ぶらりパスネットの旅 うまいうますぎる十万石饅頭篇(2/3)

(↑上の日付は旅行日を示しています)
2001/4/12 初版作成

【営団の駅だった赤羽岩淵】

[2001/03/31(土) 王子→赤羽岩淵]
 王子 11:48発
  ↓ 営団地下鉄 南北線 浦和美園行
 赤羽岩淵 11:54着 ¥160

大いなる寄り道の後、ついに本題の埼玉高速鉄道方面へ向かう。でも来たのが営団車両でガッカリ。どうせなら埼玉高速の車両に乗りたいなぁ。で、南北線と埼玉高速鉄道線の境界・赤羽岩淵駅で下車。埼玉高速鉄道は赤羽岩淵を含めて8駅である。記念カード売切に備え、入手できるまで端から一駅ずつ調べていくつもりであった。

で、赤羽岩淵駅の改札を出る‥営団の駅だ。考えて見れば赤羽岩淵は長いこと南北線の終点である。今も南北線的には終点だ。でも埼玉高速が乗り入れたんだから券売機があって、カードだけでも売ってないかな‥と微かな望みをかけたが、もう純然たる営団駅だった。

という訳で早々に次の駅へ向かう。ホームに降りる手前に「ふれあいコーナー」という空間を発見。


ふれあいコーナー

赤羽岩淵駅 ふれあいコーナー。

給湯器のようなものがポツンと置いてあるところを見ると、どうもここでお茶でもしながら語う〜といったようなコーナーらしい。しかし誰もいない上に閑散としているので、まぁ何とふれあうということもなく次の電車に乗る。


【喜びの中に苦痛あり】

[2001/03/31(土) 赤羽岩淵→川口元郷]
 赤羽岩淵 12:00発
  ↓ 埼玉高速鉄道線 鳩ヶ谷行
 川口元郷 12:03着 ¥210

赤羽岩淵から先はついに本題の埼玉高速鉄道だ。いざ乗車〜!‥でも来たのがまた営団車両でガックシ。何も連チャンで来なくても。だからという訳ではないが、次の駅の川口元郷で下車。と同時に埼玉県に突入だ。さいたま市の市歌はさいたまんぞうの「なぜか埼玉」にすべきだ。いやふざけている訳ではなく真剣に。

川口元郷駅は純然たる埼玉高速鉄道の駅。安心して改札を出る‥と、どうも改札外ではカードを売っていない模様だ。券売機にカード販売機能はないみたいで、売店にはあったのかもしれないが未確認。いずれにしても記念カードの類いは定期券売り場のようなところで売っていると思い、改札にいた駅員さんに「き、記念パスネットはどこで‥」と聞いてみた。ここでも小声でたずねているのは何故だ。それはともかく、記念カードは案の定定期券売り場で売っているとのこと。で、その定期券売り場が改札内にあるのだ。どうせすぐ乗ることだしパスネットで普通に入場しようか、でもそしたらカードが買えた場合に写真を撮るためまた退場しなきゃいけないし‥と二の足を踏もうとする前にすかさず駅員さんが「どうぞ」と改札を通してくれた。なんて優しいんだ!‥でも実際に定期券を買う人も一言ことわって素通りしまくっていた。定期券売り場が改札の中なのはやはりちょっと不便だろうね。

さて定期券売り場に行くと、奥から別の駅員さんがやってきた。受付カウンターには発売中パスネットの見本が並べられている。ほしかった記念カード3枚目(埼玉高速)もあるし、埼玉高速独自の記念柄(1,000円、3,000円、5,000円)もある。特に記念ではなくレギュラーと思われる柄もあるぞ。嗚呼、夢にまで見たこのカード!嬉しさのあまり欲しかった記念カードの他、埼玉高速独自の記念柄1,000円も購入。ここでは残念ながら2枚共台紙はなく、埼玉高速の社名ロゴの入った紙のカード入れに入れて渡された。


ミッションコンプリーツ。最悪全駅まわろうとしていたら早々に目的のカードを購入できてしまった。でも嬉しい〜!改札の駅員さんにお礼を言いながら退場し、早速駅の写真を撮影しに外に出る。埼玉高速鉄道線は地下鉄なので地上にあがる‥と、そこは雪が舞っていた。嗚呼ついに雨が雪に‥と、今朝方大和駅で車掌達が話していたのを思い出すのと同時に、「埼玉だから?」と思ってしまった。すんません。

雪でも何でも、なんとか駅らしい写真を撮らねば。でも寒いので、あがってきた階段の出口を撮影してサッサと中に入るつもりだった。が、出口付近ではスポーツクラブの方々がポケットティッシュ配りをしていて、どうも撮影という雰囲気ではない。しかも「お願いしまーす」とティッシュをもらってしまった。見ればもろこの辺りのスポーツクラブ。私の家からだと通うこと自体がスポーツだ。

仕方ないので別の出口に向かうことにする。ここでまた階段を降り、中から別の出口へ向かえばよかったのだけれど、ちょうど昼時なのもあって「手頃な食堂があったら飯を喰おう」と思ってしまったので、雪の中外を歩きだした。

私が出た出口のすぐそばに、芝川公園という小さな公園があった。この天気だというのに何か催しの準備をしている。


芝川公園

「祝 埼玉高速鉄道開通 川口元郷駅開業地域式典 主催 元郷一丁目西町会」
と看板には書いてあった。於 芝川公園

元郷一丁目西町会というところが「川口元郷駅開業地域式典」をやろうとしていたらしい。上の写真の通り桜も咲いていて、花見も兼ねての式典だろう。ホントにいい時期に開業したな‥と、通常ならそう思っただろう。確かに桜も満開、なのに雪降ってんだもんなぁ。

でもこういう記念式典をこれしきの雪で中止するのはちょっと寂しい、寒さに負けず飲んで騒いでくれぃ‥と偉そうにその場は去った。後でわかった事だが、どうもこの式典は数日に分けてやっていたらしい。だから3/31の式典は中止になったかもしれない。そのへんどうなったかまでは定かではない。


それはともかく、歩けど歩けど別の出口にたどり着かない。手頃な食堂も見つからない。店がない訳ではないが、どうもここという店がなかった。で、気がついたら元の出口に戻ってきてしまって、またティッシュ配りの人と目があってしまった。は、恥ずかしい‥方向オンチぶりを発揮してしまった。

もう寒さに耐えるのも限界だったので、結局最初に出た出口横のエレベータ乗り場を撮影することにした。


川口元郷駅その1 川口元郷駅その2

川口元郷駅 エレベータ乗り場。降っとりますなぁ。

撮るやいなやエレベータに乗り中に入る。これから先、こんな調子で旅を続けられるのだろうか?目的のカードも購入できたことだし、私の方こそ中止(というかここで終了)にすべきなのか‥と思ったが、ホームで次の電車を待つ間、さっき購入したカードを見てニヤ〜としてたら元気になったので、引き続き旅続行。


【新線を乗り切ってこそ鉄の道】

[2001/03/31(土) 川口元郷→浦和美園]
 川口元郷 12:28発
  ↓ 埼玉高速鉄道線 浦和美園行
 浦和美園 12:43着 ¥420

次の目的地、浦和美園駅に向かう。でも来たのがまたまた営団車両でションボリ。もういいや。地下鉄だから外の景色もないようなものなので、駅につく度その様子を見ていた。埼玉高速鉄道線の各駅には、それぞれの色があるようだ。












宿








こんな感じ。

ホームの柱や駅名が書いてある部分にその色があり、視覚的に降車駅を判別しやすくなっていた。

走行中は扉上の電光掲示板を見ていた。それによると、埼玉高速鉄道線各駅には目的駅までの乗換駅、所要時間、運賃、定期運賃などを調べることができる「沿線案内装置」(たしかこんな名前で呼んでいた)があると表示されていた。そういえば川口元郷駅にもそんなものがあった。きっと浦和美園にもあるだろうから見てみよう‥と思ったのはいいとして、「なんとか装置」とよばれるほど堅苦しいものではなかったような気がするんだけど‥まぁ、装置であることに間違いはないけれども。こういう時「あんないくん」とか「しらべえ」とか、変な愛称をつけるといいと思うがどうか。なお今書いた例は良い例ではないので念のため。


浦和美園駅のみ地上駅で、埼玉高速鉄道を象徴するような大きな駅であるのは行く前から調査済みである。埼玉高速鉄道開業を祝うなら、とりあえずこの駅に行くのは必然の行為だろう。実際、本物の方々が大勢この駅を訪れ、写真を撮りまくっていたようだ。おそらく3/28の開業日はもっとたくさんいたことだろう。


浦和美園駅その2 浦和美園駅その3

彩の国さいたま 浦和美園駅。降ってる降ってる降りまくってる。

上の写真も含め、駅舎の概観を撮影しようと外に出てみる。相変わらず雪は降っている。私と同じように写真撮影を試みる本物の方も数名いたが、出口付近でパシャパシャ撮って引き返していた。でもオレは負けん、富士の麓で育った私、雪には負ける訳にはいかない!


浦和美園駅その1

浦和美園駅舎。
意味はわかるけど、壁面に足のみ(しかもムキムキ)ってやっぱり妙。

‥でもこの1枚を撮って即効で屋根の下に走る(あっさり負け)。あんまり外に居るとカメラ濡れちゃうよん。

下の写真はバス・タクシー乗り場で、画の通り広い上に鮮やかな色で彩られている。


浦和美園駅前

浦和美園駅前 バス・タクシー乗り場。この場所は主にバスで、写真外右手の方がタクシー。
その広さが「埼玉スタジアム2002」への客に対する期待値を示している気がする。

バス・タクシー乗り場だけでなく、その先もたいへん広々としている‥んだけど、それにしても何もない。そういう意味では新鎌ヶ谷や東松戸へ行った時と近い感覚を味わった。ここで飯喰おうと思ったんだけどなぁ‥という訳でここでの昼食はあきらめる。


改札前に行くと横に定期券売り場(=記念カード売り場)があったが、なんとここでは私の欲しかったカードは既に売切であった。皆ここを訪れ、記念カードを買って帰っていったのだろう。川口元郷で買っておいて大正解であった。

あたりをふと見回すと、さっき車内で案内があった「なんとか装置」があった。


なんとか装置

ご案内いたします 目的駅までの 乗換駅 所要時間 運賃 定期運賃 埼玉高速鉄道線 沿線案内
と書いてある「なんとか装置」。来る人来る人試用していた。

私も試用してみたかったのだが、なかなか空く様子もなかったのであきらめる。この装置がある場所の向かいに椅子が並んでいるゾーンがあったので、休憩を兼ねVAIOを取り出す。モバイル機器の導入でIT化が更に進んだ、新生ぶらりパスネットの旅の幕開けである。とか大袈裟なことを言ってるが、やってることはこの先のルート検索とカード記載住所の地図表示。どちらもこれまでは事前・事後で済んでいた内容だ。しかし現場で行うことによって新たな発見があるやもしれないという期待はある。

ところでカード記載の住所の件。購入した埼玉高速の2枚のカードにはどちらも「埼玉県浦和市大字大門字宮下3888番地」という、すごい住所が書いてある。地図で見るとおそらくここ浦和美園駅付近の住所と思われる。が、川口元郷で入手したチラシに記載されていた連絡先は「浦和市高砂2−6−5 浦和大学ビル」と、こちらはJR浦和駅の近くだ。私はカード記載の住所=本社所在地と勝手に解釈しているが、チラシにある住所は‥営業事務所か何かかな。いずれにしてもそんなことを、MapFanにアクセスしながら調べていた。ところで寒い。屋内とはいえ、だだっ広い改札前に固定された椅子の上で、ただでさえ小さいVAIOのキーが更に小さく感じた。調べ物が済んだところで早々に次の目的地へ向かうためホームに降りる。


ホームに降りてみると、次に発車する電車が停車していた。今度は東急車両!毎日乗っている東急(目黒線じゃないけどね)が、こんな遠くにいることに何か妙な感覚を覚えた。


浦和美園に東急車両

浦和美園に東急車両の図。
結局埼玉高速の車両には乗れず仕舞い。


【ぶらり中にラブコール】

[2001/03/31(土) 浦和美園→東川口]
 浦和美園 13:11発
  ↓ 埼玉高速鉄道線 武蔵小杉行
 東川口 13:14着 ¥210

東川口に到着。ここで埼玉高速鉄道とはお別れし、この日最後の目的地・行田市へと向かう。東川口ではJR武蔵野線に乗り換える。その途中、一応東川口のカード販売状況をチェックしたが、ここも記念柄は売切だった。いや本当〜に川口元郷で買っといてよかった。式典に参加すりゃよかった(よそ者だ)。


東川口駅

JR東川口駅ホームにて撮影。ありがとう埼玉高速鉄道。
また乗ることもあるかもね。でもちょっとお高いよん。

JR東川口駅で次の電車を待っている時、携帯が鳴った。恐怖の電話・会社からのようだ。年度の切れ目という時期が時期だけに、休日にかかわらず連絡が入ることはやむをえない。しかし私は今、初めて訪れた地にいる。ここから会社に向かうにしても結構な時間がかかるだろう。でも内容によっては向かわねばならんのかな‥と恐る恐る出てみる。すると、その内容は意外にも吉報であった。この日リニューアルするWebサイトがあって、私はその一部を担当、既に作業は済んでいた。しかしリニューアル日に何かトラブルがあった場合サポートする必要があった。この作業には自信があったので特に自宅待機はせず、万が一の場合もVAIOでリモートアクセスするつもりであった。で、電話の内容は「(私の担当部は)特に滞りなく完了した。お役御免だよ」という知らせであった。安心感からか気がゆるんだ私は「いや〜、いま川口にいるんスよ。え、仕事でかって?違う違う趣味ですよシュミ。あ、皆には内緒で〜」とか口走っていた。まったく、余計なことは言わない方がいいと電話を切った後思った。


[2001/03/31(土) 東川口→南越谷]
 東川口 13:26発
  ↓ JR武蔵野線 南船橋行(各停)
 南越谷 13:30着 ¥210

JR南越谷駅と東武線新越谷駅は隣接している。新越谷駅でも一応カード販売状況をチェック。記念柄が出ていた様だが、特に欲しい柄でもなかったので購入せず。ただこの先の残高不足を懸念して、以前も購入した東武のレギュラー柄を購入。東武線は滅多に使わないので、レギュラー柄でもめずらしい。

さて、ここから乗る東武線が今回の旅の往路で一番長い乗車となる。50分近く乗りっぱなしだ。でも私はまだ昼食を食べていない。ただここまで来たらとりあえず行田市まで一気に行ってしまいたかったので、駅売店でスニッカーズを買って乗車。


【東武ワールドスクウェアはもっと遥か】

[2001/03/31(土) 新越谷→羽生]
 新越谷 13:40発
  ↓ 東武伊勢崎線 館林行(準急:東武動物公園から各駅)
 羽生 14:28着 ¥570

都内や千葉も走る東武線だが、ここは埼玉。ところ変われば乗客も変わる。その路線路線に景色も、乗客にもそれぞれの「色」があるような気がする。おぉ、たいして旅している訳でもないのに口だけは一人前になってきたぞ。で、ここの乗客。「前に座っている(4〜5歳の)女の子の、眼鏡のレンズが厚いなぁ」‥それが「色」かい。

あまり乗る機会のない東武線だが、乗るたび路線図を見ては「東武動物公園ってはるか彼方だなぁ」と思っていた。そんな東武動物公園までやってきた。降車はしないけど。で東武動物公園駅、意外と普通の駅だった。動物の絵や写真がいっぱいある駅とか想像してたのになぁ。本物の動物が野放しの駅とか、駅員全員動物とか‥(それはうそ)。

その先、和戸(かど)・久喜(くき)・加須(かぞ)と二文字の駅が多いな〜と思いつつも、東武動物公園から先は駅間が長いようでなかなか到着しない。まわりの景色も次第に田畑が多くなってきた。


羽生駅

羽生駅 秩父鉄道ホーム側から撮影。向こうに見えるホームが東武線。

長い乗車時間に一口サイズのスニッカーズも余裕で食べおわり、ついに羽生に到着。雪がやんでいた。‥うぉう、なんかすごいところに来てしまった気が。なんとも、これまで味わったことのない田舎の感じ。これがSLも走る秩父路か。

羽生では改札を出なくても秩父鉄道に乗り換えられるようだったが、その先に自動改札がなさそうで面倒なことになりそうなので、一旦改札を出、秩父鉄道の切符を買いなおす。


[2001/03/31(土) 羽生→行田市]
 羽生 14:39発
  ↓ 秩父鉄道線 三峰口行(各停)
 行田市 14:53着 ¥370
秩父鉄道きっぷ

秩父鉄道のきっぷ。なにげにお高い。

秩父鉄道線には意外と高校生くらいのギャル客率が多かった。近くに学校でもあって、帰宅する時間帯なのかも?何にしても土曜のこの時間(15:00ちょっと前)なので総乗客数は少ない。って普段多いか知らない。