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ちりとてちんツアーリポート
2008/02/26(火) 02:02 NHK FLASH | 平成19年度
2/3にNHK大阪放送局で催された、朝ドラ「ちりとてちん」の「スタジオセット公開」にあわせて、その前日にロケ地である福井県小浜市を観光してきた。北陸地方へはなかなか行く用事もないため、ここぞとばかりゲーセン用事も済まそうと、2/1〜3で二泊三日の大旅行化。旅費など安くすむよう選んだつもりだったけど、出来合のツアーにハマる内容でもなく、ちょっと割高な旅となってしまった。
■ 2/1:鯖江〜小浜で宿泊
2/1 当日の日記はコチラ/出発から金沢、鯖江のゲーセンめぐりの様子はコチラ
富山〜金沢とレンタカーで移動、時間がないないと慌てたおかげで金沢駅では少し時間ができた。JRおでかけネットのe5489plusで予約していた特急しらさぎ12号(名古屋行)の指定席券を受け取り、駅ビル(金沢百番街)をブラブラしていた。まだ石川県だけどおみやげ屋さんではちりとてちん関連のものがチラホラ。中でも徒然亭の紋が入った若狭塗箸は関東では見たことがなく、早速購入‥したくなったけど、「きっと小浜にもあるだろうからそっちで買おう」とここでは我慢。
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しらさぎ12号の車中では、金沢駅のコンビニで買った「焼さば押寿し」を食べた。開けたほうの写真、あんまりおいしそうじゃないけどうまかったです。左側は鱒の押寿し。
写真に写っているのは、遠出の旅のお供には欠かさない「はまりん」(右)と、今回初登場のパンダの麺麺(左)。
約1時間ほどで鯖江駅に到着。ここの主目的はゲーセンだったけれども、ちりとてちん的にも、主人公・喜代美の生まれ故郷であり、両親のラブいエピソードの地として重要なところである。ロケはない場所であれ寄ってみたかった。
‥と来てみたものの、特に何があるという街でもなく(笑)。何もないので写真もコレだけ。ゲーセンまでの道のりもホントに何もなくて、寒さばかりが身にしみた。あまり何もナイナイというのも失礼なのでフォローしておくと、私が歩いたのは駅から南へ1kmくらいを往復しただけ。それ以外にはきっと何かあります←フォローになってナイ
鯖江では、到着時に次に乗る特急雷鳥38号(大阪行)の敦賀までの指定席券と、鯖江→小浜の乗車券を買っておいた。なのでここでも時間ナイナイと、ゲーセン行ってもトンボ帰り。おかげで発車時間より何十分もはやく戻ってこれたんだけど、何せ寒いので吹きさらしのホームでなんてとても待っていられない。駅の待合室でのんびりしていた。
鯖江から約25分で敦賀に到着、ここでいよいよ小浜線に乗り換え‥とはいえ乗り換え時間が5分しかないので、感慨にふける間もなく慌てて乗車。うわーワンマンで2両だよ、とそんなことも知らず、でも地元の中学生が福井弁でしゃべっているのを聞いて「うわ〜モノホンで生だよ生」とか思いながら(ダメな観光客)、気付いたら寝てた。何せ敦賀から小浜までは1時間以上、外はもう陽が暮れて何も見えないし、暖房きいてポカポカ、と寝るしかない状況だった。
小浜駅に到着したのが18:52。ホテルのチェックイン時間が19時なので、とりあえず感慨とかは明日することにして、急いで宿へ。宿は若狭の宿 若狭ふぐとカニのホテルせくみ屋さんを予約。洋室があったのが決め手だったけど、いづみ町商店街のすぐそばだし、ロケ地めぐりの宿にするのはいいと思う。料理もおいしかったし温泉もあるしおみやげ屋さんにちりとてちん商品がたくさん置いてあったしで、実際よかった。
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左:部屋に置いてあった「かにパイ」。
右:夕食はふぐ料理のコースにした。この写真は着席してすぐ撮ったので、まだ全ての料理が出ていた訳ではない。なんか寂しい写真になってしまった。
部屋に着いてすぐ、同行のかみさんが、寒さに耐えかねるので「(ホテルの)道の向かいにあったショッピングセンターみたいなところでタイツ買ってくる」といって出て行った。みたいなところというのは「つばき回廊」のこと。イトーヨーカドーのような立派な建物だったけど、つばき回廊なんて初めて聞いた。きっとこのへんにしかないチェーン店なんだろう、くらいに思ってたんだけど、帰ってきたかみさんが「タイツは買えたけど、寂しいところだった‥」とため息まじりでつぶやいていた。つばき回廊、以前は西友などといった私でも知っているスーパーが入っていたんだけど、今は撤退してしまい、中はテナントが点々とあるだけでガランとしていたらしい。「(残ったお店で)がんばります! みたいな貼り紙がしてあってね」と聞いてツーンときてしまった。このあたりの実態がなんとなく見え始めた出来事であった。
■ 2/2:小浜ロケ地めぐり
2/2 当日の日記はコチラ
翌朝は当然朝ドラをオンタイムでキッチリ視聴すべく、勢い余って7:30頃起床。NHKではウィークエンド中部をやっていて、福井も静岡(私の故郷)と同じになるんだな〜とヘンな感心。なんか旅に来た私らに合わせたように、ちりとてちん繋がりで福井の焼き鯖の紹介していて、焼き鯖汁の作り方を生放送でやっていた。焼き鯖をほぐしてにおつゆに入れるだけのシンプルな料理、なんだけど、作り手の森山アナ(確か)が砂糖の分量を間違えたらしく、相当甘い汁になっていたようで、糸井アナが微妙な笑顔になっていた(笑)。それでも淡々と進行する森山アナ(確か)が印象的だった。
鯖がおいしかった朝食をとった後、身支度をしてチェックアウト。1Fのおみやげ屋さんでココにあるような土産がワンサカ売っているのを眺める。今思えば、このせくみ屋さんのおみやげ屋さんが一番品揃えが良かった気がする。でもこの時は「荷物になるし、駅でも売ってたようだから後で買おう」と何も買わず。
【マーメードテラス】
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マーメードテラス。人魚の像は結構小さかった。ロケ地にはこのように案内の黄色い看板が立ててある。
広がる砂浜「人魚の浜」。なんとなく人口浜かなーと思ったけど真相は。
ホテルを出て早速ロケ地をめぐる。ロケ地をめぐるにあたっては、福井県のサイトにあったこのロケ地マップ(PDF)をあらかじめ用意。またホテルのフロントにあった、手作り風味の小浜観光マップをもらったので、それも参考にした。今回のロケ地めぐりはすべて徒歩でまわるつもりでいて、まんべんなくめぐっている時間も体力もない。特に和田家のある西津方面(駅から北方面)をメインに考えていて、風情のある三丁町などがある、駅から西方面は行かないつもりでいた。なので、ホテルを出てからはまずマーメードテラスを見つつ一旦駅へ行き、手荷物をコインロッカーに預けて北側へ向かう、という感じで歩いた。
【はまかぜ通り商店街】
マーメードテラスから堀川通りを駅方面へ向かい、途中上の写真のあたりを通りつつ、昨日もホテルへ向かう時に通った「はまかぜ通り商店街」をぼちぼち歩く。開いてない店も多かったけど、10時になるかならないかという時間だったので、「まだ早いんだろう」と気楽に闊歩。
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はまかぜ通り商店街。北陸入りしてから、ブルーのポスターをよく見かけた。関東ではまず見ないし、どうやらこのあたりだけのポスターらしい。
コチラはちりとてちんと関係ない写真。つぼ八 小浜店は、妙に奥まったところにいきなりあって思わず撮影。3つ目は小浜信用金庫のポスターだけど、フグキャラがかわいいので以下略。
【小浜駅】
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JR小浜線 小浜駅。ちりとてちんの看板は、2枚目が商店街側から、3枚目が駅側から見たもの。
市内では至る所にちりとてちんののぼりが立っていた。
左:駅にあった人魚ポスト 中央:あいあいバスの時刻表に「ちりとてちん臨時用」 右:小浜線の時刻表
駅に到着し、まず手荷物をコインロッカーに入れて身軽になる。それにしても寒くて、ここまで来る間にすっかり冷え切ってしまったので、駅の喫茶店でコーヒー飲んで休憩。帰りの電車の時間は、リミットは調べてあるけど特に決めてはいないので、早めに帰れそうなら早い電車に乗ろう、と時刻表を撮影しておいた‥ううん、昔の御殿場線の時刻表を思い出す本数の少なさ。そういえば金沢からこの方、自動改札を見ていない。こっちのほうってそうなんだナ。ところで、女性駅員が改札にいる駅が多かった。自動よりよっぽどヨシ!!(笑)と思ったけど、寒いだろうなぁ〜。足下にストーブ置いてたけど、それでも寒いだろうね。ご苦労さん←偉そう
【中央公園〜西津橋】
駅を出て、国道162号線を北上、一路西津方面へ向かう。その途中、差し込んだので(笑)でっかい病院の前にあった中央公園のトイレに駆け込む。屋外トイレは寒かったけど、そんなこと言ってる場合ではなかった。杉田玄白に感謝々々。
不意に訪れたピンチもなんとかクリアし、落ちついて公園を見渡すと、なんかSLが置いてあるじゃないの。
私の故郷にも機関車が展示されている公園があった。そっちは機関車に乗ることができて、運転席に座ったりしたもんだと当時を懐かしむ。こちらは乗ったりできないんだね‥とあたりに目をやると、機関車の前に公園でよくある乗り物(スプリング遊具というらしい)が‥‥!?!?
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カメさん、イルカさんまではともかく、ふ・フグ!? さすが小浜だッ!! はまりんも思わず乗フグしてご満悦。右は同じく公園にあった杉田玄白の像(一応撮影)。
しかもやっぱりフグが一番乗り込まれてて痛みが激しかった‥というのは大いに気のせいだが(笑)、このテの乗り物ったら馬とか獅子とか電車とかしか見たことがなかったので驚いた。同時に若狭らしいフグの乗り物に大喜び。
公園からは更に北へ。小浜市役所(青木くん夫妻が婚姻届を出したのって市役所だと思ってるけどあってるかなぁ)を横目に見つつ、貫地谷しほりちゃんがクランクインした西津橋近辺を通る。この近辺にはファミリーマートが多かった。
【若狭塗箸製作所】
西津橋を渡ってすぐの交差点を左に曲がり、海のほうへ。突き当たりに、エーコビーコ順ちゃんらが通っていた高校=小浜中学校がある。あるんだけど、敷地内にズカズカ入っていくのはまずかろう、と門前で引き返し。授業とかやってる様子はなかったけど、校庭で生徒がサッカーとかやっているのが見えた。校庭→松林→海、という景色は本当に素晴らしく、でも毎日見てると飽きたりするんだよね、なんて、毎日富士山を見ていた私は贅沢な子供時代を思い出したりしていた。
中学校舎を外側から海のほうへ向かったり、気がついたら隣の小浜水産高校の敷地を突っ切ったりと、軽く道に迷ったような感じであたりをウロウロしていると(こう書くと不審者だな‥)、(株)若狭塗センター前に到着。おぉ〜ここが「若狭塗箸製作所」になったところか、とよく見ると!!
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若狭塗センターの駐車場に一台だけ、若狭塗箸製作所の営業車が!! 我々観光客向けにそんな車を残してくれてる様子。他の車は「若狭塗センター」って書いてあった。
右は、このあたりの至るところにあった化粧地蔵。100日参ったら鯖の目がピカァ〜ッ!!
一瞬「若狭塗箸製作所って実在したのか‥」と本気で思ってしまったが、ちょっとおトクな気分になって更に北へ向かう。
【西津方面】
手持ちの地図によると、いよいよ和田家の建物に近づいているところまでやってきた。古い建物が並ぶ町を歩く‥んだけど、似たような家が延々と続いていて、どこが和田家かわからない。和田家に使われたところの詳細な場所は調べて来なかったもんで、だんだん不安になってきた。寒い中もうだいぶ長いこと歩いているため、疲労も限界に。「たぶんこれだよきっと」なんて撮った写真はやっぱり全然違ったし、もはや冷静な判断力もなかった。
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左:なんか見たことある〜と思って撮影したけど全然ロケとは関係なかった場所。
右:唯一ロケで使われた場所を偶然撮っていた。なべおさみの看板が古〜って撮っただけなんだけどね(苦笑)。
海岸のほう。「ちりとての浜」「ちりとての廃船」「ちりとての堤防」なんて名前がつけられているロケ地は、この写真よりもう少し北のほうだったらしい。
結局和田家がどこかわからないまま、古民家エリアを出て162号線に突き当たってしまった。「ちりとてちんの丘」と呼ばれている若狭総合公園が見えてたけど、とてもあんな高いところに登る気力もない状態。唯一、そばにあった「若狭うるしダルマ」のお店に「だ、ダルマ!?」と反応したけど、そこにも寄れないくらい疲れていた。とりあえずこの先にある「箸のふるさと館」まで行って、箸買って戻ろう、ということにした。
【箸のふるさと館WAKASA】
ロケ地をキチンと調べてこなかったのは、行って見ればわかるだろうということに加え、たぶん私らと同じような観光客がいるだろうから、最悪聞けばわかる、なんてことごとく甘い考えでいたからだった。しかし、観光客らしき人が歩いている様子はなかった。朝ドラのロケ地だよな‥と思うくらい。人がいっぱいいるよりはいない方が好きな私も、今回ばかりは寂しい思いをした。で、トボトボと到着した箸のふるさと館WAKASAには、観光客がワンサカ(笑)。観光バスやら自家用車やら‥ううん、駅から徒歩で来る場所じゃないんだよナ、とあらためて思った。観光客がいなかったんじゃなくて、いる場所に私らが行けなかったってだけで。
箸のふるさと館では「箸の研出し体験」とかもできるけれども、とてもそんな気力は残っていない。とりあえず室内で暖をとって、箸を選んで買うくらいのパワーを回復。さて選ぶか‥という段になって、「箸を選ぶ」ということの難しさをあらためて痛感する。箸のふるさと館には安いものから高価なものまで、ものすごい種類の箸が置いてある。ちりとてちんを見ているんだから、伝統若狭塗箸=高価なものに興味が行くのは当たり前。しかし、高いのってなんかすべすべしてそうなのだ。「せっかくだから少し奮発したい、でも毎日使う箸だから、使いやすいものにしたい」‥すべらない箸と銘打っているものもあるが、そういうのはそんなに高価ではない。ここへ来て安いのを買って帰るのもなぁ‥‥と、私が悩んでいるのと同様、高い箸を買おうとしている他のお客さんはみんな悩んでいた。特に観光バスで大挙して押し寄せていたときなんかは、高額箸ゾーンで「う〜ん」と悩む黒山の人だかりができて、寄りつくのも一苦労。とりあえずこの人たちが落ち着くまで待とう、と、ちりとてちん出演者のサインなどが飾ってあるコーナーを眺めたりしていた。そこに「若狭おばまップ」という、ロケ地が(比較的)細かく紹介されている地図が置いてあった。「これを最初に手に入れていたらなぁ‥」和田家の場所も、この地図だったらそんなに的はずれなことにはならなかったかもしれない。
ところで箸売り場は一向に混雑緩和される気配がない。仕方ないので地図を見ながら休憩していると、いまいる場所からちょっと北に行けば、内外海郵便局(糸子さんが小包を出そうとしたところ)があるらしいじゃないの。ちょっと先にこっちを見に行くか! と外へ出て‥郵便局見えない。念のため携帯の地図アプリで見たら、歩いて行くには結構離れていることが判明。どうもロケ地マップの類は縮尺が正確ではないので、あまり見た目の距離を鵜呑みにしないほうが良さそうだ。
という訳で結局郵便局も見ず、またトボトボと箸のふるさと館に戻ると、だいぶお客さんの数も減ったので、あらためて自分の箸をチョイス。結局私もうんうん唸りながら、猛烈に高価ではないけれども安くはなく、箸先はあまりすべらないよう作られていて、デザインもなかなかグーなものを見つけ、夫婦でお揃いのものを二膳購入。併せて、写真にある(金沢でも売っていた)徒然亭箸も購入した。
ここから先、また歩いて帰るなんてとても無理なので、お店の方にタクシーを呼んでもらった。タクシーでは振り出しに戻るべく、せくみ屋さんまで‥と言えばいいのに、あえて「つばき回廊の前まで」と言ってみた。もちろんそれで通じたけどネ。タクシーを貸し切ってロケ地周遊、というめぐり方もあるようで、やっぱり徒歩だけじゃツラいよなぁと再確認。
【いづみ町商店街】
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いづみ町商店街の入口と、おなじみ魚屋食堂こと加福さん。実際には食堂ではありません。
「さば街道起点」のプレートは、水まいてあってキレイに撮れず(泣)。右は、ご主人が幸助さんのモデルとなったという朽木屋さん。出演者のサインに加え「へしこまいうー」でぶやのサインもあった。
河村商店さんで自宅に配送してもらった焼き鯖とへしこ。へしこは、夫婦二人じゃこの量は多すぎ。
疲れはタクシー移動でかなりとれたものの、もう13時も過ぎて腹ペコ。いづみ町商店街に来たのは、魚屋食堂のようなところで焼き鯖定食食べたいな‥と思ったからだが、残念ながらここに食堂はなかった。かといって、幸助さんがくれるような串刺し焼き鯖を、ファーストフード的に食べるのはかなり無理がある。結局昼食は、少し駅のほうに戻ったところにあったフツーの食堂(夜は飲み屋さんっぽいお店)で、ヒレカツ定食とか食べた。鯖がダメならここらで一発越前そばを! と思ったんだけど、おそば屋さんも見あたらなかったのよネ。
焼き鯖については、朽木屋さんの向かいにある河村商店さんで「地方発送」と書いてあったので、へしこと併せて送ってもらった。味はもちろん、まいうー。でもへしこは、この量(まるまる一匹分)はなかなか食べ終わらない。でっちようかん化したくなるのもうなずける。やらんけど(笑)。
昼食後は駅へ向かって、予定よりちょっと早いけどもう大阪へ向かうことにした。時間はもう14時過ぎ、そろそろ人出も‥と思って見たものの、相変わらず観光客の姿はほとんどなかった。それらしい人といえば、いづみ町商店街で、私たちのように鯖目当てで来ていた夫婦とカップルが一組ずついたくらい。土曜の昼間なのに‥まぁ、観光地は駅前だけではないんだろうけど、この時間には駅で流れていた、ちりとてちんのOP曲が少々悲しく響いてしまった。そういえば、おみやげ買おうと思ったら、昨晩や朝はやってた駅の売店が閉まってて(苦笑)、買うに買えなかった。
「ロケ地めぐり」のつもりで来たけれども、結局まともにめぐれなかった感が強い小浜を後にする前に、電車&徒歩でのロケ地めぐりを考えている方へ、私の失敗経験からONE POINT ADVICE。
・案内を頼まないなら、ロケ地は詳細に調べて行くのが吉←当たり前っスね‥
・西津方面は駅からだと思いのほか遠い
・駅にある案内所にレンタサイクルがあったので利用するとよさげ(寒いけど)
14:31発の敦賀行に乗って小浜を出発、こんどは昼間だったけど、小浜線ではやっぱり寝て(笑)、終点の敦賀で降車。一旦出場して、大阪までの特急雷鳥34号の指定券を購入。1時間ほど時間があったので、駅前をブラブラ‥したけど寒さですぐ断念、駅の待合室で水槽を見ながらジッとしていた。
大阪についたら雨が降っていた。まずは宿にチェックインしよう、と、予約していたホテルモントレ大阪へ。駅から近くてそんなに高くないから、とあまり考えずに予約したんだけど、なんかブライダル客がワンサカいるホテルで、普段着炸裂な我々は場違い感アリだった。
■ 2/3:大阪放送局〜大阪天満宮
2/3 当日の日記はコチラ
翌朝は朝食後に早々とホテルをチェックアウト。雨が若干鬱陶しいけれども、イベントは室内だから大丈夫。NHK大阪放送局での「スタジオセット公開」は11時から、とのことだったけど、早めに行ったほうがよかろうと、東梅田→(地下鉄谷町線)→谷町四丁目というルートで10:30くらいに到着。スタジオ公開はもうはじまっていた様子で、幸い待ち列もそんなに長くはなく、15分くらい待ちという感じだった。
セット公開については、特に説明もいらないと思うので写真のみで。セットと言わなきゃ単なる部屋の写真っぽいものもあるけど(笑)。
待ち時間は思っていたよりかからなかったけど、スタジオ内は人がワンサカいる訳で、やっぱりくたびれてしまった。一通り見て出てきたあとは、見学コースである「BKプラザ」にも行ってみる。渋谷同様1Fに売店があったけど、ちりとてちんグッズは手拭いだけだった。
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いつでもやってる見学コース「BKプラザ」にはこの日、徒然亭四兄弟の書き割りがあった。
左のどーもくんはライトで、床に照らされていたんだけど、ペンキで塗ってあるような写真になってしまった。
書き割りのそばにコッソリ置かれていた、ハルカちゃんな看板。
見学コースのところにあったちりとてちんの紹介。中吊り風イイなぁ。
キャンペーンもやってることだし、もう少しストレッチマンが前面に出てるのかなぁと思ったけど、あんまり見あたらなかったJOBKを後にし、谷町四丁目→(地下鉄谷町線)→南森町というルートで大阪天満宮のほうへ向かう。ここもロケ地である‥けれども、やっぱりちーとも調べていない上に雨模様なので、天満宮や天満天神繁盛亭なんかを軽く見る感じで。
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日本一長〜い「天神橋筋商店街」と、大阪天満宮。恵方巻きのイベントをやっていた。
雨でも繁盛「天満天神繁盛亭」。そのすぐ近くで「冬の越前若狭観光キャンペーン 若狭路横丁」をやっていた。
繁盛亭を横目に見つつ、そのそばでやっていた「冬の越前若狭観光キャンペーン 若狭路横丁」を覗く。ちりとてちんコーナーもあるらしく、これが目当てで来たってのもある。まぁ、前日小浜に行ったのでめずらしいものもなく何も買えなかったけど、恐竜の化石とかも置いてあって、「この狭い会場でスゲーな」と変な感心。それからせっかくだからと天満宮へお参り。ところで天満宮ったら何の神様だっけ‥って学業か! 家のこととか祈っちゃったよ(笑)。
そのあとは天神橋筋商店街のお店で昼食をとって、南森町→(地下鉄堺筋線)→北浜→(京阪線)→京橋と移動。京橋の京阪モールで行われたおけいはんのイベントを覗いた。
ファン感謝祭にはずれた傷も癒えたぜ、とご満悦で京橋を後に。京橋からはJR環状線で大阪に出て、新大阪から新幹線で新横浜へと帰ってきた。この日関東は雪が降って、新幹線の運行にも少し影響があったけれども、大きな混乱もなく無事帰ってこれた。
感想
今回の旅行のメインである「小浜ロケ地めぐり」については、事前準備(ロケ地の調査)不足により、本人達としては消化不良気味に終わってしまった。しかしロケ地がまったく見られなかった訳ではないし、何よりドラマの舞台となった小浜を肌で実感できたのはとても有意義であった。
ただ、朝ドラのロケ地なのに、あまり観光客らしき人たちが居る感じでなかったのがちょっと寂しかった。いつもこんな感じなのか、ドラマ前と比べてどうか、等はわからないし、たまたま人出の少ない日だったのかもしれない。それに「箸のふるさと館」で見たように、私らが行かなかった駅から遠い場所の人出は、きっと増えているんだと思われる。とはいえ「市の、ドラマによる効果への期待が他に類をみない」なんて言われているというのが、よくわかってしまった。それも肌で感じた。
少なくとも我々ファンにとっては、ちりとてちんによって小浜を知ることができ、イメージアップしていることは確か。これが、少なからず市や周辺地域の発展に繋がればと願ってやまない。