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ぶらりパスネットの旅 端まで行こうツアー小田原篇(オマケにウルトラ)(3/3)
2001/08/18(土) 00:02 ぶらり自己満足の旅 | ぶらり旅行記
(↑上の日付は旅行日を示しています)
2001/09/20 初版作成
【親子連れの旅】
母は最近、友人に誘われて市などで開催している「IT講習会」といったパソコン教室に行ったりしていて、パソコンに興味津々だ。8/17の夜、自宅で私が早速箱根各所で撮ってきた写真をVAIOに吸い上げて見せ、
私「なかなか綺麗に撮れるもんでしょ?」
母「アラほんと、綺麗ねぇ」
私「だからね、こういう旅はやめらんないんだよ。」
母「あぁ、やめらんないねぇ〜」
‥半ばあきれた口調で母はそうつぶやいた。まぁ、ウルトラマンのスタンプラリーのために箱根に来た、しかも独りで、なんて聞いた日にゃあ、親も呆れるわな。それでも、私が幼少の頃からウルトラマンシリーズをわりと一緒に見て喜んでいたクチなので、よその親御さんより理解してもらえていると思う。それが証拠に、翌日の8/18、箱根湿生花園のスタンプ台を見て「あら、バルタン星人じゃないの」と言ったのは他ならぬ母である。
という訳で、8/18は箱根湿生花園経由桃源台まで母の車で送ってもらった。桃源台では最初のウルトラ登場(10:40)に間に合う様、9頃自宅を出た。しかし乙女峠を登っていくと次第に雨が降ってきた。雨だとウルトラ登場はおろか船も出ないかも‥と心配になったが、躊躇していて遅くなってしまったら昨日と同じことになりかねん、と雨天決行。
箱根湿生花園には9時半頃到着。雨はやまないので、駐車場にあった売店でビニール傘を購入。親子で入口前にあるスタンプ台へ行く。おぉ、考えてみれば私もいつの間にか親子連れ!‥親子連れってもな。子が30過ぎだ。
箱根湿生花園のスタンプは、先にも書いた通りバルタン星人。劇場版コスモスのバルタン星人だ。私の考えたスタンプルートからすると一番行きにくい箱根湿生花園、母にまで協力してもらい、やっとの思いで来たのに悪役かぁ‥と、なんとも複雑な心境だった。
スタンプだけ押して、箱根湿生花園には入園せず早々に車に戻る。何せ雨が降っていてかなり寒いのだ。天気がよければ母を連れて行くのだが‥なんて話したら、「前に友達と来たことがあるんだけど、なんかイマイチでね」と漏らしていた。
【どんなときもWANNA BE RIGHT】
桃源台には9:50頃到着。幸い雨はやんだようだ。母と別れ、早速ウルトラ登場に備えて並ぶ‥にしてもちょっと早いので、駅にある桃源台レストラン「ハイオニア」でコーヒーでも飲むことにする。このレストランでは箱根フリーパスを見せると一割引してくれる。このように、乗り物だけでなく協賛施設での割引機能なんかもあるのだ。
窓際の席でのんびり、そして静かに芦ノ湖を眺め、小学生の頃今は亡き父と湖尻へ釣りに来たなぁ‥などと柄にもなくセンチメンタルになっていたところへ、どやどやと4人組の集団がやってきた。35歳くらいの夫婦と、その親御さん夫婦かな?静かな窓際の席は一転、昼時の大衆食堂の如く騒がしくなった。
私はウルトラ登場を待つため見逃したが、この4人組が来るちょっと前に船が出たばかりだった。4人組の話題は目下そのことである。
恰幅のいい嫁「私は走れば間に合ったのよ。でもお父さんらがいるから気を遣ってゆっくり歩いたのよ。あー出る時もう少し急いでいればね、乗れたのにね」
父「‥‥んだよ、大丈夫だよ。ならホテルから走ればよかったじゃないか」
恰幅のいい嫁「無理に決まってるでしょ!私はね、私は走れば間に合ったのよ。でもお父さんらがいるから気を遣って‥」
しばらくこの話題でもちきりであった。少しすると話題も変わっていたようだが、それにしてもよく喋る嫁さんである。他3人があまり口数が多くない‥訳でもないだろうが、そう見えてしまう程よく喋っていた。
10:20頃、そろそろ並びに行くかと船着き場へ行ってみると、なかなかの行列。それでもまだ先頭が見える位置に並べたので、安心してあたりの様子を見てみると‥右手の方に「ウルトラマンと記念撮影・有料・ただし海賊船出航後」と書いてあるエリアがある。な、なに?撮影は有料で出航後なの!?と読んだまま驚いて、ちょっとどうしようか悩んでしまった。よく見たら、出航時に握手やフリーの記念撮影はそれはそれであって、出航後に有料の撮影サービス(現像される写真には記念のフレームがついたりする)は別途行っているということだった。そういうことならよろしい。その記念撮影、出来上がりの見本が飾られていたのだが、これがプリクラのデカいものって感じで、私が独りで頼むにはかなりの勇気がいる。
そろそろ船がやって来そうだ、という段になって放送が入った。「フリーパスでは二等船室しか乗船できませんが、大人490円の追加料金で一等船室をご利用いただけます。残りあとわずかとなりました」私が並んでいたのは当然二等船室の列である。乗船は一等船室利用客からであり、握手・撮影にも有利だ。という訳で二等の列から離れ、急いで一等船室券を購入。
購入した一等船室の券。これは船内で撮影。
「地獄ノ沙汰モ金次第ダネ!」(ちょっと違う)
一等の列に並ぶことで、それまでよりだいぶ前位置につけることができた。そしていよいよ、乗船する海賊船ロワイヤル号がやってきた。
乗船した海賊船ロワイヤル号。
父と釣りをしながら観光船が湖を横切っていくのを何度も見、「‥でもうちじゃ乗せてもらうことはないだろうな」と幼心に思い、本当にそうだった幼少の頃。憧れの箱根観光船‥でも30過ぎてから独りで乗船かぁ。なんか父にすまない気持ちになったが、そんなことを考えている場合ではなくなった。待望のウルトラマンコスモス登場!
箱根桃源台に登場!ウルトラマンコスモス ルナモード。
私より身長が低かったが、それは言わない約束。
上の写真ではなんか威厳がない気がしたので、拡大。
コスモスなポーズをとってくれた。
はぁぁ、あなたに会いたかったのよ〜〜と写真を撮ろうとしたら、ちょうど横を歩いていた老夫婦が「撮りましょうか?」と言ってくれた。うれしかったのだがあまりに恥ずかしすぎるのでそれは断った。そんな状況だったのと、なんか私より背の低い高さに縮小しているウルトラマンと握手するのもなんかな、という訳で握手はしなかった。
乗船後も船の中からコスモスの様子を見ていた。次々にやってくる親子連れの相手を丁寧にしていた。
親子連れと記念撮影をするコスモス。
出航時は手を振ってお見送り。ありがとうウルトラマンコスモス。
強さにしびれた by 嶋大輔。
という訳で、コスモスに見送られて出航。あぁ、やっぱり実家に泊まってまで来た甲斐があった。
落ち着いたところで、「船内パネル展」とやらを見てみると‥
「ウルトラマンコスモス船内パネル展」はこんな感じ。
‥と、まぁ劇場版コスモスの見慣れた写真がいくつか並べられていた。それ程広い訳ではない船内、このくらいの大きさが限界だろう。
海賊船ロワイヤル号船上から見る芦ノ湖。
さて、あとは一等船室でのんびりとお楽しみの「ウルトラヒーロー船内ガイド」を聴くことに。最初は中山エミリと赤井英和による映画の一言紹介があり、いよいよはじまりそうだ。よ〜し、でやとかだーとか言え〜!!と思ってたら「ウルトラマン、ナ〜イス!」というさわやかな叫びの後、その声がウルトラマンナイスとして理解可能な日本語を喋りだした。なんだ〜、普通だったなぁ。ってそりゃそうか。カネゴンは女性の声で「‥‥‥だガネ〜」という口調で喋っていた。どちらも声優は(疎いので)わからず。
内容は、おそらく通常船内で放送している芦ノ湖畔の山等、芦ノ湖そのもの、乗っているロワイヤル号の紹介etc.をこの二人が紹介するといったもの。合間の英語による解説は女性の声で、ウルトラとは関係なかった(んだと思うけど英語がわかんないので不明)。
一応「楽しい船内放送」とうたわれているんだけど、どんなものかというと、
ナイス「右手をご覧ください。この山は、この山はぁ〜‥」
ちゃんと覚えていなくて説明できないナイスをカネゴンがフォロー
ナイス「(あくまでさわやかに)よく勉強してるなァ〜!!」
カネゴン「ナーイースーー」
‥と、安めの漫才風味。この他、「ウルトラマンナイスが芦ノ湖のナイスな説明をいたしましょう」というボケが入ったりと、愉快痛快な放送になっていた。
ちょっとイヤミな紹介になってしまったが、そう言いながら小田原→(四里)→箱根→(四里)→三島のことを「箱根八里」というのだということをナイスに教えてもらっちゃったのであまり悪口も言えず。ありがとうウルトラマンナイス。ところでナイスって見たことないんだけど、こういうギャグ路線なのかな?
桃源台 10:50発
↓ 箱根観光船 海賊船ロワイヤル号
箱根町 11:15着 (箱根フリーパス使用)
【山の天気と再会と】
箱根観光船 箱根町港。対岸へ来たのははじめてだった。
船はまもなく箱根町。この後、フリーパスでは元箱根まで続けて乗船できるが、箱根湯本・小田原方面のバスは箱根町始発とのことで、何としても座りたい私はここで下船。ナイスの放送は箱根町到着前にちゃんと終わっていたのでOK。
最後のスタンプ、箱根町・元箱根はウルトラマンティガだった。ダイナ‥それはともかく、ここではめずらしくスタンプポイントに軽い行列ができていた。スタンプカードをせっかくもらったからと、老婦人とその娘さんが二人でホホホホと笑いながら押していた。その後に控えるのは、私と同じくここでコンプリの小学生。「わー、全部押したのね」と、さっきの老婦人はその子を称えていた。私も同じく全部押したんだけど‥老婦人、私のことは見て見ぬふり。わかっちゃいるけど、あらためてショックだった(笑)。
箱根町のバス停でバスを待っていると、突然雨がドシャドシャと降ってきた。今朝湿生花園で買ったビニ傘が大活躍。船に乗った後でよかった‥と思ったが、バスが来た頃にはやんでいた。山の天気はかわりやすい。
箱根町 11:50発
↓ 箱根登山バス 3521系統 元箱根・小涌園・宮の下・湯本駅・小田原駅方面行
箱根湯本 12:50着 (箱根フリーパス使用)
始発から乗ったのでおかげ様で着席することはできたが、雨降り直後でバス内蒸し蒸し。まぁ若干の湿度は我慢、座れたのでこのまま小田原まで行くつもりでいた。
元箱根の停留所でドヤドヤと乗客が乗ってきたが、その中に桃源台のレストランで見かけた、よく喋る恰幅のいい嫁率いる4人組が乗ってきた。同じ船を乗って元箱根まで行ったのネ。ちょっと笑いを堪えるのが辛かった。
ちょっと道が渋滞しており、箱根湯本にもなかなか到着しない。すっかり居眠りしていたおかげで然程退屈をした感はなかったが、ようやく箱根湯本に到着したのが1時間後。この先も道が混んでいては小田原にいつ着くかわからないし、定刻で走る電車で帰ろうということでここ箱根湯本で下車することにした。ちなみに、よく喋る(中略)4人組は、疲れたのか車内では静かだった。
箱根湯本 12:55発
↓ 箱根登山鉄道線 新宿行(急行)
小田原 13:10着 (箱根フリーパス使用)
【夢を追いかけて すべてが変わる】
箱根フリーパスの旅もこれにて終了。フリーパスは旅行終了駅で回収とあったので、小田原駅の改札に吸い込まれるかな‥と思ったらまた出てきた。もう1日使えるし、ここが箱根登山と連絡している小田原だからだろう。
今度はちゃんと西口側に出たので、改札横のインフォメーションセンターでスタンプカードを提出、達成認定印と記念品をもらった。達成認定印はその駅名のハンコが押されるのだが‥ちっちゃい〜。記念品はシールにした。
もらったシール。先着2万名とのことだが、
小田原駅にはこの日シールもトランプ在庫たんまりだった様子。
ちょっと話がそれるが、導入社局が20になってから、下のようなポスターをよく見かけるようになった。ここ小田原駅にも貼ってあった。
パスネット広告ポスター。
その内容はよく存じあげているのだが、気になるのはここ↓
ポスターの拡大図。
どうもネット以外のメディアで顔文字を使われるのは個人的に好かんのだが‥だからといって「ら〜くらく☆」とか書いてあってもイヤン。
小田原 13:26発
↓ 小田急小田原線 新宿行(急行)
本厚木 14:02着 ¥440
オレの青春 小田急 本厚木駅。
帰りは特急ではなく、小田原から急行で帰ることにした。そしたら学生時代を思い出してしまい、なんとなく学生の頃の下車駅・本厚木駅で降りた。ホントはラオックスでスマートメディアを買おうと思ったからだけど。
厚木のラオックスではマイクロソフトのトレインシミュレータの店頭デモ(紹介ギャル有り)をやっていた。ロマンスカーが運転できるこのソフト、ちょっと見てみたいのだが‥ギャラリーが誰もおらず、ちょっと近寄りがたい。デモンストレータのギャルが独りで淡々と説明する姿に涙。
本厚木 14:17発
↓ 小田急小田原線 町田行(各停)
海老名 14:21着 ¥130
ここの青春は半分くらい 小田急/相鉄 海老名駅。
海老名は乗り換え以外の用事はなかったんだけど、なんとなく撮影。
海老名 14:30発
↓ 相鉄本線 横浜行(急行)
大和 14:39着 ¥190
厚木や海老名ではまだ小雨が降ったりしていたのだが、大和に着いたら晴れて暑かった。下界に戻ってきた感じ。
8/17,18の印字結果(途中まで)。といってもほとんど箱根フリーパス使用だからなぁ。
「端まで行こうツアー」第一弾は近場でら〜くらく(^^)イヤ〜ン、と思ったら、一泊二日の大旅行になってしまった。しかしスタンプは全踏破、コスモスも生で見れたしと大満足。今年の夏は本当にアツかった。
【おまけのコスモスバスカード】
おまけ。この「ウルトラマンコスモス」バス共通カードは京急から8/25に発売されたもの。ウルトラ好きの会社の先輩が買ってきてくれて、8/27にいただいた。箱根のは劇場版のイベントであったが、こちらはテレビ版のもの。こっちのカードのが格好いいなぁ。