具合(GUAI) 2011

帰りのDETSSに、非常にくたびれたというか、具合の悪そうなおじさんが乗り込んできて、ドアのそば=私のワリと目の前に立った。立ったといってもその足はもうおぼついてなくて、いつでも倒れ込みそうな風。酔っ払いというか、激しく眠そうというか、そんな感じ。しかし席を譲る的な方向にもっていきたくても私自身は座ってないし、混雑していて叶わない。何よりおじさんのくたびれ具合(服の汚れ・乱れっぷりとか)がなんとも、「関わっていいものかどうか」の判断を鈍らせる。おじさんはドア横にもたれて無事に立っていられているようなので、得意のとりあえず様子見で。

しばらくしてだんだん混雑も回避、向かいにある優先席もあいた。しかしおじさんは手すりなどにもたれかかって器用に立ったまま寝ていて、空席に気づく様子もない。それだけならほっときゃいいのかもしれないけど、おじさんのもたれかかり方が極端で、座席空間まではみだしてつっぷしているから、すぐ横に座っている人には既に迷惑の域に達している。その様子を目の前で見ている形になってしまった私としては「おじさんを起こして優先席に連れて行くべきかなぁ‥素直に言うことをきいてくれればいいけど、ヘンにからまれて喧嘩沙汰とかになって、運行遅延に繋がったりするのはとんでもないし‥」などなど、いろんなことを考えて脂汗。で、近くにいる第三者のそんな苦悩を知らず、おじさんは目的地についたらヨタヨタしながらもキッチリ降りていった。なんだよ(苦笑)。こういう人って意外と「座ると寝過ごすから」といって、見た目異様に具合が悪そうなのにかたくなに立ってたりするんだよね。だから下手に声をかけなくて正解だったのかも。脂汗損ってやつ(爆)。嗚呼都会って、むつかしい(マコト激似久々)。