ぶらりパスネットの旅 端ツアーセカンドちはら台篇

(↑上の日付は旅行日を示しています)
2006/10/23 初版作成

【ついでで申し訳ない】

パスネット路線図の右下で一際目立つ、今回は紛れもなく「端」といっていい、京成線ちはら台駅。ここも端ツアーを思いついた当初からずっと気になっていた。ひらがなだし。しかしあまりにも用事のない方面であること、そこまで特急(スカイライナー)が直で乗り入れてないこと、などの理由ですっかり後回しになってしまった。

それで、「端ツアーの残りに行かなきゃ」と思いつつ顔を出したYOKOHAMAトレインフェスティバル2006の千葉モノレールブースで、モノちゃんピンバッジを買った際「ちばモノレール祭り2006」の案内ももらった。をを、これは方角的に丁度よいではないか。という訳で今回、どっちかというと祭りメインで千葉方面へ向かった。


【時間短縮のため尻痛コース】

端ツアーなので「往路はパスネット導入路線のみで」といきたかったんだけど、今回は時間の決まっているモノレール祭りにも行かねばならず、というより面倒くさくて(笑)、楽で一番早いコースであるJR横須賀線・総武線快速使用で行った。


[2006/10/21(土) 大和→横浜]
 大和 09:17発
  ↓ 相鉄本線 横浜行(急行)
 横浜 09:38着 ¥250
[2006/10/21(土) 横浜→千葉]
 横浜 09:50発
  ↓ JR横須賀線・総武線快速 エアポート成田 成田空港行
 千葉 10:57着 ¥1,050

あと今回は、そりゃもう4年以上ぶりに乗降記録をとってみた。すごく面倒くさかった(笑)。特に到着時間がね。以前はよくも熱心にやってたなぁ。

ほんで千葉に到着。横浜から1時間以上乗りっぱなしなのだが、しかし不思議と尻痛にならない。あまり混んでなかったので、楽な姿勢で乗ってたからかな。千葉駅に降りたのはこれがはじめて。おお〜ここが千葉か!と感動するのは後回しにして、早速京成線に乗り換え、まずはちはら台へ向かう。


京成千葉駅

そごうのが目立つ写真でスンマセン、京成千葉駅。

考えてみれば京成線に乗ること自体が相当久しぶり。京成のカード用事はだいたい上野で済んでしまうし、新京成・北総・ 東葉高速といったこっちエリアの用事も、案外京成線を使わないで済んでしまうことが多い。思い起こしてみれば、このぶらり旅を通じてよく知るようになった京成線、旅の思い出も多いわけだ。白地に青の、独特の京成線の看板などを見て、久しぶりの京成感を味わっていると‥!!


MAXコーヒー2006

マイナーチェンジしていたMAXコーヒー。
しかも、つめた〜い。

オオーゥMAXコーヒー!なんか波打った模様がついてるぞ。実は去年の今頃(2005/10)、北習志野へ、友人にあげるMAXコーヒーを買いに行ったことがあったんだけど、その時も違うデザインだった。ぶらり旅をはじめた頃、船橋で見かけたMAXコーヒーから数えて、少なくとも2回は缶デザインがマイナーチェンジしていることになるMAXコーヒー。でも甘さは変わらない。んだろう。今回は買わなかったもんで違いわからず。


【端駅で再確認、京成のすばらしさ】

[2006/10/21(土) 京成千葉→ちはら台]
 京成千葉 11:06発
  ↓ 京成千葉線・千原線 ちはら台行(普通)
 ちはら台 11:22着 ¥410

京成千葉からちはら台までは、時間で見てもそんなに遠くない。だが千原線に入ると運賃がガツンと上がる。後で調べたら、千原線というのは千葉急行電鉄という第三セクター(もうない)がからんでいて、なるほど3セク価格と納得。しかし当日は、そういった情報や肝心の運賃も調べないで来ているので、パスネット出場時の引き去りでビックリした。

などとお金がらみでビックリする前、ここがちはら台かぁーと降り立ったその眼前に、千原線の端があった。


ちはら台その1 ちはら台その2

ちはら台駅ホームより。右の写真がアップ。
ちょっとピンボケ気味でわかりにくいけど、線路が終わってます。

線路が終わってる、みたいなのを見ると本当に「端だ」と思う。欲を言えばそこに壁とかがあって、もうどうにも先に行けないようになってると嬉しいんだけど‥なんて、一応延伸の計画があるところでそんなこと言ってもね。そんな私の希望はともかく、早速外に出て駅写真を撮影。


ちはら台その3

京成千原線の終点、ちはら台駅。
今日もまた逆光ですか

ちはら台その4

逆光にならない方から撮影。

ちはら台その5

駅前ひろびろ〜の様子。
「極真カラテちはら台道場」とかあった。

京成千葉を出てから、窓から見える景色は住宅一色、という感じであった。このあたりもベッドタウンなんだろう。駅前がいかにもそういう雰囲気を醸し出していた。途中、学園前とおゆみ野の間にMrMax(おゆみ野ショッピングセンター)が見えたんだけど、それのデケーこと。しかし、そのくらいしか見えなかったところに少々の寂しさを感じる。まぁ、電車から見える範囲なんて限られてるけどね。


千原線もあまり本数が多くないので、サッサと戻ることに。今回は記念に券売機でカードを買い、発車時刻が迫っているので慌て気味で改札に入ると‥


BMK

いよ〜ぅ久しぶり、「BMK推進運動」

おぉ、相変わらずやってるんだね。と階段を下りよう‥としたら別のポスターを発見。んんっ!?こ、これは!!!!!


BMK-MEN

BMK-MEN

び、び、「BMK−MEN」!! メンか! メンなのカァ〜〜〜ッ!!! チラ見した一瞬でツボにハマってしまった。「MEN」「アメコミ調」とくればおのずと元ネタはわかるが、それがこともあろうに「BMK」で使われているところがもう、私のラッフィング中枢を鷲掴みした。あんまり爆笑しすぎて乗り遅れそうになったよマジで!

更にこのポスター、右下のほうをよく見ると‥


このポスターはイメージです

このポスターはイメージです

もうダメだ(失神)。京成グルーブにはかないません。BMKをはじめて知った2001年、「ベストマナー向上」が「略してBMK」である時点でサムズアップを禁じ得なかった。あれから5年、BMKはとどまるところを知らない向上っぷりを見せていた。ありがとうBMK-MEN。このまま今後も、いろんな意味で向上に努めてほしい。


[2006/10/21(土) ちはら台→京成千葉]
 ちはら台 11:34発
  ↓ 京成千原線・千葉線 京成津田沼行(普通)
 京成千葉 11:51着 ¥410

【千葉モノレール初乗車】

千葉へ戻る津田沼行の電車の中で、「千葉駅近辺にPassportないかな〜」なんて携帯で調べてたら、残念ながら千葉駅近辺にはなかったんだけど、さっき見たおゆみ野のMrMaxにはあったそうで、「なら寄ればよかった〜」とションボリ。でも今日のメインはこれから行くちばモノレール祭りなので、のんびりはしていられない。


千葉駅

JR/モノレール 千葉駅。
この写真はそごう別館8Fの駐車場から撮影。

戻ってきた京成千葉駅では、「モノレール乗換口」というのがあったのでそっちから出てみた。乗換口といっても高田馬場や日暮里みたく改札直結〜という訳ではなく、双方改札口が近いだけで、一回出て入場し直し、であった。まぁ千葉モノレールはパスネット対応ではないので、あまり合体されても困ってしまうが。

そんな千葉都市モノレールは、パスモ対応になるらしいけど、ICカード導入時期は未定とのこと。実際千葉駅の自動改札も、対応する雰囲気はなかった。という訳で、去年の横浜トレフェスで買った見かえり風太くんのモノレールカードできっぷを買って入場。


千城台行

モノレールの千葉駅にて撮影。

千葉モノレールに乗るのはもちろんはじめて。湘南モノレールと同じ懸垂型で、懸垂型モノレールでは営業距離世界最長だそうだ。ぶらさがりでものっかりでも、モノレールって高いところを走るからコワイんだよねぇ〜。実際千葉駅から出たあたりがかなり高所で、ヒーヒーいいながらも下覗いたりした(恐い物見たさ)。千葉モノレールはワンマン運転で、時刻表を見てたら3両や4両編成もあるみたいだったけど、この時間は2両編成だった。


[2006/10/21(土) 千葉→動物公園]
 千葉 12:05発
  ↓ 千葉モノレール タウンライナー2号線 千城台行
 動物公園 12:16着 ¥320
動物公園駅その1

動物公園駅の出口。

動物公園駅その2

千葉市動物公園側の出口。
モノちゃ〜ん

動物公園駅その3

その名のとおり、千葉市動物公園の前。

動物公園駅に到着。今日はお祭りがある上、そうでなくても千葉市動物公園へ行くカップルなんかも多く、乗客はかなり多かった。

駅に到着する直前、動物公園内の遊園地「ドリームワールド」の、観覧車のそばにあった龍の形をしたものが妙に目立っていた。


ドリームワールド

正面からだとわかりにくいかな?
ドラゴン形をしている。

まぁ遊園地にあるものなので、そんなものもあるだろうと思いつつ、「稲毛ドラゴン」と勝手に命名。


【大盛況の祭りは牧歌的ながら随所にアツい演出が】

駅から少しだけ歩いて、お祭り会場の千葉モノレール車両基地へ。駅から会場まで、家族連れなど人の往来がたえない。かなりの混雑を予感する。


ちばモノレールまつりその1

「ちばモノレール祭り」入場ゲート。

ちばモノレールまつりその2

催しはこんな感じ。

ちばモノレールまつりその3

左手が物販コーナー、
右の建物の中で鉄道模型・プラレール関連。

入口を入ってまず、鉄道模型・プラレールのところで既に行列。それだけでなく、見渡す限りかなりのお客さんだ。うお〜大盛況だ! と思いつつ、まずは当然のように物販コーナーへ突入。この出店企業のラインナップが、今までで未体験なところが多く‥


千葉モノレール、新京成電鉄、銚子電気鉄道、北総鉄道、つくばエキスプレス
まぁこのへんはわかるとして(今回は濡れ煎餅買いませんでした)‥

伊豆急行、ゆいレール
ゆいレールはモノレールつながり?パンフレット配布のみだったのが残念。伊豆急はどういう‥といっても、鉄道関連であれぱまぁ深くは考えないんだけど‥

ブリヂストン、東洋ゴム工業、ダンロップファルケンタイヤ
物販コーナーに入っていきなりタイヤが並んでてビックリしたよ!車関連のイベントかと思っちゃった。このへんてタイヤ工場が多いんだっけ?

友晃(軽自動車展示販売)
くわっ!もはや、ちょっとした物販の域をこえている!!おまつりに来たついでに車買っちゃうって、あるのかなぁ‥

東京電力、DoCoMoショップ(佐倉店)
このへんになると「露店で何を売るんだ」と思ったけど、「料金プラン診断を受けた方に、ドコモダケマスコットを差し上げま〜す」と言っていた。なるほど。


‥その他ヤクルト販売とか、どれも地域密着的な出店だとはわかったけど、その多種多様ぶりにしばし呆然としてしまった。こんなのもお祭りっぽくていい。ちなみに私はモノちゃんキーホルダーのみ購入。

あとは会場内をブラブラしてみる。長い行列のできていた車両公開などは見られなくてもよかったので、ホントにブラブラしただけ。


ちばモノレールまつりその4

ステージの様子。フラダンスショーとかやっていた。

ちばモノレールまつりその5

個人的に大注目だった「いも掘り」の受付。
鉄道イベントでいも掘りってはじめてだよ!!
敷地内にさつまいも畑があって、社員さんたちが育ててたのね。

ちばモノレールまつりその6

車両の洗浄は体験乗車もできたけど、それもすごく並んでたので
よく見えるところを撮影。でも結局、洗ってるところは見なかった。

ちばモノレールまつりその7

検修庫。左下に小さく見えるのがドクターイエロー。

ちばモノレールまつりその8

千葉「都市」モノレールっつーくらいなのになぜ縄文!?
の答えは、「千葉市立加曽利貝塚博物館」の催しでした。
ここがもちつき会場だったみたいだけど、もうつきおわってた様子。

ちばモノレールまつりその9

こちらも加曽利貝塚博物館の催し。
子供たちが火を起こしてました。

ちばモノレールまつりその10

検修庫側から撮影。

千葉都市モノレール本社

まったく知らなかったけど、ここに本社もあり。
なにげに本社訪問までしてしまった。

今回のお祭りでは、物販はもちろんのこと、事前に内容をチェックしたとき「いも掘り」「餅つき・火おこし」に激しく反応した。地域密着型イベントではそういう鉄道関連ではないことをやるのも不思議はないけれども、なかなか好んで行くイベントでそういうのをやらないので、興味津々だった。ホント久しぶりに、町のお祭りに来た!という感じで、雰囲気を感じるだけでも充分楽しかった。


だいたい全体を見てまわれたので、ぼちぼち帰るかなー、と思ってたら、目の前に駅らしきものを発見。


ちばモノレールまつりその11

ミニ電車 検修庫前駅。

ああ、そういえばミニ電車の運行もあるなんて書いてあったっけ。これまで顔を出してきた鉄道イベントでは、どこでも当然のようにあるこの手のミニ電車。いやどこにでもって訳じゃないか、行ってるのが横浜市営のイベントばっかりだからなぁ。いずれにしても私にとってはそんなにめずらしいものではないので、あまり注目していなかった。子供向けだから乗れないしね(笑)。ただ、事前に見た案内に「作ってみました ミニ電車運行」と書いてあったのが、ちょっとだけ気になっていた。「作ってみました」とはどういうことだ?だいたいああいうのって、専門業者が作ったものとかを使うんじゃないのかな、と思って見てみたら‥‥!!!!!


ちばモノレールまつりその12

ミニ電車 千葉モノレール版

オール手作り!うわッ激アツ!!! 線路まで手作りっぽいよ!?こんなものすごい作り上げっぷりなのに「作ってみました」という謙虚な姿勢。もともとモノちゃんのカワユサ(笑)にグイグイ引き込まれるようにしてここまで来てしまった私の中で、千葉モノレールの株がグングン急上昇。


ちばモノレールまつりその13

感動したので拡大図。

見よこの作り込み具合。運転席のシートは実際に使用された車両のシートかなんかじゃないかな。妙に本格的(つーか多分本物)のブレーキレバーは、見てた限り単なる飾り(笑)。そのあたりのこだわりがステキ!!


ちばモノレールまつりその14

終点、というか土嚢で行き止まりの「洗浄体験駅」

乗車している子供たちを、嬉々として撮影しておっかけるお母さんたちと一緒に、終点までついていったら、「それではここから折り返しま〜す。ハイみんな後ろ向いて」と、反転する進行方向に合わせて乗り向きを変えさせていた。線路が一直線に一本しかないからね。にしてもこのアナログさがたまらん!!しかも子供だから言うことをきかず、向きをかえない子供とかいて、車掌さんも苦笑いしてるし。あぁ、なんてほのぼのして、そしてアツいんだ。千葉都市モノレール万歳。横浜市交通局の次に好きだよ。でも遠すぎるのが難点。


思った以上に「お祭り」感を堪能し、でもそこに千葉モノレールの皆さんのアツい心意気なんかも感じたりして、大満足で会場を後に。


[2006/10/21(土) 動物公園→千葉]
 動物公園 13:02発
  ↓ 千葉モノレール タウンライナー2号線 千葉みなと行
 千葉 13:14着 ¥320
モノちゃんshop

千葉駅にあった「モノちゃんshop」

千葉駅に帰ってきたら、売店の名前が「モノちゃんshop」!?グワッ、とどめをさされた。もちろんモノちゃんグッズも販売中だったが、さっき買ったばかりだし、そんなにたくさん種類もないのでここでは特に買わず。


用事も済んで腹へったな〜、とJR千葉駅のほうへ歩いていったら、回転寿司「うず潮」で「Suicaが使えます」と書いてあったので、思わず入店。前から一度はやってみたかった、念願の「スイスイ寿司」だ!ったって、回転寿司の支払いをSuica電子マネーでするだけなんだけどね。当然のことながら特に変わった味ではなかったけど、腹が減ってたのでヒョイパクたべてしまい、あやうく食べ過ぎてしまうところだった。そこが回転寿司の罠。なおここのお店はスイスイ寿司だから、って訳じゃなく場所柄だと思うけど、女性一人でのお客さんが目についた。それとも最近の回転寿司ってそういう感じなのかな?


そのあとはせっかく遠くまで来たので近辺のゲーセンなんかにも行ってみて、来た道をそのまま帰った。横浜からは、最近(でもないか)できた相鉄の各停大和行きに乗車。少し時間はかかるけどすいてるのですぐ座れていい。


[2006/10/21(土) 千葉→横浜]
 千葉 14:47発
  ↓ JR総武線快速・横須賀線 久里浜行
 横浜 16:03着 ¥1,050
[2006/10/21(土) 横浜→大和]
 横浜 19:12発
  ↓ 相鉄本線 大和行(各停)
 大和 19:45着 ¥250

【今回の旅に大満足しつつ端ツアーはファイナルへ】

ちはら台にしてもモノレール祭りにしても、正直こんなに楽しめるとは思っていなかったので、予想外の充実感があった。そもそも遠出できるだけで嬉しかったんだけど、旅先で楽しいことに出会う、これぞぶらり旅の神髄。またそんなものを感じつつ、端ツアー設定駅は残すところ伊勢崎方面のみ。いつ行こうかなー年内は無理かな?ともかくパスモがはじまるまでには行く予定。