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ぶらりファイト アッと驚く@Trainの巻
2002/03/16(土) 00:00 ぶらり自己満足の旅 | ぶらり旅行記
(↑上の日付は旅行日を示しています)
2006/11/01 初版作成
【ちょっと未来をいざ体験】
こちらでもチェックしていた、小田急ロマンスカーのIPv6実証実験「@Train」を体験してみた。当初懸念していた「寝ちゃう」という事態はなかったが(笑)、果たして、ロマンスカーに設置された「未来」はどんなものであったのだろうか。
【未来はちょっとおいといて、センター北】
大和 11:44発
↓ 相鉄本線 横浜行(急行)
横浜 12:04着 ¥250
@Trainは夕方乗ることにしたので、その前にいくつかイベントに顔出し。まずは「センター北まつり」へ。センター北なら通常あざみ野経由なのだが、京急のカード(3000円券と5000円券)を購入したかったので横浜経由で。市営地下鉄の横浜駅では最新の市営地下鉄新聞を貰ったのだが、それには「ぷるぷるはまりん」の発売情報が!!ついにはまりんもぷるぷる化!!3ヶ買う!!(それはちょっと買いすぎ)。
横浜 12:21発
↓ 横浜市営地下鉄 あざみ野行
センター南 12:42着 ¥290
センター北でお祭りをやっているというのに、手前のセンター南で一旦降車。というのも、
センター北まつりの告知。
お祭り期間中、センター北←→センター南間が半額(通常¥200が¥100)らしいのだ。パスネットにそんな印字を残せたら、なかなかいい記念になる。両駅で100円乗車券も発売されており、せっかくなので購入しつつ、それはサッサと鞄にしまってパスネットで入場。
センター南 12:50発
↓ 横浜市営地下鉄 あざみ野行
センター北 12:51着 ¥200
‥したんだけどフツーに初乗り¥200引かれちゃった!!(苦笑)さっき買った100円乗車券のみ適用な割引だったのネ。2日間だけ改札の設定を変えたりしないか。ちなみにセンター南で100円乗車券を買ったときにアンケート用紙を渡されたので、センター北で回答して提出。
センター北まつりは、駅前周辺一帯とモザイクモール/阪急屋上あたりで開催。交通局の出店はないようだった。
駅前のステージイベントの様子。
こんなでっかいのもあり。
こちらはモザイクモール屋上。
サンリオステージなどもあった模様。
やぎさ〜ん
動物もいました。
来るたび気になっていた観覧車に接近遭遇!
交通局の出店なし=はまりんグッズなし、ということで、ザッと見渡す程度で。モザイクモールの屋上へ来たのははじめてだったので、観覧車を興味深く観察。乗り場は屋上ではなく、一階下の5Fからだった。高所恐怖症の私はもちろん乗らず。
【萩・一点買い‥でもないか】
センター北 13:24発
↓ 横浜市営地下鉄 あざみ野行
あざみ野 13:28着 ¥230
あざみ野 13:34発
↓ 東急田園都市線 水天宮前行(各停)
渋谷 14:05着 ¥250
センター北を後にし、続いてあざみ野経由で渋谷に出る。先日、田園都市線の中吊りで見て知った、重要イベントに向かうためだ。
宮城県の物産と観光展
3/14(土)〜20(水) 渋谷駅・東横百貨店西館8F催事場
いつもウトウトと寝てしまう通勤電車の中、この中吊りを見た瞬間クッキリ覚醒。宮城!?そして左上の黄色くて丸いのは萩!?ちょうど一年ほど前、上野で開催された「東北6県の物産と観光展」においては、三全さんの出店はなかった。ふだん「関東圏内で決して購入することができない」はずの萩の月、ついに関東上陸ゥゥゥ!!って、前にもこういうイベントはあっただろうけど、このチャンスを逃す訳にはいかない。
会場の東横百貨店に到着するやいなや、三全ブースに直行。大人気のため完売、なんてことだったら悲しすぎる‥って、さすがにまだ日中なのでそこまで売れまくってはおらず、無事購入(5ヶ入 ¥630)。これにて撤収〜!!じゃあんまり&腹へったので、「くじら矢」さんというお店で鯨の塩漬け(¥1,000)を買ったり、ラーメン大吉さんでこってり味噌ラーメンを食べたりした。こってり味噌ラーメンは、こってりしていた(そのまんま感想)。
至高和菓子「萩の月」
今回は買えた〜
帰るとき、アンケートを募っていたので記入。「また三全さんを呼んでください」と、濃いめの字で書いた(笑)。ご満悦で会場を後にし、いよいよ@Trainに乗車するため新宿へ向かう。
渋谷 14:44発
↓ JR山手線 外回り
新宿 14:50着 ¥150
【ネットワーク層は「体験」しづらいよね】
乗車するはこね37号は16時ちょうど発。車内で貸し出してくれるPCは数に限りがあり、「早い者勝ち」と言われていたので、はやめに行くつもりではいたが、それにしてもまだ少し時間があるので、ゲームセンターで頭文字D Arcade Stageをやったりしていた。で、15:30にはホーム入りし、まだ誰もいないのりばで先頭に並ぶ。
新宿駅2番線の、ロマンスカー1号車のりば。
足下にどーんと貼られたシートの内容はこんな感じ。
ちょっと未来のIPv6、体験できます。
特急ロマンスカー車内で、無線LANインターネット実証実験スタート。
インターネットの未来を、このチャンスに、ぜひご体験ください。
@Train 無線LANインターネット実証実験
実証実験の実施期間
2002年2月1日(金)〜3月31日(日)
[平日:午前9時〜午後9時 土曜日・休日:午前8時〜午後9時]
「ロマンスカー30000形EXE」1号車で実施。
専用ノートパソコンを、車内で無料貸し出し。
実証実験専用の無料コンテンツが楽しめます。
インターネットで最新情報にもアクセス可能。
odakyu ipv6 NOKIA
実証実験発表時のリリースや、システムの構成概略などを紛失してしまったので詳しいことはもうわからなくなってしまったが、主体はNOKIAで、特にモバイルIPv6の実証実験だった、と記憶している。
はこね37号の1号車。
@Train車両には専属スタッフのギャル(!)2名が同乗、PC貸出・返却や使用時の質問などに対応していた。私の指定席は車両の最後部座席だったのだが、ギャル2名の席が私の隣(通路の向こう)で、もう気になって仕方がなかった。というのはややウソで、ちゃんと体験しようと試みる。
車内に置かれていたマニュアル。
元画像ピンボケにつき小さい画像ですすんません。
↑座席にはこんなマニュアルが置いてあった。実は、この日の前(実験開始してすぐの2月2日)に乗車したロマンスカーがたまたま1号車で、時間的にもう@Trainではなかったんだけど、マニュアルはそのまま置いてあったのでこれ幸いと熟読してしまった。この写真はその時撮影したもの。なので当日は特に読まず。
新宿 16:00発
↓ 小田急線特急ロマンスカー はこね37号 箱根湯本行
小田原 17:08着 ¥850(+特急券 ¥870)
いよいよ発車したので早速体験開始。無料で貸し出されたPCは東芝のLibrettoでOSはWindows 2000 Pro.だった。一応私も、ネットワーク技術者のはしくれではあるので、この実証実験の最大のポイントである「IPv6」がどんなものか、なんとなくはわかっているつもり(頼りない技術者だ‥)。「IPv6、体験できます」と言ってるんだし、じゃ早速体験させてもらおう、とまずやったのはコントロールパネルを開いてネットワーク設定の参照(笑)。ホントはパケットのモニタリングでもしたいところだけどそれは無理そうだったので‥と開いたものの、利用アカウントに権限がなくて参照不可。そりゃ当然なのであるが、そしたらどうやってIPv6を体験したらいいんだろう。
と、ひねくれたことを言わず、素直に提供されているサービスを利用してみる。@Trainでは車内にサーバがあって、そこにあるコンテンツを無線LAN経由でPCで閲覧できる、というもの。コンテンツの内容はだいたいこんな感じだった。
- ニュース ... 専用ビューアソフトで閲覧
- マンガ ... PDF・Acrobat Readerで閲覧
- ミュージック ... Real Audio
- ビデオ ... Real Video
- スポーツ ... Real Video
- Web(※) ... インターネットで公開されているもののコピー
※小田急について、京急HP、京急なぎさHPなど。コピーなので最新ではなかった。
各コンテンツへのアクセス速度は、体感的にあまりストレスを感じない程度、といったところ。当然といえば当然か。ただマシンスペックがあまり良いとはいえず。えらく遅いという印象しかないCrusoeマシンだったので、例えば動画を見るにしても、ビューアの起動にもたついてなかなかはじまらない、といった感じだった。
この環境では、車内のLANの外へのアクセスもできるのだが、ほとんど使い物にはならなかった。かろうじて自分のサイトアクセスできたくらい。速度は64kbpsとのことで、それだったらPHSカードとかと変わらない。
IPv6の実証実験、という観点では、実験をする側からするとそれなりに結果が出せた環境かもしれない。しかしエンドユーザに向けては、IPv6なんて言葉自体を意識させることが本来はおかしくて、サービスとして成り立っていなければ意味がない。今回の環境は、それは主に端末のスペックが要因といって良いと思うが、とても次回も利用したいと思うものではなかった。ただH/Wについては使用に耐えうるスペックのものが用意できればいい訳で、たいした問題ではなかろう。もっと重要視しなければならないのは提供コンテンツそのものである。中途半端に「インターネット」なんて銘打ってしまっているから、このシステムで欠ける「リアルタイム性」が得られず、使っていてイライラするばかり。いっそ音楽や動画(映画など)の配信に特化したサービスにした方がいいだろう。
てな感じのことを、使用後のアンケートに「暇つぶしにしかならない」「もう使いたくない」と簡略して回答した。簡略しすぎ?でも正直な感想である。こんな酷評してもボールペンをくれたので、ちょっと申し訳なくなった(笑)。
あとスタッフのギャルズは、仕事がないときは席でずっとおしゃべりしていて、ちょっと「しゃべりすぎ」なくらいだった。席が近いので内容まで聞こえちゃったんだけど、「この実験は、将来はすごそうだけど、いらなーい」など、ワリと正直な感想を述べていた。いわゆるコンパニオンなんですね。どうりでキレイな訳だ。もうホント気になって仕方がなかった(笑)。
【体験終了して】
唯一この環境での利点は、あまりに動作が遅くて、小田原まで飽きないウチに到着したということ。それも嫌味だなぁ。まぁでも、こんな実験に参加できたのは有意義だったと思う。
そんな訳でまだ明るい小田原まで来てしまったが、特に小田原に用事もないのでトンボ帰りした。
小田原 17:26発
↓ 小田急小田原線 新宿行(急行)
海老名 18:05着 ¥440
海老名 18:15発
↓ 相鉄本線 横浜行(急行)
大和 18:25着 ¥190