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ぶらりパスネットの旅 端ツアーセカンド本川越/寄居篇
2002/01/02(水) 00:00 ぶらり自己満足の旅 | ぶらり旅行記
(↑上の日付は旅行日を示しています)
2006/10/30 初版作成
【正月早々ぶらり旅】
2001年=平成13年は私にとって「ぶらり旅元年」、内容はともかく(笑)数々の旅をしてきた。購入したカードの枚数も数知れず。「必要なだけ買う」といった当初の目的はどこへやら、見つけりゃ買う持ってなきゃ買うで、もはや使い切れないくらい。
ちょっと無駄遣いしちゃったかなぁ‥なんて思いながら迎えた新年。そんな旧年中のことはまったく省みず(笑)、正月早々ぶらり旅。行ってなきゃ行く行けるときに行く!!今回は端ツアーセカンド第二弾で川越方面へ。都営と西武がキャンペーンをやっていることもあり、「ぶらり初め」の目的地として申し分なし。でも正月三が日なんで、さすがに街が寂しい感じだったかも。
【埼玉雪伝説ふたたび!?】
朝、家を出たら雪がチラホラ降ってきた。雪といえば、SR開業時の悪夢がよぎる。悪夢っちゅうほど雪で困った訳じゃないけど、雨や雪は降ってないほうがいいにこしたことはない。
大和 09:02発
↓ 小田急線特急ロマンスカー えのしま52号 新宿行
新宿 09:45着 ¥440(+特急券 ¥560)
正月も相変わらず、新宿へはロマンスカーで。今回は本川越まで特急 to 特急の極楽コースだ。正月らしくめでたくいかないとね!って、正月じゃなくてもそうすると思うけど。雪のほうは幸い新宿へ出たらやんで、すっかり快晴となった。よしよし。
新宿駅から西武新宿駅までトコトコ歩いて到着。今回は特急券を事前に手配していないので、券売機で購入しようとした。というか券売機で是非とも買ってみたかった、のだが、駅についた時間がギリギリすぎたのか、購入できるのは10:47発からのみでにわかにアセアセ。ここで1時間も空いてしまうのはキツイ〜、と窓口に申し出てみたら10:06発の空席がまだあった。とりあえずよかったが、券売機で買ってみたかったなぁ。
乗車した小江戸7号。
小江戸7号の特急券。
いざ乗車、となって、指定席の2号車の扉が閉まっていてまたもやアセアセ。寒いからか?奇数号車(1,3,5,7号車)の扉しか開いてなかった。近いところから乗ればいいのであるが、特急でこういうのははじめてだったのでちょっとビックリ。
そんな小江戸号は、車両としてはちちぶ・おくちちぶ号と同じレッドアローなので、今となってはそんなに珍しくはなく、落ち着いて乗車。車内アナウンスも基本的にはおくちちぶ号と同じ要領だった。
西武新宿 10:06発
↓ 西武新宿線 特急小江戸7号 本川越行
本川越 10:49着 ¥470(+特急券 ¥410)
小江戸号乗車中は、これから行く先のJR駅のSuica対応状況を確認したりしていた。滅多にいかないところへ行くので、記念にSuicaの履歴を残していきたいと思ったのだ。しかし行く予定である寄居・越生ともにまだSuica未対応。残念‥それじゃあなー、と少し計画していたルートを変更しようかと思ったけど、特に変えないことに。そこであらためて気づいたけど、今回の旅は八高線でとても時間がとられそうである。
【川越の小江戸っぷりを堪能】
本川越駅。ここもPePeなのネ。
特急なのでサラッと本川越に到着。快晴のままでよかった。一応パスネットの旅なので、ここ限定のカードセット「小江戸・川越散策記念」(川越大師 喜多院、小江戸 川越まつり、小江戸 川越)を購入。この時は、らしい買い物ができてヨシヨシなんて思ってたけど、いきなり5,000円も使ってしまい、いつもそんなに大金を持ち歩いていない私は後で後悔することに。
本川越ではこの他、大江戸・小江戸キャンペーンのスタンプも押印。
大江戸・小江戸スタンプキャンペーンのスタンプ。
都営と西武合同のキャンペーンで、都営の指定駅と、ここ本川越のスタンプを押すと応募できる、というもの。都営のスタンプは先日記念カードを買いにいったとき、大門駅で押してきた。本川越駅のスタンプ台は改札を出た横に設置されていたので、んじゃ一発押すか‥と思ったら先客が。初老のご夫婦だったんだけど、ご主人が10枚くらい、ちょっと楽しそうにバシバシ押しまくっていた。その横で奥さんは周りを気にしつつ照れ笑い。そりゃちょっとはずかしいよネ、なんて奥様に同情しつつ、でも一緒に楽しそうだったからいいか、とご夫婦が終わったあと私は一球入魂ならぬ一印入魂!男なら一本勝負!! ちなみにこの懸賞は、入魂にもかかわらずハズレた模様(笑)。ご夫婦は何かあたったかな。
駅での用事も済んだので、今回もブラブラしてみる。有名な「時の鐘」のほうまで歩いていってみる。‥と!駅からまもなくのところでアノ床屋発見!
QB HOUSE 本川越駅前店。
横のココイチも派手だ。
ぅおッ!相鉄大和駅のホームにできたQB HOUSEではないか!!私の中ではQB HOUSE=ホーム内床屋のイメージしかなかったので、駅前とはいえ街中にあるのにビックリしてしまった。ホームにあるほうがめずらしいんだよね。
そんな発見もありつつ、更に歩をすすめていくと‥‥ううん、正月だからか、人の気配がほとんどない。あまりお店もやってないし。
建物が小江戸っぽくなってきたのはいいけど、静かだ‥
紅白の横断幕はお正月だから、だと思うけど、逆に寂しく見えちゃった。
普段から、人混みよりは閑散としているほうが好きな私ではあるが、こうも閑散としていると少々寂しくなる。まわりの風景も次第に小江戸っぽくなり、異空間度は更に高まっていった。そんな中でも営業中の店があったので喜んで見てみると‥
おみやげにどうぞ「発狂くん」
む、むむむむ、そのネーミングは大丈夫なのか!?と余計な心配をしてしまった。とりあえず素直に「激辛なんだろう」と想像し、カラいの苦手な私はその場をスルー。でもこのへんから、だんだん営業中のお店も、観光客の姿も次第に増えてきた。
県道39号線を走る東武バス。
「時の鐘」に近づくにつれ、沿道の建物も「蔵!蔵!蔵!」(東亜風)という感じになってきた。
コンビニのサンクスもこの通り。
こちらは郵便局。一見して何屋かわからなかった。
こりゃすごい小江戸っぷりだ、と感心していると、ほどなくして時の鐘に到着。
時の鐘。奥は「薬師神社」でした。
おお、これが時の鐘か、とこんな写真を撮って、特に見学とか参拝とかせず。正月なんだからなんかしてけばいいのにね。ついいつもの癖で先を急いでしまい。
川越では時の鐘と、小江戸な街並みが見られればよかったので、ぼちぼち次の目的地へ向かう。とその前におみやげ調達。さっきからやたらと「芋!芋!芋!」(東亜風)と芋関連の看板が目立つ。このへんは芋製品が名物のようなので、そんなお店「菓子処 芋元」さんに寄ってみる。ここで芋羊羹の詰め合わせと、「蔵まんじゅう」を購入。
芋元さんの「蔵まんじゅう」
このおまんじゅう、箱も蔵ならまんじゅうも蔵形だった。中はつぶあんと皮つき芋で大変おいしかった。
芋元さんのお店の方は随分と観光PRに熱心なようで、マップをくれたり、この近辺の見どころなんかを親切に教えてくれた。もう川越を出ようと思ってるところでなんか申し訳なかったんだけど、「じゃ(案内してくれた)そっちにも行ってみます」とか言って、足は思いっきり駅のほうに向いていた。相変わらずヒドイなぁオレ。また来たときは案内お願いします。
JR川越駅へ向かうのに、札の辻バス停から東武バスに乗る(¥100)。歩いてもさほどの距離ではないだろうけど、道がイマイチよくよからなかったので乗ってみた。バスカード持ってくればよかった。普段乗らないから持ち歩いてなかったヨ。
JR川越駅。
川越駅では、ここでも記念にとSuicaを現金チャージ(¥1,000分)。と、ここで財布の中身が非常に乏しいのに気付く。さっき本川越でもどーんとカード買っちゃったし。まぁ銀行に行けばダイジョーブなんだけどね‥って、むぐうッ!川越駅前、銀行は多々あれど、正月なのでどこもやってない!!は、はやく気付くべきだった‥ショックのあまり、しばし呆然と駅前をうろついてしまった。
うろつき中に発見、駅前地下道にあった壁画(?)
冷静にこのあとかかる費用とかを計算し、なんとかなりそうな算段がついた(しかも多少の余裕すらあった)ので、気を取り直して出発することに。と思ったら、東武川越駅で次の小川町行が25分後で間があいてしまった。なのでホームにあったうどん屋さんで軽く昼食をとる。反対側の上りホームにはマクドナルドもあった。
【きっぷ買うのに大困惑】
川越も「彩の国さいたま」、埼玉といえばメガネのレンズの厚みに注目せざるを得ない(そんなのオレだけ)。小川町行に乗車中、向かいに座っている娘、ものすごい寝っぷりなのだが、なんとメガネのレンズが若干薄め!!さいたまに変化有!! なんてバカなことを考えていたら小川町に到着したのだが、なんと雪(みぞれ?)がぁぁ。やはり埼玉行きと雪はきってもきれないのか?メガネのレンズは若干薄めなのに?(関係ない) といっても天気ばかりはどうにもならないので、寄居行に乗り換えるとすぐやんだ。ホッ。小川町周辺だけ降ってたのかな。
川越 13:00発
↓ 東武東上線 小川町行(急行)
小川町 13:39着
小川町 13:42発
↓ 東武東上線 寄居行(普通)
寄居 13:57着 ¥570
秩父線/東上線/八高線 寄居駅。
川越から約1時間、ようやく寄居駅に到着。東武の券売機でとーぶカードが売ってたので、券売機柄を購入。なんとかこのくらいの予算までは確保できてた。
さて問題はここから。JR八高線で八王子まで出るつもりでいるんだけど、高麗川という駅で一旦乗り換える必要がある。特にそこからはSuicaが使えるということもあり、私としては是非とも乗り換えたいところ。つまり、ここ寄居から高麗川までのきっぷが買いたいのであるが‥問題というのは、どうもJRのきっぷは券売機ではなく窓口で買わなければならないようなのだ。それの何が問題なの?と思うかもしれないが、私にとっては大問題なのだ。というのも、「『高麗川』が読めない」(笑)だから「○○○まで」の一言すら言えないのだ。どうせ券売機で買えるだろう程度の気持ちで来ているので、この事態には本当に困った。そこで意を決して次のように言ってみた。
私「すみません、650円のきっぷください」
路線図から高麗川までの値段はわかったので、そう言ってみたのだ。しかし駅員さんは、そう簡単には許してくれなかった。
駅「はい?ええと、どこまでですか?」
私「いやあのその、ですからロッピャクゴジュウ‥」
どうもこの金額作戦は通用しない。というか駅員さん、もしかして私が読めないのを察知して意地悪してる?んなことはないだろうが、どうしても駅名を言わなければならなくなってしまった。
私「あのそのー、東飯能の手前の、タカレイ‥ですか?」
駅「ああ、コマガワね」
絶対読めん!高麗川でコマガワなんて絶対読めんよ!ふりがなふっといてよもう!(笑) ちなみに飯能は、おくちちぶ号で進行方向が逆になるところなのでよく覚えていて読めたが、高麗川の手前の「毛呂」も、その手前の「越生」も、そのまた手前の「明覚」も読めなかった。ホントね、路線図見て途方に暮れたよ。券売機設置しといてー(苦笑)。
そんな難関改札をようやく通過し(私が無知なだけ)、八高線が来るのを待つ。
寄居駅のホーム。むこうに西武の車両も見える。
向こうに見える山は秩父方面。だと思う。
駅の外にあったんだけど「彩の国よりゐ 掲示板」。
自衛官募集のポスターとかが貼ってあった。
乗り換え案内。
苦労して買った高麗川行ききっぷ。
自動改札でもないのよん。
寄居 14:17発
↓ JR八高線 高麗川行
高麗川 14:59着 ¥650
ようやく来た八高線はディーゼルの2両編成だった。バスみたいな整理券・精算機(しまってあった)があったり、ゴミ箱や、トイレまであって、ものすごい山奥感を味わう。
しばらくして、さっき東上線を乗り換えた小川町駅に到着。もう雪は降っておらず、「小川町だけ豪雪地帯」説はもろくも崩れ去る(そんな訳ゃない)。続いて、さっき読めなかった明覚(ミョウカク)、越生(オゴセ)を次々と通過、少し漢字が読めるようになる。越生については、Suica対応だったら途中下車し、東武越生線の様子も見たいな、なんて当初は考えていた。駅名読めずに計画してたんだけどね。更にその次の毛呂も「モロ」と知る。しかし前に座っている娘の股間は見えそうで見えず、「Not 毛呂見え!!」‥‥あんまり乗車時間が長いので、ロクなことを考えていなかった(苦笑)。
【Suicaなら字が読めなくてもダイジョーブ!(苦笑)】
JR高麗川駅。
そんなこんなでやっとこ着いた高麗川では、もう読めるので「ここがコマガワかー!!」と大声で叫んでみた(ウソです)。Suicaで入場し直すため一旦改札を出たのだが、Suicaの簡易改札がめずらしいのか、手をかざしている人とかいた。ここらへんでSuicaが浸透するのはいつの日か‥なんて思いつつ、ちょっと得意げに定期入タッチで入場。
高麗川 15:04発
↓ JR八高線 八王子行
八王子 15:46着
八王子 15:52発
↓ JR横浜線 東神奈川行(快速)
町田 16:14着 ¥950
途中、以前も来た拝島駅に「ようこそ秋川・奥多摩路へ」なんて看板があったのが見えた。前に来たときも「思えば遠くへ」なんて思ったものだが、今日はその拝島が近くに感じた。八王子からは横浜線で町田へ出、まっすぐ帰宅した。
町田 16:55発
↓ 小田急江ノ島線 片瀬江ノ島行(急行)
大和 17:07着 ¥210
【いろいろ準備は大切】
正月早々のんびりぶらり、としたいところ、資金は乏しくなるわ、駅名は読めないわでなかなか大変であった。どんなことも準備は大切ネ。教訓になるとともに、いい思い出にもなった。とりあえずふりがなふってください(笑)。