MUE点

労働戦士ハタラッカー

1998/01/14(水) 12:40  NHK FLASH  |  平成09年度

バンダイビジュアル(株)から「ばっちしＶ」というキッズビデオのレーベルが出ていて、それには古今亭志ん輔の乗り物ビデオとか神崎ゆう子お姉さんによる歌のビデオなどがあります。なぜ突然こんな話題なのかというと、正月に実家へ帰ったら母が「ばっちしＶ：フランダースの犬（劇場版）」をくれたからなのでした（笑）。まぁ母が勤めているホームセンターで売っているので買ってくれたのですが、この「フランダースの犬」のパッケージに「ばっちしＶ」のカタログが入っていました。まぁキッズビデオなんで、上記のような本当に子供向けのタイトルばかりなんですが、ひとタイトルだけどうしても無視できないものが！！

　◆労働戦士ハタラッカー
　　ひっさつビーム編　　YYV-004 ¥2,500(税抜)
　　さくれつボンバー編　YYV-011 ¥2,500(税抜)
　カラー/30分/ステレオHiFi Sale & Rental
　©1994 創通エージェンシー・ウッドオフィス・テレビ東京

なんじゃこりゃ！イカス予感！（笑）¥2,500というリーズナブルな価格だということもあり、早速購入のため捜索。そもそもキッズビデオを扱うビデオショップをあまり知らなかったため「ばっちしＶ」自体見つかりにくかったのですが、横浜駅の高島屋CD・VIDEOショップにてようやく発見！しかもハタラッカーだけ¥500の安売り処分！（笑）。残念ながら「ひっさつビーム編」しかありませんでしたが即効で購入しました。

では、「ハタラッカー」がどういうものか、パッケージに書かれていた紹介／解説文を転載します。

さまざまな特殊能力をそなえた労働戦士たち。みんなの生活をたすけ、より良い社会をつくるために日夜たたかいつづけている。かれらはすっご〜いマシンやアイテムをあやつり、かれいな必殺技でむずかしい仕事にたちむかっていくのだ。そう、彼らの名は「ハタラッカー」！それは君たちの未来の姿なのかもしれない。

おうちのかたへ
このビデオは、子供達が感心を持つ様々な職業をヒーローにたとえ、従来とはまったく違った視点から多彩な仕事内容を紹介していきます。画面上に特殊効果や効果音を加えることで、テレビヒーローを楽しむような感覚で色々な職種を学ぶことができます。是非、お子様といっしょにご覧ください。今までとは違った新たな発見が得られることでしょう。

※このビデオはテレビ東京系列で放映された幼児向けテレビ番組「ぐリンちょリンぱリン」のワンコーナーを編集・構成したものです。

‥という訳で、テレ東の「ぐリンちょリンぱリン」とかいう番組（知らない(^^;）のコーナーをまとめたタイトルでした。だからご存知の方もおられるかと思います。

で見た感想。「100点満点で80点」（笑）。

• １タイトルに18ものハタラッカーが紹介されている！

30分のビデオですが、ハラタッカー１回が正味約2分30秒のコーナーの様なので18ものハタラッカーが紹介されています。ストレッチマンもそうなんですが、こうなると当たりの回とハズレの回があるんですね（笑）。とはいえこの手のミニコーナーとしては全体的に当たりの部類だと思います。

• 職業を強引にヒーロー化！

元のVTR自体はいろいろな職業の紹介にすぎないのですが、それに変な技名つけて叫んでみたり（例えば電車の車掌が「ホイッスラー！チェックチェックチェ〜ック！！」とか）、光線風の合成を入れてみたり（これが猛烈にショボい）と、半ば強引にヒーロー化されています。特に合成は本当にショボショボで、もうちょっとやり様があったんじゃないかと言いたくなるほどです。チープさが狙いだったとしてもちょっとハズしてる感有り。でも合成の入るポイントやタイミングはバッチリです。

• 田口トモロヲ氏のナレーションがうなる！

ばちかぶりやめて何してるかと思えばこんなことをやっていた！（もちろんこれだけじゃないけど(^^;）。彼のナレーション‥もうちょっと気合が入ってるといいのにな、と思うことしばしばでした。ちなみにナレーションの内容は、あくまでヒーローを紹介するものになっています。

• 新たなる洗脳ソング！「ハタラッカーのテーマ」

本当にミニなコーナーなので、テーマ曲（BGM）も１曲だけです。曲名は「ハタラッカーのテーマ」。林哲司作曲のこやつが、最初のうちは「おおヒーローっぽいな」で済むんですが18回もくり返し聴いていると耳に残って離れない（笑）。心に残る（残ってしまう）迷曲です。

いつもの通り「見てもらうのが一番」なんですが(^^;。お金に余裕のある方は購入して、貸し出ししている奇特なレンタルビデオ屋があればそこから借りるなどしてご覧になることをおすすめします。この手のコーナーが好きな人なら損ではないと思います。

最後に「ひっさつビーム編」に収録されているタイトル（職業）の一覧を載せます。ちなみになぜ「ひっさつビーム」なのかは全然わかりませんでした（笑）。