おぉれは〜 みたいな歌い出し

ムーディ勝山の歌うムード歌謡が、何度聴いてもムード歌謡にきこえない、ていうか何かに似ている‥と思い続けて幾年月。というほど年月はたってないけど、そんなことが頭の片隅にありながら、何気なくiPod内の曲をシャッフルしてランダムに聴いていたら‥んんッ! コレだ!!

ムーディ勝山の歌とボヨヨンロックは似ている

えーそう? と思う人多数かもしれないが、私が勝山の歌を聴いて似ていると思った曲は間違いなく「ボヨヨンロック」だ。特に出だしの部分ね。で、似ている→パクリ問題に発展させるのかというとそうではなくて(似てると思ってる人少なそうだし)、似てると気づいたことから、勝山の歌とボヨヨンロックの共通点をなんとなく見出したのだ。見出した気がするのだ。見出しそうなのだ(だんだん弱気)。

「まんが道」(大槻ケンヂと内田雄一郎のユニット)のボヨヨンロックは、二人がパーソナリティをつとめていた頃のオールナイトニッポンから生まれた曲、ということしか知らないし、CDしか持っていない=当時ラジオを聴いていなかったので、その発生の経緯なども当然知らない。もしかしたら当時何かで読んだかもしれないけど忘れちゃった。それはともかく、この曲を聴いた時に思ったのは「歌詞にしろメロディにしろ、いかにも子供が即興で作ったって感じだなー」だった。10歳に満たないくらいの男の子が口ずさんでしまうオリジナルソングというと、決まってこういう感じの曲になるのではなかろうか。まんが道の言う「ボヨヨン」の意味は、その即興感・チープ感も含まれているんだろう、なんて、勝手に解釈し、そしてそんな曲をロックにしていることに驚喜したものだった。

そこへ来て勝山問題である。いや別に問題じゃないんだけど、彼の歌うムード歌謡らしき歌も、どこか子供の即興ソング感に満ちており、そこも笑いに繋がっているんじゃないかと。勝山のネタはその容姿と歌詞そのものがメインで、実際それだけなのかもしれない。しかし表だって現れないこの「子供の即興ソング」的な笑い、もしそれも意図されているのだとしたら、勝山ソングは平成のボヨヨンロックなのかなぁ、なんて思ったり。あっ、ボヨヨンロックが出たのも平成か! (1989年だからギリギリ)

子供の即興ソングは、ダウンタウンの松ちゃんが何処かでネタにしてたような記憶がある。いつの世も、子供の即興ソングというのは心の奥底で笑いに繋がっているのかもしれない。それより、出てきた時点で一発屋感炸裂の勝山氏の今後のほうが、老婆心ながら心配だ。ムード歌謡で迫るなら、マジ歌謡曲っぽく伴奏をつけて、毎度の歌詞でイクとか、今の人気ならそのくらいできそう。それでもすぐ終着駅のような気がするので、とりあえずウチくる!?思い出侍のような仕事が見つかることを祈る。ホント余計なお世話だなぁオレ(笑)。