MUE点
暗中模索を続けるシマヤンのWebサイトへようこそ
沼津リポート
1997/12/06(土) 23:59 NHK FLASH | 平成09年度
- 動機・行程
- リポート1:ひもの屋さん及びその近辺
- リポート2:沼津仲見世商店街
- リポート3:JR沼津駅
- 感想:念願の「ひもの」を食べる
今回沼津に行った一番の動機は「『このまち』を見て、おじさん・おばさんちのひものがとってもおいしそうだったんで」です(笑)。
といってもそれだけで場所も知らず沼津に行ってもおじさん・おばさんのひもの屋さんはわかりません。実は私、静岡県沼津市の出身でして、放送を見てだいたい場所の見当はついておりました。ので以前より行きたいなぁ、ひもの食べたいなぁ、あぁひもののない人生なんて(笑)と思っていたんですが、忙しかったり体調崩したりでなかなか実現しなかったのでした。でも年内には行かないと!という訳で、この時もちょっと体調崩し気味だったんですが行ってきました。
[行った日]1997年12月6日(土)
[同行者]かみさん
[当日のルート](車でいきました)
沼津インター → ひもの屋さん(鳥沢商店)→ 沼津仲見世商店街 → JR沼津駅 → (実家に寄って)帰宅
※住所等の情報は載せていません。
その日は結局朝寝坊したため、沼津インターに到着したのが夕方4時前。これでは到着しても暗くなってしまう〜!と慌ててひもの屋さんに向かいました。
沼津は本当にひものが名産で、インターを降りてすぐの通りにはひものショップが軒を連ねています‥
【突然思い出し企画:オレと沼津秘宝館】(笑)
沼津のインター下には以前、「沼津秘宝館」がありました。デカくきらびやかな看板に書かれた「秘」「宝」「館」の文字。私の生まれ故郷は沼津インターに比較的近い場所にあったんで、この秘宝館のそばを車で通ることが多々ありました。でまぁ、子供の頃は「なんだここはデカいなぁ」程度にしか思っていなかったのですが、「秘宝館」がいかなる場所かわかった頃、私の生きる上での目標のひとつに「沼津秘宝館」が追加されました(笑)。
「20歳になったら自分で車を運転して秘宝館に行くんだ〜ッ!!」 私にとって、「自動車免許の取得」「秘宝館」が大人になるための象徴だったのでした。
免許は高校卒業と同時にとりました(当時18歳)。しかしあと2年なんて待てない!(笑)とりあえず秘宝館に入場はしないものの、運転に慣れるという意味も兼ねて沼津インター下まで自分の運転で行ってみました。
いよいよ憧れの秘宝館へ!巨大な看板が目印だ!
「秘」「宝」「館」(さがしてる)
:
「ひ」「も」「の」‥‥‥‥‥‥‥!?
んガーン!!(笑泣)そう、私が自動車免許を取得するまでの間に、沼津秘宝館は大ひものセンターに変身していたのでした。理由は知りません。知りたくありません(笑)。でも秘宝館はひものセンターに変わってしまった、この事実だけは認めなくてはなりません。
オレの青春は終わった‥(大袈裟)。ひものセンターの駐車場でUターンし、独り泣きながら帰路につく私。ああ秘宝館よ永遠なれ。フォーエバー秘宝館。ちなみに私は未だ何処の秘宝館にも行ったことがありません(笑)。
‥そんな思い出深き(笑)旧秘宝館前を懐かしく通過、一路ひもの屋さんへ。
途中の道(駅前)は私が通っていた高校の通学路にしていた道で、「猛烈にナツカシ〜!!」と感涙。もう10年近くたっているにもかかわらずあんまり変わってないなぁ‥なんて思っていたら「妖怪の基地」もとい「図書館」を発見!(平成9年度 第2,3回に登場)。運転中だったので写真は撮れませんでしたが確かにヘンな建物でした(笑)。高校3年間、ほぼ毎日通っていた道なのに見覚えがないということは、やっぱり私が卒業してから建て直したものと思われます。
図書館にも寄ってみたかったんですが、ともかく時間がなかったので先を急ぎました。それからしばらく車を走らせ、「そろそろこの辺かな」というところで少し速度を落とし‥
あ!あった!鳥沢商店!!‥けど車とめらんない!!(爆)
店の前の映像から予想はしてたんですが、路肩に駐車するにはちょいと狭い道でおいそれと止まれません。なんつってたら通り過ぎてしまいました(笑)。これは一旦引き返さないと‥という訳で、しばらく進んだところにある「宇宙人の建物」もとい「ガソリンスタンド」(平成9年度 第4回に登場)の前の小道を左折、裏の路地をぐるっとまわって来た道の反対車線にのりました。
再び鳥沢商店前へ。実は、反対車線側(海側)にはちょうどいい駐車スペースがあったのでした(笑)。という訳で念願のひもの屋さんへGo!早速店内へ‥あ!あれは!!
記念写真の隙間でゴメン!店内の看板
「天才マナベルの店だよ〜ん」の看板が店内に!!(平成9年度 第9回に登場)。やっぱり寄贈されていたのネ〜。もうものすごく爆笑したかったんだけど、いきなり指差して笑うのも何なので必死に堪える私(笑)。
さて、このまち視聴者にとってはもうすっかりお馴染みの店内には地元の人らしきお客さんが3名ほどいて、しばらく待つことになりました。店先にはおばさん(!)ともう一人別の方が接客されていて、奥の作業場でおじさん(!!)が魚を開いていました。その他、外で干していた干物を持ってきたりする作業を他の従業員さん(?)がなさってました。
さて先客の会計が済んで私たちが干物を買う番になったのですが‥魚屋さんにしろ干物屋さんにしろ、ショーケースに並んでいる品を選ぶスタイルしか知らない若僧の私にとって、何も置いてないところでの注文が難しい。なんて難しがっていても仕方がないので「何がありますか?」と質問。その日あったのは鰺・金目鯛・鰯の醤油干し・イカ。あんまりたくさん買い込んでも2人では食べきれないので、金目2・鰺3・鰯の醤油干し3を購入。これを実家などに渡すため3セット買ったんですが、それで¥5,000弱は安い!
鳥沢商店の包装紙。
バッチリ包装もしてもらい、あとは帰るだけ‥じゃホントは寂しいんだけど、何のアポもとってないし、忙しそうだったんでまた今度かなー‥と思ったんですが「あの、御主人は‥」と尋ねるわがかみさん(笑)。確かにここまで来て黙って帰ってはね。とはいえもうドキドキだったんですが、おじさんもおばさんも快く出てきてくれました。しかも「記念写真とらせて下さい」の更にずうずうしいお願いにも答えてくれました。ンモー大感激!!
今回は本当に突然客として訪問しただけなんで、これ以上ゆっくりお話してては御迷惑と思いこれにて店をあとにしました。年末年始はほとんど無休で営業とのことでした。
おじさん・おばさんとの対面の感動を噛み締めつつ、帰路につく私達。もう日も暮れてしまったし‥と思ったんですが、日が落ちただけで結構時間ははやいことに気付き、もう少し沼津見物をすることに決定。JR沼津駅前の駐車場に車をとめ、仲見世商店街へと向かいました。
仲見世商店街といえば、オープニングをはじめ何回も登場している「このまち沼津編」では有名な商店街です。私としても、沼津で生活している時には幾度となく世話になったところ。てな訳で見慣れた筈の商店街入口(私がよく行っていた頃とたいして変わってなかった)なんですが、「このまち」で使われたと思うとなんとなく違って見えました。のですっかりおのぼりさん化して写真撮影(左上)。ちとハズかった(笑)。
そして早速商店街に突入。番組で登場した店はたくさんあるので、さて何処に行こうかなぁ‥とプラプラと歩いていると、マナベルが平成9年度 第10回でワッフルを「100個ください」とジャロッド(ザ・プリテンダー)よろしく購入したワッフル屋を発見!「ワッフルランド仲見世店」といって、沼津をはじめ静岡県東部地方ではかなりメジャーな洋菓子屋「バンデロール」のチェーン店でした。ここでワッフル数種を購入。
ワッフルランドのシール
あとはマナベルが落っこちたダンボール置き場や、商店街で唯一(だと思う)の八百屋である「中央青果丸中」前を見学。あの親父さんがあの調子で「安いよ〜」と言ってました(笑)。
仲見世を後にし、続いてJR沼津駅へ。ここは平成9年度 第9回でも登場しましたが、だからというより個人的に懐かしいので行きました。なんつっても高校生、青春真っ只中でしたからねぇ‥青春をセガマークIIIソフト購入にぶつけた日々の思い出が(サビシ〜!!)。
私が利用していたのは国鉄からJRに変わる頃でしたが、駅は当時とほとんど変わらない雰囲気を保ったままでした。駅ビルも私が利用していた頃と変わらず「アントレ」という名前でした。当時からそんなに大きい店舗ではないとは思っていましたが、今あらためて見ると小さかった(というか狭かった)です。こんなに小さい所だったかなぁ‥としみじみ見渡すも、2Fにある本屋やCD屋の場所も変わっていなかったので当時からこの広さだったんだと認識。ちなみに、2F→1Fの下りエスカレータの下にいつもあった甘栗屋さんはなくなってました(笑:移動いただけかも)。
駅ビルでは、旅の記念に「安倍川もち」(写真左)と初乗りのきっぷ(写真右)を購入しました。「安倍川もち」はおいしいですよ。きな粉とこしあんのサッパリした餅菓子です。静岡に来たら是非。
安倍川もち と 沼津駅のきっぷ
この後は沼津を出、実家に寄って帰宅しました。
我が家の食卓に並ぶ鳥沢商店のひもの
翌日の朝食は早速「ひもの」。まずは食べたかった金目を焼いて食べました。その味の感想は、ありきたりで申し訳ありませんが「うまい!!」後日鰺や醤油干しも食べましたがこちらも美味かったです。さすが本場のひものは安くてうまい。いや〜、イカも食べたいなぁ、という訳でまた買いに行くこと決定(笑)。
という訳で、「このまち」の舞台であるということと自分の思い出が交差する大変充実の1日でした。なんつってもおじさん・おばさんに会えたし。ちょっと慌ただしかったのが悔やまれますが、次回は時間に余裕を持って行きたいと思います。