(1997/10/11 撮影) |
「ストレッチマン」を語る時、この人を忘れる訳にはいかない。
宇仁菅 真(うにすが まこと) − ストレッチマンを演じる彼は、劇団五期会に所属し主に関西方面で活躍されている役者さんである。今回、「滑稽珍聞」主宰・なしだあつしさんのお誘いで宇仁菅氏の取材に「東京福袋」主宰・みやしたゆきこさんと共に同行することができた。
当日、取材に関しては不慣れな我々に対し宇仁菅氏は快く対応して下さり、「ストレッチマン」製作裏話や「ストレッチマン」以外の普段の自身について語ってくれた。なしださん、みやしたさんの了解のもと、代表して当ページにて取材内容を掲載させていただく。
※取材時インタビュアーが4名いた関係上、内容は対談形式になっています。
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とき | 1997/10/11(土) 12:00〜13:00 |
ところ | 千里朝日阪急ビル(千里中央駅前:A&Hホールがあるビル)1F喫茶店 | 出席者 (敬称略) |
宇仁菅 真(劇団五期会) なしだ あつし(滑稽珍聞 主宰) みやしたゆきこ(東京福袋 主宰) シマヤン 久助ユカリ |
ストレッチマンは「悪」だった !? − ストレッチマン誕生秘話やユニフォームの話題 |
----みやしたゆきこ(以下:み)ストレッチマンはどのくらい演られてるんですか。
「今で丸3年済んでますんで‥12月で4年(※1)ぐらいになるんですかね。」
----なしだあつし(以下:な)ストレッチマンになるきっかけみたいなのっていうのは。
「グルグルパックンの前にやっていた番組(※2)が終わって、それでそのグルグルパックンのコーナーに体操のお兄さんを入れようと、いうことになりまして。」
----(な)オーディションか何かがあったんですか。
「オーディションはありましたね。200人ぐらいやったと思います。だいぶいましたねぇ男の人が。」
----(み)どういうオーディションだったんですか。
「面接、それから歌、それから‥ま、簡単な芝居みたいなのを。(面接官は)NHKのディレクターあわせて4〜5人ですか。で、最初は正義の味方ではなくて、デーモン小暮みたいな役でオーディションに行ったんですよ。」
----(な)最初は悪者だったんですか。
「最初は悪者のイメージで書かれてたんで、笑う時もなんか、いわゆる『イヒヒ』とか。メークもそういうイメージでした。」
----(み)むしろ今の怪人に近いような。
「そうそう。だから要するに『怠けてる子供をシャキッとさせるための、悪の大使』?というかそういう感じのイメージが最初はあったみたいです。」
----(み)私達は拝見していないんですけどそのバージョンでの放映はあったんですか。
「ないです。」
----(な)パイロット版みたいな物もつくられたんですか。
「そうですね、プレゼンテーションという形で。プレゼンの時にはもう既に一つ前のユニフォーム(※3)でした。それを着てやったのが最初です。」
----(な)ユニフォームは元々あったんですか。
「いや、特注ですね。値段はふせといた方がいいでしょう。そこそこの値段ですから(笑)。」
----(み)ノバス長官(※4)が出るとき、後ろで星の皆さんが同じの着てますよね。
「あれは僕の服着たりしてますね。前のやつとか。僕のを黙って着てますね(笑)。といってもあれはNHKの物ですけど。僕がユニフォームをクリーニングに出した時に着てそのシーンを撮影したりしてますね。」
----(な)デザインはどなたがなさったんですか。
「デザインは‥誰がしたのかなぁ。グルグルパックンという番組はNHKの文化部というところで作ってるんですよ。芸能のところでなく、福祉であるとか主にそういうことをやっている。そこのディレクターさん‥もう何人もいらっしゃったんですが、3代前ぐらいのディレクターさんが新しいユニフォームをイメージしたんだったと思います。(デザイン自体は)1回目のより2回目の方がかっこよくなってるのは間違いないと思います。」
----シマヤン(以下:シ)デザイン関係で宇仁菅さんが直接何かおっしゃったこととかはありませんか。
「靴だけは言いましたね。靴は最初安いスニーカーやったんですよ。それがまぁ、みんなも言ってたんですけどね、僕自身も、もう少しやわらかくてブーツみたいな方がいいかなと。足が短いもんでね僕が(笑)。ブーツの方が足が長く見えるって説もありまして、少しでも足で稼ごうっていう。で、今履いてるのはバレエシューズですね。ぶっちゃけた話ね。」
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本ページの作成にあたり、劇団五期会ならびに「滑稽珍聞」主宰・なしだあつしさん、「東京福袋」主宰・みやしたゆきこさんの許可・協力をいただきました。この場を借りてお礼申し上げます。