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レンジャーキーPETクリアケース
2012/08/29(水) 00:17 What's Fool? | おもちゃ
今年もなんだかんだ出続け、増え続けるレンジャーキー。何もしなければ収納問題も解決の目処がたたない。純正既製品で一番良いと思われるキーセットのブリスターを超える収納性能をもつ方法はないものか‥と考えつづけ、ある結論に至った。
レンジャーキーにピッタリサイズのクリアケース(PET製)を作った!! このテのクリアケースでは、ミニカーを箱ごと保存する用なんかが市販されているけれども、レンジャーキーに合うようなものは見つけられなかった。なきゃ作ったれ! てなもんで。依頼先やサイズ詳細は後述。
○特徴その1:いかなるレンジャーキーも個別に保護!
このようにヘンテコな形 もとい(笑)特徴的な頭部のキーでも問題なく収納可。まぁこれはケースの長所というより、レンジャーキーの規格がいいってことだけど。
○特徴その2:任意の本数でまとめられる!
戦隊くくりで並べたい本数は様々なレンジャーキーも、PETケースを貼り付ければ好きな本数の並びケースが作成可! この写真の例だと、今後ゴリサキキーが出たとしても(多分ないと思うけど(笑))、横にペタッと貼り付けてゴーバスターズ7人並びにできるという訳。これは気軽! ちなみにここでは両面テープで簡単に貼りつけているだけだけど、乱暴に持ったりするとすぐはがれそうなので、結構慎重に扱っている。もっと頑丈に貼り合わせるなど、やり方はいろいろあると思う。
○特徴その3:すばらしい収納性能!
6体並べても、横幅がキーセットのブリスターより若干小さいというコンパクトさ。更に直方体という整理しやすい形であるので、収まりもよく収納性能は抜群。
ちなみに厚さは、2つ並べてブリスターよりやや厚い、という感じ。
私は、このように個別に収納しつつ、思い立ったらホイホイ出して遊びたい派(しまいっぱなしではない)ため、ブリスターは固くて出し入れが非常にしづらく、あまり使いたくなかった。壁掛けディスプレイと緩衝材も兼ねた形・固さである、というのは理解できるんだけど、我が家の購入後にはマッチしていない。今回のPETケースでは、フタから容易に出し入れできるようになっている。
○製作依頼先とサイズ詳細
ないから作った! といっても自作できるようなものではないので、製作を依頼している。今回お世話になったのはクリアケースの専門ショップ・キャロブ ボックスさんで、「キャラメル式(素材:PET)」をオリジナルサイズで注文した。
実は何社か相談して見積もりをとって比較したのだが、最低ロット数が多すぎたり、オリジナルサイズ(=抜き型の製作代が必要)なので高額だったりと、個人で数百個ほしいという微妙なニーズにマッチしたのはキャロブさんだけだった。
価格は、キャロブさんのサイト上で表記されていないのでここでも控えるが、マッチしたといってもそんなに安くはない。今回は400ヶ注文したが、この数が1000とかもっと多ければ単価は下がる、という見積もりだった。抜き型代はどうしても高くて、総額の半分くらいをしめてしまったが、それでも他社よりは俄然安かった。素材をPETではなくPP(ポリプロピレン)にすればもっと安い模様。初めての経験でPPとPETの違いがわからず、強度が心配でPETを採用したが、PPでもこのくらいの用途であれば平気かもしれない。
サイズは、長さ: 36mm/幅: 18mm/高さ: 92mm で製作した。長さ・幅はほぼピッタリだがキツキツではなく、スムーズに出し入れができる。高さは若干余裕がある感じ。
400ヶが届いた直後の記念写真。説明がなきゃなんだこりゃだな(笑)。
畳まれた状態で届くので、当然ながら自分で組み立てる。組み立ては何か考えるようなことはほとんどないので、数が多くても楽勝! と思ったけど、50ヶくらいやったら飽きた(笑)。
○今年もあった問題点
さてここまで、バラ色のレンジャーキー生活を手に入れた! ような口ぶりできたけれども、やっぱり詰めが甘いというか、ほとんど業者製作のPETケースでも問題発生。夏の工作の恒例! にするつもりはないんだけどなぁ(苦笑)。
まず上で書いたサイズの「高さ」。写真で見てもわかるとおり、92mmだとかなり余裕があることは試作の段階でわかっていたけれども、これで良しとした。実際のところちょっと余裕をとりすぎたかな‥と感じている。個人的にはギリギリ許せる範囲だが、上下方向だけとはいえ中身がカラカラ動いてしまうのはあまり良くないかも。ただ詰めるとしてもあと1〜2mm? と微妙で、通販ベースの試作でトライし続けるのはちょっとしんどかった。
もう一つは底面問題。ケース上下のフタは、上面を開閉可能にして、底面をシールで固定しようと考えていた。
この用途で手配したのは、エーワン 透明保護ラベル 丸型20φ 08378。これを、ケース底面の外側から貼ってOK、とするつもりだったのだが‥
いざ組み立ててキーを入れてみると、なんか足下がひっかかる場合がある。なんでかなぁとよく調べてみると、上の写真のように折り込んだ部分の折れ具合によって、出し入れがスムーズにできなくなってしまうのだ。上の写真はわかりやすくするため極端な折り方をしたけど、一見するとそんなに内側ではないのに、折れ角度がケース個々で微妙〜に異なってしまうのだ。
これはどうも、折り方を注意する、みたいな努力では解決しそうになかったため、外側から安易に貼る予定だった透明保護ラベルを、内側に貼ることにした。
このようにラベルをピンセットでつまんでそっと貼り付けて‥と、手先不器用な私にはかなり繊細さを求められる作業。
乗せたラベルをピンセットでこすりつけて完成。それでこの問題は解決したけど、組み立て作業の難易度が急激にあがってしまった。3ヶくらいで飽きたし(笑)。それでも自分が好きでやってることなので苦ではないんだけどネ。
この問題はキャラメル式ケースの出来上がりからして発生はやむを得ないと思われる。「組底タイプ」だとこの問題は起きない上にシール不要、なんだろうけど、このサイズでは幅が狭すぎて、組底タイプ製作不可かもしれない。ちなみにこの「組底タイプ」は「地獄式」とも言われるらしい。ケース発注先をいろいろ調べてる過程で、やたら地獄地獄と出てきて「クリアケースの世界ってそんなに大変なのか‥」とか思っちゃった(笑)。
そんなちょっとした問題とかあったけれども、スッキリしまえていつでも遊べるPETケースには大満足。今後発売が判明している分は、ケースの数も余裕であるけれども、来年度とか出るのかなぁ‥もし出るなら、これよりいいケースも出してください(笑)。
オマケ: カッコよさげな比較図にするつもりが、イマイチ差が伝わらないのでボツにした写真。それはともかくマジピンクはいくつあってもいいの図。