寿司ネタが並んだものだった。

売店出口の外に地味〜に置いてあった。それが幸いして写真に撮れたので買わずに済んだ。なんかどれもいまひとつ煮えきらない感じがまた中途半端だ。大涌谷で見た「富士山」Tシャツを着た外人さんも、こういうところで買ったんだろうか。


続いて4Fに降りる。出発ロビー、テレビドラマのラストシーンとかでよく見る光景が目の前に広がる。


北ウイング

北ウイング チェックインカウンター。
南ウイングは閉鎖中。

ここはスカイライナー車中にも増して「これから海外で楽しんでくるわよ〜ん」という人たちばかりだ。空港なんだから当たり前だって。しかしそれ故、皆大きな手荷物をズルズルとひきずっている。俺は身軽だぜ、どうだ!と、フロアの端から端まですたすたと歩いてみる。

‥空しい(笑:空港だけに)というか広いので結構歩きでがある。ちょっと疲れたし次の行き先もあるので、飯でも喰ってそろそろ行くかと、数ある食堂を覗いてまわる。しかしちょうど食事時なのでどこも混雑している。行こうと思っていた「京成友膳」も満席だ。う〜ん、とようやくみつけた席に余裕のありそうな店がマクドナルド。朝昼連チャンだ。ここのマクドナルドでは、もうキャンペーン期間を過ぎているというのにプレステキャラのストラップを売っていた。

豪勢にマックフルシェなんかを追加オーダーしててたら次の電車の時間が迫ってしまい、急いで食べてこめかみをツ〜ンとさせながら慌てて成田空港駅に戻る。慌てながらも券売機で車両シリーズ2柄を購入。成田空港行特急柄を成田空港で買う、レギュラーながらオレ的記念だ。


【ないと思ったらあった東葉20社柄】

[2001/09/01(土) 成田空港→勝田台]
 成田空港 13:33発
  ↓ 京成本線 上野行(特急)
 勝田台 14:04着 ¥560
勝田台駅

京成勝田台/東葉勝田台駅。
駅前結構静か。

成田空港からの帰りは、特急券のいらない特急で勝田台までやってきた。改札を出たところで成田空港からの運賃をチェックしていたら、どうもこれから成田空港へ行くらしきおじさん達がいて、「560円?高いなア〜!!」と絶叫していた。絶叫するほど高いかなと思ったが、京成線で560円は確かに高い感じがする。それ程成田は遠いところなんだと再認識した。

東葉高速線はそれ程本数が多くないので、早々に東葉勝田台の改札に向かう。つい3日前、北習志野で19社柄が売られているのを確認したばかり、そうすぐには状況は変わらなかろう、でも月が変わってるからもしかして‥‥と諦めと期待が入り交じった感情で券売機を見ると‥20社柄が売ってるよという貼り紙がしてある!おぉ〜と言いながら即購入。ここ東葉勝田台でいつから発売されていたか、この日北習志野駅でも20社柄が売られていたか、そのへんは全然わからないが、まぁ買えたのでオッケイ。ホクホク顔で本日のメインイベント地、新京成の北習志野駅へと向かう。


【狭い出口をくぐり抜ける】

[2001/09/01(土) 東葉勝田台→北習志野]
 東葉勝田台 14:19発
  ↓ 東葉高速鉄道線 中野行(快速)
 北習志野 14:31着 ¥420
北習志野駅

新京成北習志野駅。トラベルジョイもあるよ。

北習志野駅に到着。「プルプルしんちゃん」は、せっかくなのでトラベルジョイ北習志野で購入しようと思っていた。何がせっかくなのかよくわからんが‥と階段をのぼって見てみると、トラベルジョイお休み。3日前はやってたのにィ〜〜って土曜は休みなのネ。仕方ないので駅窓口で購入することにした。

窓口には、ちょっと強面のおじさんがデンと構えている。うぅ‥ちょっと躊躇してしまったが、このためにはるばる(しかも遠まわりして)来たんだからと自分に言い聞かせ、勇気を出して問いかけた。

私「すみません、プルプルしんちゃんをください‥」
駅員「(不機嫌そうに)ぁあん?何ですか?」
私「あの、その、この(横に貼ってあるポスターを指差して)プルプル‥」
駅員「あぁ」


するとおじさんは奥の引き出しからプルプルしんちゃんを出してくれた。在庫があったことと、無事こちらの欲しい商品が通じたのとで安心したのもつかの間、入手まであと一歩のところでアクシデント発生!窓口はプラスチックかガラスかの透明の仕切りで仕切られており、下の部分にお金と切符がやりとりできる程度(5cmくらい)の隙間があいているのみである。その狭い隙間からおじさんはプルプルしんちゃんをこちら側に出そうとしたんだけど、狭いもんだから通らない。「ぬおっ?」おじさんもこの事態に驚きを隠せず、なんとか押し出そうとプルプルしんちゃんを狭い隙間にムリムリと押しつけている。あぁッ、そんなにしたらしんちゃんが形崩れェェェ!!と心の中で大心配。まぁ、結果なんとか形崩れなしで手に入った訳だけど、このアクシデントに強面のおじさんも微妙にニヤリとしていた。

そんなこんながありながらも、念願のプルプルしんちゃんを購入することができた。購入したしんちゃんについては後述するとして、では次の目的地に向かおう、とホームに降りていったら、ホームにある売店SK SHOPにもプルプルしんちゃんは売られていた。ありゃま。こちらなら狭い隙間もなかったのにな‥と思ったが、それもまた旅の思い出。なんつって。


[2001/09/01(土) 北習志野→新鎌ヶ谷]
 北習志野 14:40発
  ↓ 新京成線 松戸行
 新鎌ヶ谷 14:53着 ¥170

新京成線乗車中、新鎌ヶ谷到着直前に北総・公団線の乗り換え案内を放送で教えてくれたのだが、下りの乗り換え時間が2分しかないとの事。こちらも本数の少ない北総・公団線、いか〜んと新鎌ヶ谷では例の乗り換え改札を活用し慌ててホームヘ昇る‥‥と、2分後に出る電車は印西牧の原行。思わずガクぅ〜ッというジェスチャーをしてしまった(マジ)。一駅足りん。印旛日本医大行きはその20分後であった。トッホッホ〜。車内放送、ちゃんと行き先を聞いておけばよかった‥といったって「インザイマキノハラ」と「インバニホンイダイ」って、どちらもインではじまるから騒音が多くて聞き取りにくい車内放送じゃ判別しづらいのよねエ〜。といっても後の祭り。ホームでオロナミンCを飲むなどして時間を潰すことに。


【滞在時間7分】

新鎌ヶ谷駅のホームで次の電車を待つ間は、主に帰りのルートをジョルダン乗換案内iモード版で検索していた。以前押上から横浜へ帰ったルートが楽だったので、この日もそれがいいかなと電車の時間を確認していると、「京急線三崎口行」に乗るんだというところではたと思い立った。「‥‥今日のうちに三崎口も行っちゃうか?印旛日本医大から三崎口までブチ抜き乗車、いや〜パスネットの旅らしいじゃないか」だんだんその気になってきたものの、問題は時間。三崎口にあまり遅い時間に到着してしまうのでは、駅写真は真っ暗になってしまうし、家に帰るのも遅くなってしまう。そこでいろいろ検索をしてみると、印旛日本医大を 15:41 に出る電車に乗れば、18:00頃に三崎口に到着できることがわかった。夕方6時ならギリギリ陽も落ちきらないだろうということで、これで行くことにした。しかしこの印旛日本医大 15:41 発というのは、これから乗る電車の折り返しである。印旛日本医大での滞在時間はほとんどない。せっかく行くのにこれでいいのかと思うが、印旛日本医大 15:41 発の次の電車がナント40分後の 16:21。そうすると三崎口到着も遅くなってしまうし、何より40分も何をしていればいいんだという訳で、少ない滞在時間に勝負をかけることにした。


[2001/09/01(土) 新鎌ヶ谷→印旛日本医大]
 新鎌ヶ谷 15:15発
  ↓ 北総・公団線 印旛日本医大行(普通)
 印旛日本医大 15:34着 ¥680

ついに印旛日本医大に到着。しかしのんびりしてはいられない。まずは駅の写真を撮影するために改札を出る。


印旛日本医大駅

はるばる来たぜ 印旛日本医大駅。
上空に飛行機が飛んでいたんだけど、この写真じゃ小さすぎてわからないか。

印旛日本医大駅前

駅からみて右手の、印旛日本医大駅前風景。
‥‥うむむ。

ほくそうパッスルカードのレギュラー柄に描かれている印旛日本医大駅。いやぁ、確かにこの駅だねぇとしみじみ思う間もなく駅に戻る。ここでもカードを買っておこうと思い券売機に並ぶが、前の人が5,000円札を入れては戻ってくる、を繰り返していて、「むああ、電車出ちゃうよぉ〜〜」と焦る私。結局その券売機は1,000円札のみ対応だった、というオチなのだが、この時ゃ本当に焦った。で無事レギュラーカードを購入。ところでこの時券売機に並んでいた人は全員カードを買っていた。来る人来る人パッスルパッスル!若いと言われジーパンはいた〜〜♪ は「ハッスルばあちゃん」だが、少々お高い北総・公団線、カードの方が使いやすいのかな?それとも皆私と同じ理由で、この印旛日本医大駅が描かれているから記念に買っていくのかな。

その答えを導き出している暇はないのを思い出し、印旛日本医大駅の記念グッズ(車両携帯ストラップとか)が出ているのを一応確認しながらも、そんなに欲しくないので素通りして改札イン。しかもこんな時に限ってトイレに行きたくなってしまい、高速で用をたしてホームに降りる。発車まであと2分程、な、なんとか間に合った。


印旛日本医大駅ホームにて

余った時間でこんな写真を撮影。
「松虫姫」というのは?‥下記参照

落ち着いてよく見たら、駅名に「松虫姫」と括弧書きされている。松虫姫というのは聖武天皇の皇女のことで、仏のお告げでここへ来たら病気が治ったという伝説があるらしい。近くに松虫寺というお寺もあるそうだ。もし時間があったなら、その松虫寺見学でもするといいのだろう。


【さすがに長い、印旛日本医大→三崎口】

[2001/09/01(土) 印旛日本医大→押上]
 印旛日本医大 15:41発
  ↓ 北総・公団線・京成押上線(直通) 羽田空港行(普通)
 押上 16:30着

押上に到着、ここで三崎口行に乗り換える(改札は出ず)。乗換案内ではこの先の品川で乗り換える方が10分くらいはやく到着するとのことだったのだが、少しでも手前で乗り換えることでなんとしても着席したかったのだ。既にここまでで50分も乗車しっぱなし。ここまではあまり混雑していなかったのでさほど疲れていないが、この時間の京急下りなんて結構混むだろう。品川で乗り換えたら座れないかもしれない。


[2001/09/01(土) 押上→三崎口]
 押上 16:44発
  ↓ 都営浅草線・京急線(直通) 三崎口行(快特)
 三崎口 18:18着 ¥2,120(印旛日本医大から)

無事着席することはできた。‥‥がさすがに押上→三崎口はなかなか着かない。空模様は少し曇り気味になってきているし、あたりもだんだん暗くなってきた。間にあってくれ〜!!と願ったんだけど‥‥


三崎口駅その1

無念、陽が暮れちゃった の三崎口駅。
ネオンがまぶしいぜぃ。

三崎口駅その2

駅前からホームを撮影。
地図で見ると、ホント三浦半島の端の方なのよねここって。

ちょーーど陽が暮れたところだった。惜しかったなぁ。でもまぁ、印旛日本医大から三崎口までブッ通しで乗ったという満足感はある。この時は満足感より疲労感のが強かったが。

さてその印旛日本医大からしめて2,120円の運賃、当然パスネットで改札を通過しているが、残高は足りない。そこでもう1枚の1,000円カードで清算しようと思ったのだが、どうも三崎口には自動精算機の類いがないらしく、改札前に清算窓口があった。そこでパスネットカードを2枚差し出したら、駅員さん妙に狼狽えた様子で「ここには機械ないんですぅ、そっちの窓口でお願いしますぅぅぅッ!」と言って、はやばやと窓口を閉めてしまった。そっちの窓口というのは改札真横の窓口のことで、そちらにいた駅員さんにお願いしたらサクサクと清算してくれたのだが。なんでそんなに狼狽えていたのだろう。えっ、また恐がられてる俺!?いや今回は普通にしてたんだけどなぁ‥ちょっと被害妄想入ってるかも。

改札を出て上のような写真をとり、一服して一息ついたところで駅前の様子を見てみる。多分ここからバス等で城ヶ島へ行ったり、京急油壺マリンパークで人面蟹を見に行ったりするんだろうが、今日はそんなとこまで行っている時間はもうない。という訳で早々に帰りの電車に乗ることにする。

京急ではデジモンスタンプラリーをやっていたが、この日(9/1)はまだ期間中で、下のようなスタンプ台が置いてあった。


デジモンちゃん

デジモンスタンプラリーのスタンプ台(右)。
中央のパネルは記念撮影用らしい。

パネルの左横に「記念撮影コーナー クル〜!」と書いてある。クル〜!か‥‥。無言で記念撮影する私(笑)。クルモンスタンプもここ三崎口まで来ないと押せないとは、なかなか大変なスタンプラリーである。


[2001/09/01(土) 三崎口→上大岡]
 三崎口 18:31発
  ↓ 京急線 品川行(快特)
 上大岡 19:09着 ¥410

快特VVVFの軽快な音を楽しみながら帰りは上大岡まで行く。横浜まで出て相鉄で帰るのもいいが、なんとなく上大岡から市営地下鉄に乗りたくなってしまった。この疲れをはまりんで癒したかったのかもしれない。その上大岡駅でもカード残高が足りなくなってしまったので、今度は自動精算機に突っ込んでみたらエラー。あぁ、そういえば京急は自動改札以外パスネット対応してないんだった、とこの時思い出した。という訳で三崎口と同じ要領で清算を済ます。


[2001/09/01(土) 上大岡→湘南台]
 上大岡 19:20発
  ↓ 横浜市営地下鉄 湘南台行
 湘南台 19:40着 ¥290
[2001/09/01(土) 湘南台→大和]
 湘南台 19:48発
  ↓ 小田急江ノ島線 相模大野行(各停)
 大和 19:58着 ¥180
9/1の印字

9/1の印字結果。行きどころか全行程パスネットのみ利用であった。

という訳で今回は最初から最後までパスネット導入路線のみの激しい旅であった。成田空港と印旛日本医大を結ぶ成田新高速が出来てたらもうちょっと楽だったかもなー、と思いつつも、そのように繋がってたら端と設定しなかった訳で、複雑な心境である。それはともかく、疲れたけど満足度の高い旅であった。


【プルプルしんちゃんの挙動を愛でカバー】

さて、帰宅後に早速「プルプルしんちゃん」で遊んでみることにした。

プルプルしんちゃん

これが「新京成電鉄 マスコット プルプル しんちゃん」。
駅にあったポスターよりほっそりしてる感があるが?

プルプルしんちゃんの説明書には、「マスコットのしっぽを、後ろに引いてください。平らなところにおろし、しっぽをはなすと前に走りだします。」(原文ママ)と書いてある。しかも説明書のイラストをみると、いかにも座った状態のまま前に進むように描かれている。またもや、にわかに信じがたい記述だ。プルプルによって物体が前進することはけい太くんによって実証済みであるので、もはや驚きはしない。しかしこのプルプルしんちゃんは世にあまたある他のプルプル電車シリーズと違い、結構縦長なのである。どう考えても座った状態で前進するとは思えないのだが‥??

けい太くんの時にも増して首をかしげながらテーブルの上で実験してみる。次の瞬間、私は「うんうん」と首を縦に振らざるを得なかった。その時の納得映像をあなたに!



問題提起ムービー「進めしんちゃん」(212KB)
しんちゃん動画(無音)が見れます。

やっぱり倒れるよこれ(笑)どう考えたって座ったまま前進できる形じゃない。が、説明書に「座ったまま前進します」とハッキリ書いてある訳じゃないし、何よりこのアホ面が全てを許してしまう。おもしろいからいいや。ちなみにプルプルしんちゃんは対象年齢3才以上、発売元:新京成電鉄株式会社 運輸部 営業課、製造元:(株)丸彰 とのこと。

‥が、何度かやっているとムービーのように前進するのも希で、その場でクルクルまわってしまう場合の方が多かった。欠陥商品なのかなぁ‥いやそんなことはない。オレはしんちゃんのこの形のままプルプル化させた新京成の度胸を買った(笑)。あっぱれ新京成、また何かおもしろグッズ出してね。