NYUSANKIN

ローリー、ヨークなど、ヤクルト似の商品はかつてから多く存在した。しかしそれらはどれもヤクルトと同じサイズであった。

「ヤクルトを大瓶でたらふく飲みたい」‥誰でも一度はそんなことを思うのではなかろうか。冷静になって考えると、ヤクルトを一度にたくさん飲むとあのしつこい味が口中がひろがってしまい‥と首をかしげることになるのだが、あの小さい容器がそう思わせるのではと考える今日この頃である。

そんなある日(どんな日だ)、私はスーパーの乳製品売場(ヨーグルトとかが置いてあるところ)で巨大なヤクルトに遭遇した。よく見たら案の定ヤクルトではなかったが、あきらかにヤクルトの類似商品、その名もズバリ「ビッギー」であった。

Biggy VS Yakult

上の写真の左が「ビッギー」、右がおなじみのヤクルトである。見よこの大きさの違い。ヤクルトの 65ml に対しビッギーはナント 500ml 。約7.7倍、度肝を貫く量である。ちょっと大きめの容器に入った乳酸菌飲料といえば、最近ではサントリーの「ビックル」を思い出すが、それですら 220g である。だいたいビックルは容器の形・材質がヤクルトのそれとだいぶ違うのだが、ビッギーはまさにヤクルトを巨大化させたような形である。

「ヤクルトを大瓶で」‥同じことを考える人はいると思ったけど、まさか商品にしてしまう人がいたとはねぇ、と感心しつつとりあえず1本購入。自宅にて詳しい調査を行った。

‥「詳しい調査」と言っても私は乳酸菌飲料のエキスパートでも何でもないので、調べるったら「飲み比べ」ぐらいなのだが(笑)。しかし飲む前に、容器に記載されている内容について比較してみることにした。容器の形状が酷似しているので比較がしやすい。

「ビッギー」は関西ルナ株式会社という会社の製品である。この関西ルナという会社、実は日本ハムグループの一社らしい。ヤクルトと日ハム‥なんともベースボールな関係だと思ったが、それこそ関係ない(笑)。

それはともかく、ヤクルトといえば容器上半分の出っ張ったところに何やら書いてあるのは皆もご存知だろう。よくその内容が変わったのを記憶している。で、ビッギーにも同様に何やら書いてあるのだ。この文面を比較してみよう。

まずはヤクルトから:

「生きて腸で働くヤクルト菌(L.カゼイ・シロタ株)
 内容成分(1本(65ml)当たり) エネルギー50kcal
 たんぱく質0.9g 脂質0.1g 炭水化物11.5g ナトリウム12mg」

あの狭いエリアにこれだけのことが書いてあるヤクルトも凄いんだが、今回の比較ではビッギーに軍配があがりそうだ。

ビッギー:

「腸までとどくL.カゼイ菌 DRINK・NYUSANKIN」
NYUSANKIN
証拠写真・別に証拠だてなくてもいいんだけども(笑)

なんだよ「NYUSANKIN」って(笑)。なんか書くことなくて思い悩んだ挙げ句書いちゃった、という製作側の悲鳴のようにも読めてしまう。これを見て他の類似製品の文面もチェックしてみたくなってきたのだが、きりがなさそうなのでやめにした。

この他成分などの比較もしようかと思ったのだが、特におもしろそうでもなかったのでやめにしていよいよ味比べ。まずはヤクルトを一気飲み‥うむ、いつもの味。最近流行り(?)の「L.カゼイ菌」とやらが入ったからといって味が大きく変わる訳でもなさそうだ。

続いてビッギー‥見るからに一気飲みはツライ(笑)。とりあえずコップにあけて飲む‥なんだ、アッサリ味じゃん。ヤクルトというよりローリーエースに近い味だった。もし腹が許すなら、一気飲みしてもたいしたダメージではないなというアッサリ感であった。

よく思い出してみれば、ヤクルトのような濃くてしつこい味はこれまで飲んだ類似品になかった(ヨークは結構しつこいが、あれは牛乳に近いしつこさだ)。結局ビッギーもヤクルトのようでヤクルトではない。きっとヤクルトのあの味は特許か何かの問題で他社では出せない味なのだろう。まぁ今回は「ポストヤクルトを探せ」というテーマではないのでそれはどうでもいいのだが、500ml もの乳酸菌飲料をなんか一気に飲めちゃいそうなのがやや残念であった。

という訳で、結局はこんな商品があったよリポートでこの項了‥の前に追記。ビッギーを購入したスーパーに後日行ったらもうビッギーは置いてなかった(笑)。超人気で品薄!?(んなわけない と思う)。