考える麺

今日はヒゲさんと、先々週のブランチで紹介された中延の「桃桜林」へつけ麺を食べに行く約束をしていた。それだけで朝から体調は良好(笑)とりあえず今日はめまいもフラつきもないので、症状のことは忘れ、手をつけられなかった仕事をできるだけ進める。体調がよければなんてことない仕事なんだがナ。終業後、ヒゲさんとは五反田で待ち合わせ。私のほうがかなりはやくについたので、駅前をブラブラしてみる。ゲーセンのない街だなぁ‥と歩いていると、結構たくさんラーメン屋が目についた。わざわざ中延まで行かなくてもたくさんあるのにネ‥と言ってたら天一発見!(笑)そしてその道の向かいにようやくゲーセン発見!でもBG4はともかく太鼓もない店で、やるもんナシ。仕方ないのでマリオカート(笑)をひさびさにやって、ちょうど時間となったのでヒゲさんと合流、都営浅草線で一路中延へ。乗ったのが北総9100形だったので、なんかちょっとトクした気分。

駅を出て第二京浜をトボトボと歩く。実は日中、ヒゲさんからCOZY&MAO の らーめん食 Squareの桃桜林のレビューページを教えてもらい、「むむっここの主人、うちのはまずいよとか言う人なのか?」とビビり入っていた。いくら今日は調子がいいとはいえ、慢性的に情緒不安定となっている今、そんな体育会系の場に足を踏み入れて大丈夫だろうか。なんて思いつつ、しばらくして道沿いに店を発見。思っていた以上に小ぎれいな店はいかにも幹線道路沿いの屋台風ラーメン店という感じの狭さ。入店可能人数はMAX10人くらいか?主人は先に来ていた常連らしき客と話していて、どうしていいかわからなかったが、しばらくしたら注文を聞いてくれたのでとりあえずブランチ紹介メニューの冷し麺(スープ付)&餃子をそのままオーダー。ヒゲさんは通常のラーメンと餃子。餃子を焼くのに時間がかかるというので、しばし待つ。

「つけ麺の麺だけ喰いたい」そう私は何度も主張してきた(一昨昨年そして去年)。もちろん今もその気持ちに揺るぎはない。ブランチの食レポを見て、ここ桃桜林のつけ麺こそ、自信をもってつけ麺の麺だけ喰える店であると思った。(餃子のおかげで)長い時間待ってようやく出てきたつけ麺のつけダレは、ただのめんつゆがチョッピリ。しかしオレにはそれすらいらん!と麺だけ頬張る。なるほど、手打ちの太麺はまさに極上品。麺だけですべてをたいらげることが可能だ。なので、もうつけダレいらないやと奥のほうに置いたら、主人が「これがつけダレですよ。こっちは薬味ネ」と教えてくれた(笑)。なんか麺だけ喰ってると悪い気がしてきたので、一応つけてるフリなんかしたりして。主人、カタブツな人かと思ったけど、話したがりなきさくでいい人だった。ただ狭さもあって、どうしても会話しなければならなくなるため、孤独に食べたいという要求は叶いにくそう。ところで問題はスープ。評判通り、ホントに味がない。何か入れ忘れちゃった汁、という感じだ。私は薄味大好きなので問題なく飲み干せたが、実はここが評価の分かれ目。ヒゲさんもやや眉をひそめていたし、これはまったく賛否両論だろう。この味がわかったら食通なのか、いややはり味がないのは罪なのか。そこまで考えさせられた。正直なところ、この味のなさは自信をもって人に勧められない、そんな危険をはらんでいる。もう一点、正直一人前では量が少ない。一定量の麺がないと私の合格点は出ない。極上品とかいいながら結局「質より量」か(爆)。二人前とかできればそれでもいいが、ちょっとコスト的にツラそうだ。特大な餃子とあわせて食べてちょうどいいという感じ。

店を出、ヒゲさんと延々語り合いながら帰路へ。ヒゲさんは今日の体験をチャレンジ的に扱ってくれた。やさしいなぁ!ますますヒゲ・ラヴァーズ化(笑)ホント付き合わせちゃって申し訳なかったです。こんどはちりめん亭行こうね!そのあとは中延にあるブックオフへ行ったり、東急で大井町に出てセガワールドへ行ってみたりして解散。帰りがけ林檎に寄ったら、なんとめずらしく数字の人が居て、しかも仁Dやってるよ(笑)今日はW杯日本戦を朝方やるんで、その時間まで営業してるんだそうで、それ目的で来たとのこと。秋名の走りを見たけど、なんだね〜もう全然走らせ方が違う。ガチャがどうとかいうレベルじゃない。そういうのに貪欲に対応できる、若さってスヴァラシイと思った(笑)。

今日の桃桜林体験で、「つけ麺の麺だけ喰う」とはどういうことか、あらためて考えさせられた。麺だけ喰うのは私の勝手だが(笑)、やはりスープ等も含んだトータルなバランスが、ある程度の許容範囲内でないと皆と一緒に来られない。もともと本物趣向でもない私の本分からしても、うまかったんだけど残念、であった。うまいだけでなく、心も満足するつけ麺を求めながら、私は生きたい(カリ城主題歌風大袈裟〆)。


桃桜林の公式サイトがありました。ご主人の顔がぁ〜。残念ながらMacのブラウザではenterから入れず、ソース解析厨(笑)