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ぶらりイベント 相鉄10000系見学会の巻
2002/02/17(日) 00:00 ぶらり自己満足の旅 | ぶらり旅行記
(↑上の日付は旅行日を示しています)
2002/02/18 初版作成
【先行執筆には訳がある】
本稿執筆時点で、過去の17もの旅行記がまだ「執筆中」、実質は何も手をつけていない状態である。にもかかわらずこのイベントレポートを先行して執筆する理由は、今回いつも持ち歩いている手帳をもっていくのを忘れ、メモを残すことができなかったので、はやく書かないと忘れちゃうからである。これを記に残りのものも一気に書き上げたいところである。が、それができないんだよねエ〜(ホントすみません)
【2/17のイベント】
ぶらりメモでもお伝えしていた通り、2/24のデビューを控え2/17に相鉄新車両10000系の試乗会と見学会(撮影会・グッズ等の販売会)が行われた。試乗会については事前登録制で、応募者多数の場合は抽選。近くの相鉄だし、そのうち乗れるだろうというのもあって試乗会の方は応募しなかった。見学会は特に人数制限などは告知されていない。私はグッズ販売会が主な参加理由であるが、この手の撮影会というものを見たことがないので、その様子も見てみたかった。実を言うと「撮影会」→「すごいカメラを持った人がたくさん」という光景を想像していて、たかだか3倍ズームのデジカメしか持っていない私なんか中に入れてもらえないんじゃないかと、独り引け目に思っていたというのも、撮影会が決してメインにならない理由だったりした。
さて当日の朝。見学会々場である相鉄 相模大塚駅は宅の最寄駅である大和の隣駅だ。さすがに歩いていくのは少々ツラい距離だが、現地到着時間を調整するのは容易だ。あまりはやく行って開場を待っているのも寒いし、ということで、録画した忍風戦隊ハリケンジャーと仮面ライダー龍騎を余裕で視聴。この日からはじまったハリケンジャーはなかなかおもしろそうだ、おぉ、戦隊といえば相鉄。とわざとらしく気付いたフリしてのんびりと出発。
【後楽園の戦隊ショーの整理券待ち並み?】
大和駅ホームには、早速でっかいレンズを携えた人がチラホラ。カメラはなくとも、雰囲気で「これから隣へ行きます」とわかる人が結構いた。もっとたくさんいるかと想像していたのだが、そうでもなかった。本当に開始直前の時間だったので、本気な人はもうとっくに現地入りしているだろう。かといって今いる皆さんが本気でないとは言い切れないが。で、相模大塚駅には開場5分前の11:55頃到着した(手帳をもっていくのを忘れたので、乗降記録はなし)。
見学会々場となった相鉄 相模大塚駅。
この写真は会場の反対側。
去年の夏、瀬谷駅へ行った時も思ったが、隣の駅なんてこんな用事でもないと降りることはない。スタンプラリーの時も、主に居たのは電車を待っていたホームである。駅前をぶらりと散策などとのんびり訪れることはそうそうない。ったって、今日も買うもん買ったらすぐ帰ると思うけどねぇ〜‥と呑気に思っていたのだが、改札を出、会場の方を見てみてビックリ、長蛇の列。既に改札近くまで列ができていた。しかしこれは撮影会・販売会どちらの行列だろうか。私はあくまでイベント全体としては撮影会がメインだと思っていたので、願わくばこれは撮影会の列であって、向こうに見える販売会々場はそんなに列はない‥という希望は「こちらが販売会の列の最後尾で〜す」というアナウンスで即座に玉砕された。撮影会の列は別にあったが、こんなところまではきていなかった。
販売会の行列風景。
ここは、私が並んだ時で距離的に全体の1/2、時間的に全体の1/3くらいの地点。
開場付近の時間帯だと少し並ぶかなーなんて、ことごとく呑気に構えていたが、この調子だと結構並ぶことになりそうだ。とはいえまだ開場していないので、この長さの列がどの程度の速度でさばかれるのか、この時点ではまだ見当がつかない。とりあえず列に並んだ。
陸橋の上でぼんやり待っていると、程なくして海老名方面から新車両10000系が入場。群集はややざわめいた。私はというと、偶然試運転走行しているのを見かけたり、かしわ台電車基地に停車しているのを何度か目撃しているので、既に結構おなじみになっていた。それに来週以降になれば普通に乗れるチャンスもでてくる訳だし‥と強がり言っているのも、車両に対する知識の無さ故。鉄たるもの、新車両の特徴くらい頭に入ってなければいけないのかなー、などと考えたりしていた。
それからしばらくして、いよいよ撮影会がはじまったらしく、撮影会の列に並んでいた人が徐々に構内へ入っていった。一番最初に入場した少年が持っていたカメラが、私がもっているのと同じようなデジカメなのを見て大いに安心。もちろん、三脚持参の本格的な方も多く見受けられたが、そんな人ばかりと思いこんでいた私は、撮影会というものをより身近に感じた。
鉄道関連のイベントでは、私が行く他のイベントとは参加者の趣がかなり異なる。特に親子連れ・家族連れが多い。撮影会でも、ガオジャンパーを来た子を連れたお父さん、ウルトラマンコスモススーツに身を包んだお子さんを含む家族連れなどたくさんいた。こう書くと特撮系のイベントと変わらんじゃないかと言われそうだが、もちろん普通の格好をした親子連れの方が多いので念のため。それはともかく、今回の撮影会が特別な施設での開催でなく、参加が無料で自由というスタイルだから一般客が多い、とも考えられるが、とはいえこのような光景はほのぼのとして良い。自分にも子がいたら新車両の前で記念撮影したいものだ。
【本日のメイン・エベントが発覚】
あんまり暇なので、このように見るものすべてに脳内でコメントをつけたりしていたが、ところで行列は遅々として進まない。やっと階段に差しかかったと思ったら、既に30分が経過している。そろそろまわりの皆も愚痴を口に出して発するようになってきた。
陸橋の端にたどりついたことで、販売会々場の近辺が見渡せるようになった。路線バスの停留所の方に貸切バスがあって、その付近にも若干ながら人が群がっているのが見える。
開場付近に貼られていた案内。
バス車両の撮影会もあるの?
↑そういえばこんな貼り紙がしてあった。バス撮影会でもあったのか。バスも新車両なのかな?そうでもないみたいだけど‥ところでバスの近くに見える数名の制服ギャルの存在が気になる。バスガイドであろう。む〜ん、近寄りたいなぁ‥とオヤジ丸出しに思っていたら、停車しているバスに黄色い紙で貼り紙がしてあるのが見えた。目を凝らして書かれている文字をよく読んでみると‥
2/17のメイン・イベント(ウソ)
ばばばばばばばばば、バスガイドと記念撮影!?これは10000系なんかよりよっぽど重要ではないか!今回のイベント、バスの件は事前告知されていなかったと思うが‥こんな素晴らしい隠れイベントがあったとは。来てよかったと心底思った。本当は早々に列からはずれ、橋の上から飛んでいきたかった(危ねぇ)のだが、ここまで並んでそれはできないと貧乏性丸出し。販売会で買うもの買ったら一目散に急行しよう、と心に決めたのは言うまでもない。
てっきり電車関連だけのイベントだと思っていたのだが、どうも販売会でもバス関連グッズも売っている様子。更にはベイブレード・ゾイドが当たる抽選会などというものも催されているとのこと。列が次第に進んでいき、そんな貼り紙がしてあるのも確認できた。ただでもらえるならゾイド欲しい〜!ベイブレードでもいいよ!
バスガイドといいベイブレードといい、もう気持ちだけは先に行っているのだけれど‥それにしても列の進みが遅い。既に並びはじめて1時間が経過、しかしまだ販売会々場であるテントまでは20mほどあり、その手前には人がギッシリ並んでいる。特にバスガイドへの気持ちを抑えるのに必死であった。
ところで、私はこのようにこの日のイベントの詳細をほとんど知らないで現地にやってきているが、もっとも重要なことを知らないで来ていた。それは、「販売会で何を販売するのか知らない」。もう1時間も並んでいるが、事と次第によっては欲しいものが何もないかもしれないのだ。こうなると物好きとしか言いようがないかもしれないが、物好きなんだからしようがない。
知らないなりに予想はしていて、新車両の記念な訳だからグッズといっても10000系がモチーフになったもの中心だろう。それらの中でおもしろいものがあったら買うけれども、それがなかったらおそらく発売されると思われる記念パスネットを購入‥とぼんやり考えていた。とはいえ記念カードが出ているとは限らないし、出ていたとしてもこの行列だと売り切れも懸念される。テントが近づくにつれ、だんだん心配になってきた。
と、ようやく本日の販売品を確認できる位置までたどりついた。テント脇に以下のようなポスターが貼られていた。
記念グッズのポスター。
どれも2/24以降、駅やグリーンぽけっとで販売するらしい。
実際にはこの他、これまで発売したグッズやカード、また今発売中のグッズ(電車チョロQとか)なども販売していた様だが、あまりの混雑で細かい確認はせず。とりあえず過去のものはさておき、この日2/24に先行して販売される「新・発・売!!」なグッズは‥‥どれもいらん(笑)せめて「ぷるぷる10000系・けい太くんみたく顔があるよ」というイカしたものでもあれば購入必須なのだが‥予想通り発売されていた記念パスネットすら、あまりデザイン的にいらない。そもそも限定数表記のある台紙付セットは10,000円もするし。とはいえ、こんなに長時間並んでしまったので、10,000円のカードセットがあったらそれを購入、売り切れだったら2/24以降も比較的容易に入手できると思われる1,000円カード2種を購入することに決定。予算の都合で両方いっぺんには買えず。
で、長い道のりを経てようやく販売会々場にたどりついた。幸い台紙付きカードセットはまだ残っていたので、それだけ購入。そそくさとその場を後にした。一応販売品を見回したが、そんなに欲しいものもなかった。
続いてチェックはベイブレード/ゾイドの抽選会!!‥‥子供だけ対象か(笑)そうかそうだよな。ちょうど三角くじを開いたら「ゾイド」と書かれているのを、よくわからない様子で見ている3歳くらいの子供を見かけ、「そのくじ、おじさんにくれないか」と言おうかと思ってしまった。トホホ。もちろん言いません。
そのむこうでは相鉄自動車のグッズを販売していた。主に、この時二俣川のみで発売中の貸切バスチョロQがメインで、その他過去発売したグッズなどだった。この時既に気持ちはバスガイドとの桃色撮影会(桃色とは誰も言っていない)に行ってしまっていたので、ここも細かくはチェックせず。ただ、バスガイドの制服を着た小さいリカちゃん人形(夏・冬の2種)については「これ幾らですか」と聞いてみた。800円と1,000円だという回答を得、予算オーバーなので丁重にお断り。
【その足、地についておらず】
さぁ!販売会の用事も済んだので早速バスガイドの元へ急行だ!時計を見れば13:30、開始から既に1時間半が経過している。バスガイドが待っている、待ちくたびれているぞ!(こんな奴を相手にするんで、別の意味でくたびれていると思う)
バスガイドとの撮影会場。
よく「○○様ご一行」と書かれているプレートには「10000系撮影会」と書かれていた。
さて急行したはいいものの、いつもの如く現場で二の足を踏む私。バスガイドとの記念撮影の詳細は、販売会の列に並んでいただけではよくわからなかったが、近づいてみてみると「運転席に座って、その手前にガイドさんがしゃがんで撮影」というのがこの場での撮影であった。は、はずかしい‥運転席に座るのは当然というか、小さなお子様が中心。中には大きな人も座っていたが、その場合たいがいは仲間がいて、冗談でやってるんだよという雰囲気を作っていた。
三十路オヤジがソロでその撮影にチャレンジできるだろうか‥上のようなどうでもよいバス写真を撮影したり、一服したりしつつ、期が熟すのを待っていた。この「期」とは、あまり混雑しない時をみはからっているというのと、自分なりにフッきれるのを待つの意である。もともとあまり混雑していない場所なので、自分を捨てるのに時間がかかった。
そこまでして撮影なんてすることないのにねと思いつつ、このために1時間半並んだんだ(別の行列だろうに)と自分に言い聞かせ、気がつけば運転手の帽子をかぶり、スタッフに渡したデジカメに微妙な笑顔を放つ自分がそこにいた。撮影終了し、早急にその場を後にする私。ちなみにその時撮ってもらった写真は、写真の出来といい、内容といい、あんまりなので公開しません。当たり前か!!
【オマケの10000系撮影会】
とはいえ、いつもなら諦めて帰ってしまうような恥ずかしいことが出来たことに妙な達成感を覚え、さながらマラソン3kmを走りきったようなすがすがしさ(3kmって半端だな)で、残る10000系撮影会の方に向かう。終了時間(14:30)までまだ余裕があったし、カメラはどんなんでもそんなに恥ずかしいことじゃないと判明したので堂々と会場入り。この時既に、撮影会の行列というのは実質なくて、ほとんど待ちなしで入ることができた。
相模大塚駅構内で行われた10000系撮影会の様子を、陸橋上から撮影。
撮影会なので、一応撮影する。
相変わらず腕が悪くて申し訳ありません。
こんな時しか撮影できないだろうと撮影、アゴ部分。
てな写真を撮影しつつ、近くで見れるならぜひ確認したかった「自動窓ボタン」の有無をチェック。あまり近くには寄れないし、乗車はもちろんできないので遠くからの確認でしかないが、どうやら「自動窓ボタン」らしきものは存在しないようだ。もしそれが本当なら寂しいぞ!ついでに鏡もなかった模様。ちなみに8000系や9000系には自動窓ボタンがある↓。
9000系の自動窓ボタン。
このボタンがないと相鉄線とは言えなかろう(そんなこたない)。
撮影も終え、早々に現地を後にしよう‥と思ったら、撮影会出口付近に妙な着ぐるみ風のものがたたずんでいる。
正装する獅子。
相鉄のNewキャラ!?と一瞬期待したが、どうもマンションの説明会みたいなことをその場でしていたらしく、そっちのキャラだったらしい。ライオンでマンションといえばおのずと想像もつくが、詳しいことを関係者に聞くと思わぬ時間をとられ、揚げ句マンションを購入させられてしまうかもしれないので、深いことは聞かないでおいた。実はこのライオン、このポーズで微動だにしないでじっとしているのだが、たま〜に揺れたりしているのが気になって気になって。人が入っているのかどうなのか、そこだけでも知りたかったのだが‥マンション買う訳にはいかないし(買わなきゃいいだろ)。
この後、販売会の行列はだいぶ短くなったもののまだ続いているなぁ、というのを横目に帰宅。特に寄り道せず帰った。遠い場所でのイベントだと、せっかく来たからといろんなところへ行きたくなったりするものだが、こう近いと寄る場所もなく。
【ともあれ大満足のイベント】
思いの他行列が長くて疲れたが、とりあえず買うものはあったし、大恥かきながらもバスガイドと撮影できたしで、大変充実感に満ちあふれたイベントであった。え、10000系?とりあえず自動窓ボタンを付けてほしいなとか(笑)。