MUE点

サンフランシスコ旅行記(その7)

1999/04/12(月) 02:43  What's Fool?  |  旅行記

その7：オフな１日(96/06/01)

さあ！仕事も終り、帰りの飛行機の関係で１日オフとなった日がやってきた！海外旅行はこれからだ！！(爆)。天気は相変わらず良いし、観光へ出かけよう！！

‥の前に、やっぱりテレビをチェック(笑)。出かける前までテレビを見たんだけど、さすが土曜の朝だけあってか大充実。(チャンネルはホテルで見たチャンネルです)

ん〜これで思い残すことナッシング！と意気揚々と出発。目的地はサンフランシスコ北部にあるフィッシャーマンズ・ワーフ。シスコへ来たらまず行けぃ、ってな所だそうである。

もうひとつ、サンフランシスコと言えばケーブルカー。ホテルのそばにもケーブルカーの駅があったんだけど、すごく混んでて並ぶのがイヤだったのと、天気が良いからぼちぼち歩いていくのも観光だねということで乗らなかった。あまり「日本に帰ったらもう乗れないのに〜」的な後悔はなかったんだけど、あんまりにも坂が急なので「チカレタビー」的な後悔はとってもあった（笑）。

いやはやまったく、実に坂が急である。途中チャイナタウンを通り抜け、様々な珍品を鑑賞しては笑ってはいたものの、ともかく坂が急なので疲れてその笑いも後半はやつれ気味だった。

サンフランシスコは坂が多い。写真の場所はまだヌルいほうで、
どうみても勾配４５゜以上あるぜってところもあった。

目的地のフッシャーマンズ・ワーフに到着する頃にはもうクッタクタ‥かと思いきや、陽気もよく湿気も少ないので気分は良く、意外に疲れはなかった。でも、大充実の朝を過ごしてたおかげで朝食をとっていなかったので（爆）、腹ペコになってしまった。

フィッシャーマンズ・ワーフのシンボル、カニマーク。
近くにマクドナルドやサブウェイがあった（笑）。

いよいよ到着したフィッシャーマンズ・ワーフでは、そんな訳でまずメシ‥といきたかったけどゲーセンがあったので（爆）まずそっちへ行った。よく見るとナムコの施設で、「じゃここは海外版ワンダーエッグなのかいな」と思ったけどそれとはちょっと違った（笑）。そして、記念すべき海外トッホッホ体験第１弾はこのあとすぐ！(^^;

フィッシャーマンズ・ワーフ内にあるゲームコーナー。
ナムコの施設だったとわ(namco Landという。PLAYCITY CARROTじゃなかった)。

要はゲームコーナーなので、まずは両替しなければいけません。てな訳で両替機を探すんだけど、日本と違って「両替」と書いてあるマシーンはない（当然）。しかし両替だけは知っているぞ、「Exchange」だ！！(^^;。

わずかな知識を元にあらためて探すんだけどどうも見当たらない。こうも勝手が違うかなとイライラしはじめたところでようやくそれらしきマシーン発見！でもなんか「Exchange」の文字がないなぁ‥まぁいいや米ドル札挿入〜！‥何１０ドル専用？ハイハイ１０ドル札Ｇｏ！‥なんか見慣れない金貨がたくさん出てくるぞ(^^;。

結局このマシーンは両替機ではなく、いわゆる「メダル交換機」で、出てきたコインはパックマンのマークもきらびやかなメダル。で、１０ドル入れて２０枚出てきたので５０セント／枚の価値。そういえば、こっちって１ゲーム５０セントなんだよなぁ‥普段、ゲーセンでも２〜３ゲーム／回ぐらいしかやらず、しかも返金の仕方もわからないメダル。余らせて日本に持ってかえっても土産にもなら〜ん！(^^;。

という訳で、なんとか使いきるべくゲームを始めた。落ち着いて見てみれば案外宝庫で、チト古めのもの（デコのCAPTAIN AMERICAやコナミのX-MEN,TMNT等）がたくさんと、新しめのもの(ストリートファイターZERO、モーコン３等)がチョロっとあった。

で、アルペンレーサーがあったので「よし、おれの腰クネを見よ！‥おお、ひさびさに上級(EXPERT)でクリアだ！どうだ！！‥ギャラリーなし(;_;)」と引き続きトッホッホとなってしまった。

次に５０インチ台のＸ−ＭＥＮ（カプコンのほう）があったのでやってたら、噂に聞く通り気軽に外人が乱入してきた。おお、これは貴重な体験！でも投げちゃったら「チキン！」って言われてリアルファイトになっちゃう！慎重にやらねば‥と、ホントに慎重に対戦を開始。‥が、外人たら平気で投げるわキャンセル使うわキメにＸパワー使うわで、結局あっさり負けてしまった(^^;。外人のマニアだったのね（爆）

という訳で、たたみかけるトッホッホ体験だったけど、いい土産話が出来たなと爽快な気分だった。

結局メダルは使いきれず、でもゲームコーナーは逃げやせんということでとりあえず食事にすることにした。ただ、丁度めし時に重なってしまったため、どこのレストランも混雑状態。ただでさえ英語が出来ないのにそんな状態ではいつめしにありつけるかわからんぞ、という訳ですいている店を探した。

それで、ようやく見つけたシーフードレストラン（さすが海辺）に入ることにした。入口が左右２つにわかれている。ここで注意しておけば、あんなことにはならなかったのに‥。

その左右の入口は、圧倒的に左側のほうがすいている。まぁ、右側も並んでいるとかそれ程でもなかったのだが、やっぱりすいている方が良かったので左側から入った。中を覗くと、左右にわかれている入口は（真ん中に段差があるものの）中で繋がっているので、単に入口が２つあるんだと仮定、さてどこに座ろう‥ん？なんか真ん中の段差から右側は混んでるけど、左側は妙にすいている。その混雑具合の落差が激しいので怪しく感じたが、もう待つのもつらいぐらい空腹だったのでサッサと左側のすいている席に落ち着いた。

しばらくしてメニューが来る。‥なんかドリンクしかないぞ(^^;

そう、店内は繋がった空間なれど、実は段差から左側はバーみたいな店で、右側がシーフードレストランだったのだ。あまりの空腹と、単なる英語力のなさでそれがわからなかったのだ(^^;。見れば、段差右側すぐの席では、悲しくも日本人観光客達がうまそうなシーフードをたいらげている。嗚呼、おれのシーフードォォォォ（笑）

で、普通なら「間違えました」と席を変えるんだろうけど、それをどう言ったらいいかもわからず、結局「なんか飲んで別の店へ行こう」ということになった。で、頼んだのはたくちゃんと同じ「IrishCoffee」。イリッシュって何だろう‥と思いつつも他のメニューもわかんないのでそれを飲む。なんと酒入り（爆）。

酒は飲めない訳じゃないけど、こんなにも空腹な時に飲んだらまわるよ〜(^^;まぁこれも試練のうちよ（なんでだ）と飲み干すと、しばらくしてさっき注文をとったウェイトレスがやってきた。それで何か言っていたので「片付けてよろしいですか？」の意だろうと勝手に解釈し「イエスイエ〜ス」と二人で愛想よくしてたら、しばらくしてもう１杯ずつ来てしまった(^^;。どうやら「おかわりいかがですか？」の意だったらしい(^^;

トッホッホォ〜〜！！ただでさえまわるって言ってるのに〜！！とかいいつつ貧乏症でもう１杯も飲んでしまった（爆）。そしたらまた来たので今度は「モウイイデ〜ス」と言った（笑）。

もうヘロヘロで店を出る私（爆）。とりあえず別の店‥とはいったものの、やっぱりこんでいるのには変わりなし。結局、日本で言うところの出店みたいなところでサンドウィッチを買って食べた。このパンがまたフランスパンみたいにかたくて、「かたさが身にしみるのう」と泣きながら食べた(^^;。

その後しばらくブラブラと散歩する。たくちゃんは途中にあった土産屋でぬいぐるみ等を購入。天気も良く、景色も良く、申し分ない観光地なんだけど体調ヘロヘロ（笑）。先程食べたパンも早々に消化され、また何か食べよう、せっかくだからもっと御当地らしいものを食べようってんで、私はエビを、たくちゃんはカニを食べた。特にたくちゃんが買ったカニの店では、おっちゃんがとっても陽気で「カニミソスキ？」と日本語で言っていたりした。

それ程大量に食べた訳ではないけれど、イキの良いエビを食べてすっかり御満悦となった私は再びゲームコーナーへ（爆）。ゲームコーナーは２ヶ所にわかれていたので、今度はもう一方へ行った。そこにはバーチャファイターがあったのでやってみたんだけど、すぐ終わってしまった。「ん〜レバーやボタンの勝手が日本と違うからやりにく〜い」と言い訳しつつ(^^;、さて‥と筐体を見たら、何やらヘッポコな絵が！！（下図参照）

海外仕様バーチャファイターの筐体（左）。ボタンが、親指でガードを押しにくい配置になっていて困った。
右の写真は、インスト（でもないか。キャラ紹介）部分の拡大。アキラがアラブの石油王に！（笑）
何故！？‥‥実は、写真のキャラはVF1開発中に居たSHIBAというキャラで、MODEL1基板(製品)にもデータは存在するのだが決して出て来ないのだそうだ。キャラ紹介のイラストは、この開発中画面を参考に作られたものと思われる。SHIBA自体は96年12月に発売されたサターン用ソフト「FIGHTERS MEGAMIX」にも登場しているので、もうご存じの方も多いかと思う。
ちなみに、実際のゲームでのアキラは日本国内版と同じだった。

‥という訳で、「こんな筐体は貴重！」と早速写真撮影（笑）。なかなか土産もたまってきたな（こんなのが土産か(^^;）と、意気揚々とゲームコーナーを出る。ゲームコーナーのそばには多くの土産物屋が出ていて、いくらたまってきたとはいうもののこんな「土産話」的なもんじゃなぁと真剣に土産物を見にかかる。

実はここで、現在のかみさん向けにアクセサリーでも(^^;ゞと、宝飾店をチラチラと覗いていた。すると、日本でいうところのコ○山○よろしく店のお姉ちゃんが声をかけてくる。でも英語だからわかんないし、でもそれはよその店へ行っても同じだし‥と、なんとも複雑な心境でショーケースの中を見ていると、何やら日本語で書かれたプレートをよこした。

「良質の真珠を破格の＄１０で！」と書いてあった。確かに約¥1,100（当時の価格）は安い。しかしあんまり安いお土産もなぁ〜と首をかしげているうちに、店側の準備は着々と進行。なんだか桶に入ったたくさんの貝の中から、好きな物を選べと言っているらしい。むぅ〜ん、なんかハマってしまっているなぁ‥と思いつつも、結局選ぶ私（爆）。要はそれは真珠貝で、１回＄１０で好きな貝を選べて、中に見事真珠が入っていたらそれをプレゼント、入ってなかったらゴメンなさい、という趣旨の物だった。でもきっと全部入ってたんだろうなぁ(^^;。

で、選んだ貝を開ける段になって何やら「一緒に叫べ」と言われる。どうやら「真珠が入っていますように」の意の呪文らしい。

「スリー、ツー、ワン、アロハ〜！」はぁ〜、なんでこんな異国の地ではずかしいことするハメになったんだ（自業自得）(^^;と、見てたら見事真珠入り。

ともあれ、おみやげはこれプラスもうちょっと高めのものの２点セットで行こう‥と思ってたら、「指輪にしますか？ネックレスにしますか？」と聞いてきた。とりあえずネックレスと言い、しばらく待つとネックレス完成。真珠が接着されるまで触るなという注意の後にお会計。＄１０の真珠とチェーンと真珠を取り付けるホルダーしめて＄３５０（笑泣）。ああ、やっぱりそうなのネとカードで支払い。

大爆笑するたくちゃんの横で、すっかり腰くだけの私。まぁ、金額的には余りあるお土産となったんだけど、こういうのって金額じゃないよね〜(^^;。金額だとしてもメインの真珠は＄１０だし〜(^^;;。でももう２点セットにする予算もなし‥

全ての気力体力時の運を使い果たし（爆）、トボトボと帰路につく私達。帰りの路も当然坂道だったけど、行きの時より辛かったなぁ(^^;。

このままでは悲しい（笑）ということで、その後ホテルのそばでたくちゃんと別行動をとることにして、前日・前々日にも視察した Virgin Megastore でＰＳ版モータルコンバット３と、ついでにモーコンビデオも買ってしまった（笑）。このビデオは、パッケージを見る限りではフルＣＧのアニメーションで、なかなか期待の１品‥のハズだったんだけど、帰国後見てみたらフルＣＧ部分は極一部で、その他は普通のヘッポコ洋アニメ。まぁ、私としてはヘッポコ物でも良かった（あんまりヘッポコだとかえって輸入されないしね(^^;）のでそれ程落ち込まなかった。

なんともトホホ連発の休日となってしまったが、ＰＳのモーコン買ったからいいやと、自分を慰め翌日の帰路に備えて寝る私。ところで詳しい方はもうお気付きかと思うが、ＰＳ版モーコンは国内版が発売されている。私としては「国内で発売されていないから」という意味で買ってきたのだが、帰ってきてすぐに発売されるんだもんなぁ〜(^^;。結局この日の行いはすべてトッホッホだったということでした。泣いても泣ききれん(^^;